2016/05/10 のログ
東郷月新 > かの【炎の巨人事件】の時、首謀者が言ったそうだ。

「この力があれば全てを変えられる。腐った常世財団も落第街も焼き尽くし、新たな秩序が生まれる」

なるほど、ある意味正しい。
この落第街を黙認する限り、そして全てを焼き尽くす覚悟が無い限り、惨劇は起き続けるだろう。

誰が望んだのか。
常世財団なのか学園上層部なのかあるいはもっと上位の意思なのか。
それは知らない。

東郷はただ、斬り続け、殺し続けるだけである。
己が斬り殺されるその時まで。

「心配後無用。これでも、己の分際くらいは弁えておりますからなぁ」

東郷月新 > 挨拶といくばくかの進物を置き終わると、東郷は再び落第街の闇へと消える。

彼が果たしてどのような結末をむかえるのか、それを知る者はまだ居ない。

ご案内:「スラム」から東郷月新さんが去りました。