2016/06/30 のログ
ご案内:「スラム」に浦松時子さんが現れました。
ご案内:「スラム」にバラルさんが現れました。
浦松時子 > スラム街の袋小路
10m四方の空き地で足を止める。
周りは崩れかけたビルに囲まれていてスラムでもわざわざ人が寄ってこない場所だ

「そうそう、名前言ってませんでしたね、浦松時子って言います、それじゃあ…ちょっと遊びましょうか!」
靴と靴下を脱いで…靴と地面の小石を蹴ってバラルの顔面に叩きつけようと

バラル >  
 周囲を一瞥。
 確かに、ここならば物好きぐらいしか来ないだろう。 

「――こんな場所があるのねぇ、
 私はバラル――魔王バラルと名乗っているわ。趣味は世界征k――ッ!」

 奇襲は通る。
 蹴り挙げられた小石と靴の飛礫は真向から受ける形となり、更なる隙を産み出したか。

 

浦松時子 > 魔王とか名乗っていたか
自称魔王なら何人かいた、だが彼女はそんな自称魔王とは比べ物にならないと感じるほどの力を持っているだろう。

「もう始まっていますよっ!」
だが魔王と言うのは油断するのが玉に瑕だ。
素早く指先から粘着性の糸を出してバラルの肩に付けて、それを拘束で巻き戻し接近して顔面にドロップキックを叩きつけようとする。

バラル > 「んっ……!」

 確かにアーケードゲームをしくじる程度にはフィジカル的――特に瞬発力としての権能は持たない。
 上手く不意を打たれればばすんなり通る。

 とは言え、それは不意を打たれるまでの話だ。
 肩に付着した粘液性の糸をそのまま受け、高速で巻き戻されながらも備える。

 右腕を上げて顔面への直撃を防護。
 右腕で差し出すことで顔面への直撃こそは避けるが、腕に伝わる衝撃は重い。
 故にたたらを踏むようによろめくし、糸の関係で距離は取り辛いが――

「《凍り咲け》――ッ!」

 バラルの手元に、小さな冷気の塊が生ずる。それは周囲の大気に干渉する類なのだろう。
 冷気の塊は周囲の大気から水冷を支配し、育つ蔦花の如く氷柱を産む。
 ――確かな指向性を以って、時子へと迫る。

 

浦松時子 > ドロップキックは腕でガードされる
完全な奇襲成功とはいかなかった、そのまま地面に着地して立ち上がろうとしたところで

「キャッ!」

恐らく魔法だろう、蔦のように襲い掛かる氷が足に絡みつき足と縛る。
今度はこっちが動きを止めることになった

「あら、やっぱりやるじゃないですか」
動けないが焦らず余裕の態度を見せる。
焦りは禁物、態度を悟られてはいけない。

バラル >  
「お互い様。全く、最近の女子はパワフルねぇ……
 ……って、貴方は昔の女の子だったかしら?」

 氷で扇子を作り、口元を隠す。
 肩の粘性糸は気に掛けていないフリをして覚えている。

「《月より来たれ――愚かな廊下――」

 一歩だけ引いて、立ち止まる。
 一呼吸の後、詠唱を開始する――。
 

浦松時子 > 「それでもあなたの方が年上だと思いますけどね」

魔王と言うからには長生きしてるだろう
そう言っていると詠唱を初めて

まずい、詠唱が必要となるとかなり大型の魔法だ
動けない相手に一気に威力の高い魔法をぶつける、確かに有効的だ。

だがこっちもまだ隠し玉は残っている

「させません!爆発蟲!」
口から大量の羽虫を出せばバラルの体に張り付こうとする。

バラル > 「誘――》 !」
 
 そうは甘くないと内心舌を打つ。
 相手が”有効打足りえる飛び道具"を繰り出したと判断すれば、

 詠唱を途中で止めて"できかけの魔術"を強引に放出する。
 月――闇と光を備える魔力をそのまま衝撃波として成立させ、羽虫を弾く。
 硬度次第だが、間近に居る蟲は砕けるかもしれない。

 本来のそれに比べれば微々たるもので、効率も良くはない。
 が、持前の魔力故に手札足りえる威力はあるのだろう。
 

浦松時子 > 衝撃波に虫を全て吹き飛ばされる。
それと同時に虫が全て小さな爆発を起こす

その爆風が氷の蔦を砕いてくれれば強引に氷を引きはがして動けるようになって。

どうやら魔法使いタイプのようだ、だったら距離を離して戦うのは得策ではない。
一気にダッシュして距離を詰め、喉に向けて地獄突き、いわゆる抜手を放とうと

バラル >  
(間合いの自由が強いタイプは厄介、ねっ……!)

 虫使い。一連の動作から相手をそう認識し、
 肉薄する相手を止める には 時間が足りない。
 首を狙う打撃はそのまま受けて、乱暴に粘着糸の残っているであろう左腕を振り回す。

 爆発の余波で途切れている あるいは今にも千切れそうになっているかもしれないが、
 そうでなくても腕を暴れさせて悪足掻きを返すに越したことはない。
 ……肉弾戦の技術もなく、秀でている訳はなくともそれなりの下地があるのだろう。
 非力と言うには少々重い、力任せの暴れ腕が迫る。