2017/11/12 のログ
ご案内:「スラム」に近衛 昴さんが現れました。
■近衛 昴 > 一旦身体を置いて赴いたのは以前、なりゆきで風紀委員に協力する形で掃討した人身売買をしていた組織が根城にしていた廃ビル。
さすがに数日たっているだけあってもう物も殆ど残されておらず、なにか残っていたとしても銃撃によって原形を留めていないほどに壊されており、収穫らしい収穫は残されていないようだ。
残党も風紀の姿もないところを見ればどちらの勢力にとっても不要なものなのだろう。
なにかまだあれば、それを手土産に風紀相手にさらにパイプの強化と見返りを期待していたが、そううまくいかないものだ。
■近衛 昴 > 組織がいた上階は見るも無残に半壊しており、かなりの死傷者も出た場所だけに身体の透けた少女が立っていれば幽霊と間違われてもおかしくないが、その本人が幽霊にビクついている状態で。
この異能を使えるようになってから、幽霊は電気に近いという仮説をあながち間違っていないのではないかと感じることがある。
電子化した状態で街などをふらついていると時々やけに空気が重い場所や暗がりのように感じる場所があるが、生身だと何も感じない平凡な場所にしか見えない。
恐らくその場でなにかがあったり、吹き溜まりのように寄り集まって力場のようなものを作り出しているのかもしない。
それが形になったものが幽霊だったり、怪異と呼ばれるのかもしれない。
少なくともお近づきにはなりたくないし、仲間と見られるのも勘弁して欲しいと廃墟を散策し始めて
■近衛 昴 > 上階は物どころか建物も殆ど残っておらず、下へ下へと階を下がってくるも目ぼしい物はありそうもない。
この身体になってから便利なことは壁を抜けられるから隠し扉や隠し部屋も簡単に見つけることができるし、なにより何かしらの魔力や力を纏っている物だけ掴める性質を活かし、一見普通のものに見えるが何かしらの力を纏っているものを識別することができる。
もし闇雲に進んで身体に何か当たるような物があればそれなりに力を持った品物だと判断でき、ある種の目利きの代わりになるので探索には有用だ。
結局1階までなにも見つからずに降りてきてしまい、あと残すのは地下だけとなりその入り口へとくると入り口は閉じられているが、ただの入り口なのに扉越しに感じる思い空気に探索の足は止まってしまうか。
「…空気が重い、この先なにかあるな、たしかここは商品にされていた娘達の軟禁場所だったはず…」
ご案内:「スラム」に陽太さんが現れました。
ご案内:「スラム」から陽太さんが去りました。
ご案内:「スラム」に陽太さんが現れました。
ご案内:「スラム」に和元月香さんが現れました。
ご案内:「スラム」から和元月香さんが去りました。
■近衛 昴 > 上の階では躊躇なく壁を抜けていたが、この扉だけは何故だか躊躇してしまう。
意を決して扉を抜けると目の前に広がる奥が見えない暗闇と淀んだ空気に一瞬体が硬直するも、抜けきると照明へと手を伸ばして強制的に点灯させると広がるのは空になった鉄檻と鎖に繋がれた枷が転がる空間で。
明らかに重い空気に浮いているのが辛くなり、不意に枷へと手を伸ばすと持ちがげられてしまい、驚きの声と共に放り投げてしまうか。
「…嫌な空気だな、手枷しかない、きゃあぁッ!つ、掴めた…」
まるで信じられないものを見たような顔で、ただの変哲もない枷を眺めてしまうか。
本来量産されているようなものは触れないはずだが、それが触ることができるということは後々になって力を帯びるほどのことがあったことを示していて、早々にこの場を去りたい気分になるか
ご案内:「スラム」に和元月香さんが現れました。
ご案内:「スラム」から和元月香さんが去りました。
ご案内:「スラム」から陽太さんが去りました。
■近衛 昴 > そのまま踵を返すと再び扉を抜け出ると重苦しい空気からようやく開放され、一刻も早くこの場所から離れようと建物の外へと急ぐか。
入り口から地下への入り口を眺めると先ほどの嫌な空気を思い出し、触れるものを探すのも大概にしないといけないと思いながらその場を後にするか。
ご案内:「スラム」から近衛 昴さんが去りました。