2015/09/19 のログ
■ヴァルトラウテ > (朝食を少しずつ食べつつ……もはやそれさえも光栄なようだ)
公権力の場合……ですね。
父様の活動は素晴らしすぎるあまりに、まだ世間では理解されませんからそれも仕方ないですね
……ですが父様
ヴァルは導き手なのですから負けるつもりはありませんよ?
(少しむくれたように
とはいえ、反抗的というよりかは、父様に評価してもらいたい、というのがありありと見える)
■ダリウス > 「わかっていますよ」
むくれる様子を見ればくすりとやわらかな笑みを返す
「それでも状況と言うものは一定ではありません。
ヴァルの力を信頼した上で、言っているんですよ。
相手が一人ばかりとも限りません、高レベルの異能者が徒党と組んでいることだってあるかもしれません。
でも、そこがわかっているなら心配はいりませんね」
カチャカチャと自分が食事を済ませた食器を重ねて
「ヴァルの判断にお任せしますよ」
■ヴァルトラウテ > ……はい、父様の期待に添えるよう頑張ります。
(人形は知らない、高負荷下で壊れることも含め期待されているということに
どこまで耐えるのかどこから壊れるのかその対処法はあるのか
そのための試験機であり、そのための戦闘機械である
だが今は……ただ食事が終わってしまうことが名残惜しいだけの少女だった)
■ダリウス > 「………」
擬似魂魄による細やかな精神や感情の実装
それは即ち、霊体に依存する異能の再現の足がかりでもある
この素体の完成度は高い
まずアンドロイドとは気づかれないレベルだ
だからその精神面も、メンテナンスする必要がある
「夕飯は何か僕が腕によりをかけて作ります。
その時間までにはちゃんと帰ってくるんですよ」
そう言って笑いかけた
■ヴァルトラウテ > っ……!!
………………はい!
(その言葉を聞くとぱぁっと明るくなる
基本的に自分からそういうことをして欲しいとはあまり言い出さない
用事もないのに自分のわがままで父様の仕事を邪魔してはいけないと思っているからだ
だが、父様が言うなら話は別である
たったそれだけのことで瞳を輝かせ、期待に胸を膨らませつつ、研究室を背にする)
……では、行って参ります、父様
その頃までには帰りますので。
■ダリウス > 「いってらっしゃい、気をつけるんですよ」
にっこりと笑顔で、『娘』を見送る
……この分だと成果をあげる為に無理をし兼ねない
万が一のために監視をつけておく必要はありそうだ
「(二体ほど諜報用のスリーパーを調整してつけておきますか)」
万が一何があったとして、公安や風紀に回収されると面倒なことになる
研究区のこの特室が公的に認められた場所であるために、そのリスクは最大まで軽くしておかなければならない
■ヴァルトラウテ > (父様との夕食。
それを目当てに落第街へと赴く人形
狐に言わせれば「歪んだ愛情であるの」とのことだが
そこに愛情というものがあるのかどうかはわからない
ただ、研究成果を大事に思うのが愛情なのかどうか、と言われれば
それは誰にもわからなかった)
ご案内:「研究区・異能力研究特室」からヴァルトラウテさんが去りました。
■ダリウス > 「いやぁ、どんな形であれ娘というのは可愛いものですねえ」
呑気なことを言いつつ、テーブルの食器を流しに運ぶ
「あ」
ふと、何か思い出したかのように脚を止める
「すっかり忘れてましたねぇ。
学園に僕の養子ということにして通わせるなら、涼子にも一応言っておかないと」
養子として引き取ることになった、ということで納得はしてもらえるだろう
それよりもむしろ、氷架のほうが問題だろうか
突然義理とはいえ妹が増えることになる
「‥ま、あの子なら仲良くやってくれるでしょう。
電話の一本でもいれておきますか」
ふふんふん、と鼻歌と共にかちゃかちゃと食器を洗う音が響く
異能力研究特室の午後はこんな感じで過ぎていくのでした
ご案内:「研究区・異能力研究特室」からダリウスさんが去りました。