2016/07/05 のログ
ご案内:「メルル博士の地下研究所」にメルル博士さんが現れました。
メルル博士 > そこは、地下にある広大な研究施設。あまりの広さに、迷宮とすら思えてくるだろう。
怪しげな機械がいくつも並び、数多ある緑の液体が入ったカプセルには人体実験などに使われる眠らされた人間や異邦人やクローンなどがいれられている。
恐ろしい事に、カプセルの中にいる異邦人の中には“神”や“悪魔”など高位な存在も含まれている。
日々ここで、数々の実験が行われているのだ。
自らの居城とも言える研究所の廊下をメルル博士は突き進む。
メルル博士の背後には、助手である数人のアンドロイドやバイオノイドもいた。彼等は常世の制服を着ており、普通の人間と見分けがつかない。

「《人造合成神ラグナレック》……。今ですら全てを滅ぼすだけの力があるというのに、まだ進化を求めているようですね」
メルル博士は無感情に呟いてみせる。
今、メルル博士が考えている事は、天才である彼女が最高傑作と称する《合成されし神々》の事だった。
神々を人為的に合成させる。神々をも玩具として扱う狂気染みた技術をメルル博士は持ち合わせていた。

ちなみにこの地下研究所は関係者以外立ち入り禁止ではあるが隠れ家というわけでもないので、地上にあるエントランスの受付に話しかければちゃんと対応してくれるだろう。

メルル博士 > 「さらなる合成を求めるのであれば、《合成されし神々》にまた餌を与えなければいけませんね。
 今日は、モルモットの神を五柱ほど合成させてみましょう」

神々を扱った合成をあっさりと決断する8歳の少女。
神と呼ばれる程なのだからどこかで崇められていたのかもしれない。だがメルル博士にとって、神は実験材料でしかない。
「モルモットの神を五柱、今すぐ用意してください」
メルル博士は、廊下を歩きながら助手のバイオノイドにそんな指示を飛ばした。
この研究所には、モルモットの神などいくらでもいる。
その内の五柱を《合成されし神々》の餌にするだけだ。

メルル博士 > やがてメルル博士達は、広い部屋にたどりついた。
この部屋にもいくつもの装置が置かれており、あちこちに設置されているモニターのライトがメルル博士達を照らしている。
中央には、一際巨大な機械の塔とも言える装置があった。

「神々を合成する準備が出来ましたら、《人造合成神ラグナレック》をモニターに映してください」
もう随分と進化している《合成されし神々》。これ以上の進化を続ければ、やがてこの銀河をも破壊しかねない代物になってしまうかもしれない……。
これまで合成した神の中には破壊神みたいなもの含まれているため、破壊の本能が芽生えていてもおかしくはない。
恐ろしい話であるが、こんなとんでもないものを生み出したのは他でもなくメルル博士である。

ご案内:「メルル博士の地下研究所」にデッドフールさんが現れました。
デッドフール > 「ハローハローハロー。ん? なんだ? 俺様ちゃん不思議なところに迷いこんじゃった感じ?」

と、まぁそれらしい言い訳しておけばまぁオッケーだろ?
おっと、「まぁ」って二回もいっちまったぜ、やっべー。
まぁ、いいか。
迷子の可能性がゼロじゃない以上俺様ちゃんがここで迷子で迷いこんでもそれは仕方がないことだから許してくれるね、ベイベー。
へい、どうも、センキュー。
 
「で、なにこの趣味の悪い奴。シェイクの出来そこない?」

メルル博士 > 突如、警報が鳴りだす。
『侵入者が迷い込みました。侵入者が迷い込みました』
正規の手順を踏んでいるならともかく、迷い込んだとなれば警報も鳴る。

「……侵入者ですか。
 モニターを映してください。
 合成の準備はそのまま進めてくれて構いませんが、メルル博士の指示があるまで始めてはいけません」
メルル博士のいる部屋のモニターに、侵入者赤黒いコスチュームを着ている男が映しだされる。

同時に、デッドフールの周囲をアンドロイドやバイオノイドが取り囲む。
彼等の見た目は人間であり、性別は様々。常世の制服を着用しているが、この研究所の職員である事は察する事ができるだろう。
アンドロイドやバイオノイド達は一斉に、デッドフールに向けてレーザー銃を構える。

そしてメルル博士は、マイクからデッドフールに話しかける。
『何をしに来たのですか? 侵入者さん』
デッドフールの正面にあるモニターから、メルル博士の顔が映し出される。

デッドフール > 「おい、何勝手に俺がいるところてめぇが決めてんだ?」
 
そういうと俺様ちゃんはもうメルル博士の後ろにいました。わーお、すごーい。
どうしてそんなところにいるって?
異能も魔術も異世界生物もヒーローもどきもヴィランもいる島でそんな事聞くなんてナンセンスじゃね?
つまり、これはそういうこと。拍手喝采どうもありがとう。
 
「何をしに来たって、なんだ、理由がなきゃ来ちゃいけないのか? 理由がないとアンタに話しかけちゃいけなかったのか? いやーん、俺様ちゃん君とお話がしたーい、ってだけで来ちゃだめだったわけ? ひどくないそれ?」

メルル博士 > 「……」
メルル博士は、手前のスイッチを押した。
世の中不思議な事もあるものである。仕方がない。
メルル博士は、傍らのスイッチを押す。

すると、謎の技術によりデッドフールの周囲の空間が歪んでいく。
気がついた時には、デッドフールは転移荒野にいる事だろう。
何が起きたのか、それはきっとメルル博士にしか分からない。

ご案内:「メルル博士の地下研究所」からメルル博士さんが去りました。
デッドフール > 「はーっはっはっはっはっは!! やりやがったよ! てめぇの意にそぐわなきゃこれってか! てめぇは俺に押し付けるのに俺の押し付けはきかないってかぁ? 大した性根してるじゃねぉえかおい!」
 
おいおいおいおい、自称天才のやることがこれたぁ恐れ入るぜ。
そんな奴が銀河も破壊し尽くす神を作るとかどうとかいっちゃうわけかぁ~~~~。
おっと、なんで俺がそんな事をしっているかって?
そんなのは簡単だ、俺の異能の力だからだ。
そう書いとけばなんでも通るだろうよ。
なにせ銀河を破壊する神がいるとかいたらそうなる程度にこの世界は安いらしいからな?

ご案内:「メルル博士の地下研究所」からデッドフールさんが去りました。
ご案内:「余白」にデッドフールさんが現れました。
デッドフール > 「いっとくけどよぉ、設定にいくらでも強い事かいてああだこうだしたってよぉ。人に少しでも押し付けたんならやってることは俺と全く同じだぜ? 良く覚えとくといいぜ。少なくとも俺はたった一人の自称天才にぶっ壊される程度の安い銀河に生きてるつもりはないんでな! じゃあな! 愚者に死を!!!!」
ご案内:「余白」からデッドフールさんが去りました。