2015/06/09 のログ
ご案内:「第一演習場」にヒカサ=カノさんが現れました。
ヒカサ=カノ > [夜になればまだちょうどいいくらいに涼しい初夏の空。]
[月が辺りを照らし、空にはいくつかの星。]

[紅の少女の手にはビニール傘。似つかわしくないがいつも通りである。]
(ちょっと寝る前に運動運動っと・・・)

[そういうと傘を少し振るう。傘は光を帯びて残光を残す。]
[それに反応したか演習場には付近数mの範囲に紅白交互に同心円で広がる直径は人一人分ほどの的が現れるだろう。]

ヒカサ=カノ > (今日は1000枚抜きで。)
「―――今日も楽しい夜でありますように。」
[決めポーズ。そして目の前に現れた一枚を傘で一閃。]

[その一枚でスイッチが入ったかのように、少女の周りには同様の的がいくつも現れる]

ヒカサ=カノ > [目の前に現れる的は剣のように、遠くの的は銃のように。傘は光を纏い、飛び出し、それを壊す]

[的は壊せどまた現れる。今日の天気は晴れ時々的だ]
(相変わらず鬱陶しいくらい多いなぁっ!)

[一人、傘を振るっていた]

ヒカサ=カノ > [いくらか時間が経ち、かなりの的が壊されたであろう。]
[ヒカサも相当身体を動かしたであろうか。]

[普段からクロスバイクに乗って長距離移動をしているため、体力には自信がある。]
[しかし壊せど現れる的。彼女には終わりがない的当てに踊らされていた]

ヒカサ=カノ > [傘は大振りに、そして振り方も乱れていく]
(―――こんな程度でくたばるわけには・・・っ!)

[息が切れ、体温は上がり汗が飛ぶ。]
[先に折れるは的か少女か。]

ヒカサ=カノ > ―――数多ある異能評価基準の一つ"CTFRA"
《異能》の制御技能の習得状況を評価するための基準。

ヒカサの異能は"傘を操る"というもの。
見ての通り傘は剣や銃のように操り、対人での近接攻撃を得意とする。

傘を振れば自然と異能が発現する、実用性については申し分ない。

―――ネックは"長時間の使用"。

何の変哲もない傘と何の変哲もない人間。
お互いがお互いを触媒として異能が発現したような彼女にとって、異能の発現時間は彼女の体力そのものとイコールの関係であった。

ヒカサ=カノ > ―――そこがクリアできればexpert

Intermediate程度の能力がある彼女もランクを上げるため、
自らの体力と戦闘能力のため。

無心に傘を振り続けた。

ヒカサ=カノ > [演習場に的が壊れる音だけが広がっていく。]

(そろそろ・・・かな)
[数十分、全力で体を動かし続けた彼女の身体は、全身が悲鳴を上げているのは当然だろう。]
[ゴールはわからない。淡々とトラックを走る長距離走の選手のように。ただ近づく何かを感じていた。]

ヒカサ=カノ > (・・・!)
[何かを感じたと同時にスパートを掛ける。残り枚数はあとわずかとなっているのは彼女はわかっていないだろう。]


[腰を落として横に薙ぎ払う。破壊。遠くに的が出る。]
[そのまま銃のように持ち替え、射撃、命中。目の前を囲むように数個的が出現。]
[最後、射撃で光が出て行った部分を手に持ち、柄を振る。斧のように柄から光が出たと思うと光は全ての的を消し飛ばした]

ヒカサ=カノ > [最後、的は出てこない]
「―――晴れ時々的、的は間もなく止み、晴れの陽気になるでしょう。」

〆の決めポーズ。・・・と一つ間を置いて、
「おわったぁ~~~~」
[気の抜けた声が響く。]
[そのまま傍らに座り込み、ペットボトル飲料(非炭酸。いわゆるスポーツドリンク)を。]

(帰ったらそのままシャワー浴びないとなぁ・・・これじゃきついし)
[幾分涼しい夜であるが服の中の暑さが尚更際立つのが分かる。インナーは汗を吸っていた。]

ヒカサ=カノ > [演習場の傍らに止めていたクロスバイクに傘を差して]
「"あんた"はちょっとお休みだな、あと"オマエ"、よろしくな。」
[聞こえるかわからない大きさでそう言い、演習場を背にペダルを廻す]

[―――今日は晴れ時々雨。晴れた夜は長く続く雨の日を告げていた。]

ご案内:「第一演習場」からヒカサ=カノさんが去りました。
ご案内:「第一演習場」にアリストロメリアさんが現れました。
アリストロメリア > (夜も大分深くなり、眠気を隠せないが……今日も恒例の日々のタロットである
明日の、というか正式に言えば既に今日の)

……うう、眠いですのでささっと行いますわ……
今日はFoolですわね、しかも逆位置で

……やる気の無さが伝わりますわー、というかいっつも張り詰めていても駄目ですしね
思い切ってだらけて休むのも一興ですわ
時には『明日から頑張る』精神も大切ですの
ただ、運気的には良い時期ですし、ゆっくりと無理せず自分のペースで何かをしても良いかしらね?

また、過去に自分が培ってきた技術や知識等を改めて見ても良いでしょう
過去の映画や芸術作品を眺めるのもよろしいかも、ですわ

アリストロメリア > ……はぁぁ、眠いですわ……(ふらふらした足取りで去ってゆく)
ご案内:「第一演習場」からアリストロメリアさんが去りました。
ご案内:「第一演習場」に矛海 遼さんが現れました。
矛海 遼 > 生徒は一人もおらず、静かに火が沈み始めている放課後。
ひんやりと空気が冷えていく中、グランドの中央に着物の上にロングコートを羽織った男が一人

「……………」

片手に氷の剣を持った状態で佇んでいる

矛海 遼 > 無言で指を弾くと、男を中心に頭部が鬼を模した鎧武者のような物が、5体ほど氷像が創り出され。
一斉に男へ向かって行き剣を振り降ろしていく

「…………」

一度深呼吸するように深く息を吸い、真っ先に向かってきた鬼に振り降ろされる剣を数歩だけ動き回避。
それと共に胸元に剣を突き立てて腹から鬼を一体斬り降ろす

矛海 遼 > 斬り降ろされた鬼は崩れ落ちると溶けて行き、男は持っていた剣を鬼の腕ごと引き千切り後方へ向けて投げ飛ばし、背後から迫った鬼の首元に投げ刺す。

その様子を確認すると飛び回し蹴りで首元に刺さった剣を蹴り穿ち頭部を粉砕。そのまま着地すると2体目の鬼が崩れ落ちる。

直後、残った三体に取り囲まれるが、内一体に向けて氷剣を投げつける。

正面から飛来する氷剣を防ぎ、姿勢を崩した3体目の鬼に向けて氷でできた鎖を胸元から突き刺して行く。

矛海 遼 > 鎖が差し込まれるのを見ると、そのまま内側から食いこませ、鎖を付かみ、鬼ごと振り回し周囲の二体の鬼を薙ぎ払って行く。

4体目はその衝撃で上半身ごと粉砕、残った下半身は衝撃で防壁にあたると粉々に砕け散る。
5体目は比較的原型を留めている物の両腕が吹き飛び、振り回されていた3体目はもはや胴だけの状態になり、鎖ごと近くに投げ捨てられるとゆっくりと溶けて消えていく。

両腕が砕け、倒れた状態になった鬼を見やると、腕を胸元に向けて穿つ。
直後、貫かれた胴体が瞬時的に加熱されていき、一瞬で溶け消えて水だけが残っている。

矛海 遼 > 貫いた腕を一回払い、周囲を見渡す。

どうやら自己流の運動だったようだ。

汗をかかず、無表情の張り付いたような青年は辺りに散らばった水を温度操作で蒸発させると、近くの椅子に座りながら、何処かから取り出したペットボトルのキャップを取り、中に入ったポカリを一口飲む。

「……………暇だな」

矛海 遼 > 独り言をつぶやきながら青年は空を見上げるとペットボトルのキャップを締め直す。

「…………非番と言うのも中々堪える物だ。」

矛海 遼 > ペットボトルを懐にしまい直すと、一回周囲を見渡し、その場を後にする。
ご案内:「第一演習場」から矛海 遼さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」に矛海 遼さんが現れました。
矛海 遼 > 再び一人の青年が戻ってくる。
片手に手紙を持っている辺り、呼び出されてきたようだ。

「さて………待つか」

その場に空気椅子の様な姿勢で佇み、手紙の主が来るのを静かに待っている

ご案内:「第一演習場」にシュリクさんが現れました。
シュリク > (やがて矛海が待つ場に、黒いゴシックドレスを揺らした異能人形が姿を現した)

早いですね、待ちましたか?
(なぜ中腰になっているのかはわからないし、聞いても恐らく理解が及ばぬだろうとあえて聞かず)

矛海 遼 > 立ち上がるような動作をしつつ、現れた少女へ言葉を返す

「いや、それほどでも無い。それにこのような場合は速く来て損は無い物だからな」

両手を軽く叩きつつ、そちらへ視線を移して手紙をちらつかせる

「では、始めるか。何か希望はあるか?」

シュリク > 確かに損はしないですね。時間に余裕さえあれば、ですが。
(手紙の内容は、極々シンプルであった。「お約束していた演習、お願いします。場所は第一演習場、時間は十三時半。何か問題がありましたらお手紙お願いします」――要するに、稽古をつけてくれ、というものであった)

いえ、特には。まあ、お手柔らかに……と言ったところでしょうか。……よろしくお願いします。
(ぺこり、と頭を下げた後、両の手を下げれるだけ下げた。――それがシュリクの構えなのだろう)

矛海 遼 > 「あぁ、お手柔らかに、だ。」

一礼をすると右腕を軽く前にだし、左手はそのままの姿勢を取る。
これで構えは整った。

「……………」

凍ったような瞳がそちらを捕える。合図が無いという事は既に初めてしまって構わないという事なのだろう。

シュリク > (矛海の構えを見て、溜息を一つ。隙が、ない。普段の言動や授業風景、それにこの間の会話でも分かったが、やはり歴戦の勇士であることに間違いないのだろう)

……行きます。
(頭を少し前のめりに倒して、瞬間――風が灼ける音と共に、一直線に駆ける! 右手を貫手の形に尖らせ、矛海の腹を突き刺さんと伸ばす。普通の人間であれば、シュリクの揺らめきを知覚した瞬間、もう臓腑が貫かれている程の疾さだ)

矛海 遼 > 呟きを聞いた刹那、一瞬目を見開き向かってくる少女を見る

―――迅い――――!

少なくとも、今まで戦ってきた中ではかなりの速度だ。うっかりしていたら抜かれていた。だが――――――

「…………牽制ならば、踏込は浅くした方が良いぞ?」

貫手を止めるように左手を瞬時的に出し、手首に内側の側面部から手刀を撃ち込み、勢いを抑え込む。

シュリク > っ!
(流石に今の一撃で勝敗が決まるとは思っていなかった。相手は歴戦の勇士。この程度は反応するだろうと思っていた。――が、よもやアドバイスを付け加えながら手刀を撃ち込む程余裕があるとは思わず、奥歯を噛み締めながら、弾かれた勢いに乗って左足を大きく上段に蹴り上げる!)
アドバイスとは、随分余裕ですねっ!!
(そんな一言を上げながら)

矛海 遼 > 余裕があるわけではない。
確かに戦場には何度も向かってはいるが、どれだけの手練れでもほんの少しの油断、不運であっさり死ぬことはあるのだから。

ならば相手をアドバイスを飛ばせるくらいに平常心を保ち続ける。
そうで無ければ自身が沈む、それだけの話だ。

「速さは良かったが………正面から来るのは得策ではない」

手刀を放った勢いを殺さず、そのまま右手で足首を掴み、右足に足払いを放つか