2015/07/18 のログ
■平岡ユキヱ > 「…火球!?」
緊急回避。動け、動けと思う中、視界がゆっくりと流れ、スローモーションのようになる。
異能でもなんでもなく、ただ人間が本来持っている死に際の馬鹿力だ。
「鎬(しのぎ)受け…!!」
異能発動。木刀の、あるいは刀の鎬と呼ばれる部分を手を添えて突き出し、
火球あるいはそれによる爆炎を真っ向から受け止める。
「~~~~~っ! あっ…ちぃぃぃ!!!? ちょっと、これ焦げてないですよね?」
そのサイズでこの威力か! と衣服に燃え移らないようにダメージチェックに手間取っていた。
話には聞いていたが、魔術の領域からの攻撃に多少なりとも動揺しているようで。
■メグミ > 間合いがずれていたとは云え、木刀による暴力行為は召喚術に特化した魔術師に取っては痛烈足り得る。
故に直ぐには起き上がれず、顔を上げてユキヱの一連の動作を見て取ってから、よろりと起き上がる。
そうして、ゴーレムと小さな竜を送還した。
「多体一なら攻撃の隙に差し込める強みがあると言え、
術者本体がその前にやられてしまえば元も子もありませんね……
最適に最速を再現するのは、非常にお見事でした。
病み上がりで勘が鈍っていたと言い訳したい気もしますが、例え十全でも対応は難しいかもしれません。
……その後の咄嗟の対応もお見事です。それも異能による賜物、なのでしょうか。」
小さくても竜は竜。その火球は侮れない。
……おもあれ、焦げたかこげていないかは、多分、運次第。
当のメグミはと言うと、ややふらつきながらもユキエへ微笑みを向けた。
■平岡ユキヱ > 「…すみません。メグミ先輩の召喚の話を聞いて…。
『ならばそういう手合いには、術者を狙った奇襲で挑もう』と、その瞬間から決めていました」
埋め合わせは後日、平和的な手段で行いますので許してください、と力なく木刀を持ったままの左手で頭をかく。
「生憎と、魔術的な素養は本当にないみたいで…まあこの通り」
鎬(しのぎ)に添えていた右の手の平が、手ひどい火傷を負っていた。魔術に対する自然防御はないのだろう。
それでいて元気なのは、また何か別の効果なのか。
「医務室まで付き添います…。って私も治療を受けたいのもありますが」
これじゃあ木刀を握れない。と苦笑いした。
■メグミ > ふる、と首を横に振る。気にしないで、と言う事らしい。
「ええ、実に有効です。
――その判断の積み重ねが経験になりますから、大事になさってくださいね。
って、私が言う事でもありませんが……すみません、人と話したり練習試合をするのも久しぶりで、
ちょっとはしゃいでしまって。」
焦げたかどうかは、確認している間に話が進んだ、と言うか、火傷が見えた
申し訳なさそうに、視線を下げ、次いで頭を深く深く、下げた。
「……すみません、大分焼けてしまってますね。ちょっと加減を間違えました。
……ええ、医務室までお願いします。倒れそうになったら支えてくれると嬉しいかもしれません。」
■平岡ユキヱ > 「承知!!」
足で竹刀袋を拾い上げると、宙で木刀を納刀する。
「痛くなければ、危機を覚えることはできない。気にしないで下さい。
これでも私けっこー頑丈なんで?」
わはは、いてて、と笑ったり痛がったりした後、メグミに手を貸してこの場を去るだろう。
「あ、お姫様抱っこもできますよ?」
異能の『型』として覚えておいたんです、と最後まで冗談を言っていた。
いや抱っこできるのは本気らしいが。
■メグミ > 「痛く無ければ覚えませぬ、とは云いますが……
……それなら、私も安心です。風紀委員のお仕事を一緒にする時は、前を任せたく思っちゃいます。」
元気な様子を見れば、安堵と共に調子を取り戻す。
うん、と頷いて、手を貸されながらその場を去るか。
「あっ、じゃあお姫様抱っこ、お願いします。」
にこ、っと笑って そんな冗談も返したとか、なんとか。
ご案内:「第一演習場」からメグミさんが去りました。
■平岡ユキヱ > 「…言いましたね?」
はっはー! と男気あふれるギャルが外套羽織った女子生徒を
だっこしてビルを跳躍していたらしいが都市伝説ではなく真実なり。たぶん。
ご案内:「第一演習場」から平岡ユキヱさんが去りました。