2016/05/04 のログ
メグミ > 「あら……これには騙されてしまいました。
 異能を使っていないのに、まるで異能みたいです。」

 軽く目を丸くした後、笑ってみせる。一本取られた。
 ……言葉を聞いて、思案を浮かべる。

「そうですね。そうかもしれません。焦っているつもりはないんですけれど……その、
 目の前に見えているとつい手を伸ばしてしまいまして。これも魔術師の"さが"でしょうか。
 今日は途中で息抜きを入れる事ができましたけど、周りを見ることを忘れてしまうと言いますか……。」

 頬を掻いて、恥ずかしそうに視線をちらつかせる。
 焦ってはいないものの、のめりこんでしまうと言いたいのかもしれない。

倉来 灯 > 「私も、休日に朝から下校時刻まで水分補給だけでずーっと練習してた事あるんでわかります。
 練習しながら、なんか違うなー って延々繰り返してて」

自然に笑う。

「手品も反復練習は大事なんですけど、途中で動画確認したりして 客観的にどう見えるかなんてのも必要なんですよ。
 だからのめり込むほど、外からどう見えるか 何てことも気にした方がいいかな なんて」

さて、そろそろホットなドリンクを飲んでしまおう。
温いドリンクはきっと最悪だ。

メグミ > 「耳の痛い言葉ですね……。」

 図星、と言うか、思い返してみれば"それ"になる。
 朝から今まで、籠りっぱなし。

「外に向かうもの、ですか……。
 ……それにしても、そうですね。本当に、手品が好きなんですね。ええと……」

 考えてみれば名前を知らない。故に言葉に詰まる。
 委員には相当数の生徒の顔と名前を記憶している委員もいるらしいが、私がそうかと言われればそうでもない。

倉来 灯 > 「倉来 灯 高等部2年……あれ、3年?」

時間の流れとは無常である。
登録当初からは進んでいるのだ(ぁ

「えへへ、これでも元マジック研究会の会長でしたから!

 ……
 ………弱小すぎて、他の部に吸収合併されましたけど」

メグミ > 「風紀委員、神秘対策課役員のメグミです。
 去年も二年でしたが、単位と処分の関係で今年も二年――留年みたいなものですね。」

 大げさに肩を竦め、わざとらしくがっかりしてみせてた。

「……吸収、ですか。
 ええと、そのご愁傷さまです……。」

 気まずそうに言葉を絞り、沈黙。

倉来 灯 > 「魔術も異能もある世の中で、手品ってもう流行らないんですかねえ……。
 脱出マジックも、テレポートとか言われちゃうでしょうし。
 透視マジックとかも、本当に透視してるんだろって……」

湿っぽくなったのが自分でもわかったのか、慌てて言葉を続ける。

「でもでも、今の部活の人たちと知り合えたりやったことのない事にチャレンジしたりで そこはとーっても充実してますから!充実してますから!!」

重要なので(略

メグミ > 「そこはなんとも、でしょうか。あまり考えた事がなくて……
 私の場合、こう、昔から召喚師としての魔術師でして。」

 ううん、と、首をひねる。
 手品のワードも、言われてようやく浮かぶ程度には手品に疎い。

「……ええ、そうですね。充実していることは大事ですし、隣接する分野もまた、学びたい分野にとっては重要な分野ですから。」

 応用や展開として、あるいは知識や論理として、時にはそのものの個性として。
 様々な召喚術を扱う以上、隣接した分野の重要性は身に染みてわかっている。
 彼女の部も、おそらく隣接した要素のある部に吸収合併されたのだろうと推測を立てた。

 微笑んで見せる。

倉来 灯 > 「びっくりするくらい、手品関係ない部なんですけどね!
 軽音楽部ですし!ドラマーですし!」

あはははー と笑う。

「さて、そろそろ訓練に行ってきます。
 考え続けるだけじゃなくて、ちょっと離れて別のことするのも気分転換でいいですよー!」

メグミ > 「どうでしょう? 案外、関係ないこともないかもしれませんよ。よくよく見ると、通ずるものはあったりします。
 ――はい。気付けば大分話し込んでしまいました。いってらっしゃいませ。倉来さん。」

 にこやかな笑みを浮かべ、倉来さんを見送るだろうか。

倉来 灯 > 「ええ、メグミさん……またどこかでー!!」

元気に挨拶して走っていきました。

ご案内:「演習施設」から倉来 灯さんが去りました。
メグミ > 「……さて。」

 ゆっくり立ち上がる。
 良い気分転換になったとは思っている。だから再開してもいいのだが――

「今日はこの辺にしておきましょう。
 となると、片付けなければいけませんね。」

 今日はここまでと決めてしまえば、再開ではなく片付けの為にグラウンドへ向かう事にした。

ご案内:「演習施設」からメグミさんが去りました。