2016/05/13 のログ
ご案内:「訓練施設」に美澄 蘭さんが現れました。
美澄 蘭 > ティータイムを少し過ぎたくらいの時間。
蘭は、ピアノの練習後に訓練施設に姿を見せた。
座学は大変だが、去年より高度な内容に入った魔術の練習も欠かせない。

(…にしても、流石に梅雨までは日傘がいりそうね)

最近の暑さに、少し肌のひりつきを感じて自分の手の甲を軽く撫でながら、訓練スペースに入る。

美澄 蘭 > 今日は、コゼット先生の元素魔術の練習のつもりで訓練施設を訪れている。
目下の課題は、
「放射魔術の熟達」
だ。

放射魔術の場合、魔球魔術と射程が異なるため、訓練の設定が大きく変わる。
蘭は、自分の前半分、半径2mほどのところに、ぐるりと標的が出るように設定を行っていた。

「えぇっ、と…」

訓練端末の操作自体は不慣れではないが、魔球魔術の訓練の設定をほぼ手癖で出来るようにしてしまっていたため、新しい設定への操作は逆に少し手間取っている。
それでも、さほど滞りなく的の設定が終わった。

美澄 蘭 > 設定が完了したことに安堵の息を吐きつつ、ぐるりと標的を見回して頷く。
それから、手を前方、やや下向きに構える。深呼吸を1つ。
魔力を、自分の前方に「ばらまく」イメージを作り…それから、魔術を発動させる。

「…っ!」

赤い炎が放射状に広がり、自分の前方に半径2mほどの半円状に展開した標的を綺麗に飲み込んだ。