2016/09/13 のログ
ご案内:「訓練施設」に滝川 浩一さんが現れました。
■滝川 浩一 > 無機質な訓練施設の一室。
空調の稼働音だけが響くその部屋で一人の少年のうつぶせに倒れていた。
「ん……?な、何だ?寝てたのか…」
ジャージ姿の少年は目を覚ますと上半身を起こし周囲を見渡す。
その部屋の中には一両の戦車がある。見たところ現代の、アメリカの主力戦車のようだ。
しかし、なぜこんなところで寝てたのだろう。あの戦車は何だ?
記憶が曖昧だし、頭痛がする。気分もあまりよろしくない。
頭を抱え、立ち上がろうと地面に手をやって体を支えると。
手から何か生暖かい感触が伝わる。
固形ではなく、わずかに液体のような触感がする。
もしかして無理に体を動かして大量に汗でもかいたか?それなら倒れたのも不思議ではないが…
自分の汗だがあまり積極的には触りたくなかったので「うえっ」と声を出して液体に触れた手を見る。
手についてたのは赤い液体であった。