2016/10/13 のログ
ご案内:「訓練施設」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 「こうか!!」

訓練場でひたすらに何かの訓練をする男が一人。
異様に長いタオルを右手に持っている男である。

「いや、こうだな!!」

地面にタオルが垂れる。
普通のタオルと比べると重さを感じる音がした。
少し前にルギウス先生に強化プランと言ってしめされた操布術だかの訓練である。
…訓練であるのだが。

「…うん!!分からないな!!」

気、気ってなんだ…?
もう少し詳しく聞いておけば良かった…。

真乃 真 > あの先生はハンカチで瓶をこともなげに切って見せた。
熟練すれば布の軽さで鉄の強度を持つ新しい武器になりうるというが…。

「布の軽さか…。」

右の手に持つその異様な長さのタオルの重みを感じて言う。
…正直…軽くない。
特殊な金属の糸を編んで作られたこのタオル見た目は普通にタオルだが、触り心地もタオルだが
実際のところタオルではないのでとても吸水性は低い。
そして、衝撃を与えるとその瞬間固くなる性質を持つ。

「…それでも鋭くなるのはカッコいいよな!」

それに布である以上どうしても振ることでしか攻撃できない。
もし、形を変えて固めるられるなら戦闘のバリエーションは増えるだろう!!

真乃 真 > でも、形を変えるというのは自分の異能で足りるのだ!
ならば練習の中心とすることは…

「固める事だな!!」

身体の中の流動体のイメージ…。 魔力に近い感じと聞いた!
布を体の一部とするイメージ…。 異能を使う時にしている!
それを固める感じのイメージ…。 憑かれた時に出来ていた!

異能を使って形成し!魔力のように気を流し!そして、その気を固めれば!!
長く棒状に固まった、タオルが右手にあった。

「ああ、意外と簡単じゃあないか!…あれ。」

そんな事を言って少し気を抜くとへにょりとタオルは床に垂れた。

「…コツは掴んだ感があるな!!」

真乃 真 > どうやら、気を抜かなければその形のままで維持できるようだった。
タオルを半分にして更に少し短くしても尚、真の背丈を超える長さの棒を振り回す!

無駄にカッコいい動きだ!!強いかどうかはともかく、やけにカッコいい動きだ!!

威力で言うならば恐らく、元の形が強いだろう。
こちらの方が隙が少ないが異能でカバーできる。
つまり、この形態の最大のメリットそれはカッコよさである!
ブンブン布を振り回すよりこっちの方がカッコ良い!!

真乃 真 > 「うん、いい感じだ!」

これが出来るようになる事で出来るポーズも増えただろう。
良いものを教えてもらった!!

上の方で棒を回して地面打ち付けると棒は解けるようにタオルの形に戻る。
その異様に長く白いタオルを首に巻き。
その心情をしめすようにパタパタパタと靡かせながら訓練施設を去るのであった。

ご案内:「訓練施設」から真乃 真さんが去りました。