2016/11/05 のログ
滝川 浩一 > 大爆発を起こした壁。
特殊な防御コーティングを貼られているため、爆発の煤がこびりつく程度で傷は一つもついてなかった。
こちらに飛んできた煤を払いながら、爆破点を見て満足気な表情をする

「とは言っても、ほとんど俺のお陰じゃないけども…」

頬を掻いてその様に呟く。
実際、魔力の流れや魔法を託したのは自分の同居人の方で、これだけの威力を出せるのも彼女との契約の恩恵であるからだ。
努力せずにここまでの力を手に入れてよいのか不安になりつつ、とりあえず魔法に関しては問題ないと手をグーパーする。

「次だ次!」

伸びをして、気合いを入れ直せばリュックの方へと向かう。
テキストを取り出してペラペラと捲れば次の魔法を試そうとする。
時間はあまり無いが、それでも自分の出来ることをやろう。そう意気込み、再度、部屋の中央へと向かっていった―――

ご案内:「訓練施設」から滝川 浩一さんが去りました。