2017/06/20 のログ
ご案内:「訓練施設」に真乃 真さんが現れました。
■真乃 真 > 必殺技。
それは男の浪漫である。
特に使う機会がないにしても見た目だけで中身が伴ってないにしても
それは浪漫なのである。
「必殺!!真乃真式!真・超スーパーハイパーナックル!!」
的に向かって技の名前を叫び拳を放つ!
その長い技名の割に放たれるのは普通の拳。
見る人がみれば『ほう、なかなか鍛えているだが私には及ばないな。』と言うくらいのレベルだ!
だが、今重要なのは拳の方ではないその練度や派手さではない。
「くっ!言いずらい!!やっぱり技名変えた方がいいかもしれない!!」
そう、言いずらい技の名前であった。
■真乃 真 > 必殺技を使う機会なんて殆んど無い。
風紀委員時代ならまだあったかもしれないが今となってはまずない。
それでも、それでも今必殺技を完成させて使えるようになっておかなければならない。
流石に学園を出た後にはもう二度と必殺技を使う機会なんてものは訪れないだろう。
今、可能な限り作って使わないときっと後から後悔する。
ああ、長い学園生活の内で満足いく必殺技を余り使えなかったな…と
そんな後悔をしないために。
未練なく前に進めるように必殺技を完成させなければ!!
「…真乃真式・真の部分が言いにくいな。
真・真式にしてみよう。」
必殺!!真・真式!超スーパーハイパーナックル!!
叫びと共に拳が的に突き刺さる。
ちなみに読み方はしん・まこと式。真が多くて紛らわしい。
■真乃 真 > 「うーん、しっくりこないなあ…。」
どうにもしっくり来ない…。
そもそも根本から作り替えた方が良いのでは?
スーパーとかハイパーとかいらないのではないか?
あと真とか超とかもいらないんじゃないか?
余計な言葉をそぎ落とし、よりシンプルにより力強く!
最後に完成した技の名前は!!
「ッ!!真パンチ!!」
拳が的に突き刺さる!!
自らの名前だけを入れたシンプルな一撃!
何の捻りもない!シンプルイズザベスト!!
「何か物足りない!!!」
悪くはないが物足りない!
必殺技開発の道は遠く険しいもののようだった。
ご案内:「訓練施設」から真乃 真さんが去りました。