2017/10/08 のログ
■近衛 昴 > (魔術には疎い少女はとっさの行動がまさかの結果を招いたと説明されてしまえば嘘だと見抜くことなどできるはずもなく、これも自分のせいかと納得してしまうと送る言葉には即答で)
「ばれちゃダメなんですって!くしゅっ!今着替えてきますから、ちゃんと責任とってください!」
楽観している彼に食って掛かるも冷えた衣服に身体は冷えてしまいクシャミを1つ、人が聞けば勘違いされかねない言葉を残して足早に更衣室へと向かい、暫くして制服姿で戻ってきたときには行きの勢いはなく、スカートだけの無防備な下半身の涼しさを手で押さえながら歩きにくそうに戻ってくるか。
■暁 名無 > 「俺も履き替えとくかな……」
実は替えの下着を持っている。
そもそも今回の開発が失敗に終われば、そのまま宿直室で一泊しようと思っていたからだ。
一応替えの下着と寝間着くらいはしっかり用意されている。
幸い、体幹に蟠っていた熱も消えたので、今の内にと俺も着替えに向かった。
「おう、戻ってきたか。
大丈夫だって、変に意識する方が人目を引くぞー?」
着替えを終えて戻ってきた近衛を出迎えるのは、開襟シャツにスラックスという、いつもの服装の俺だ。
しかしまあ、スカートの下にハーフパンツ履いたままで良かったのでは、と思わなくもない。
上は……まあ、濡れてなければ透けないだろうという判断だろうか。うん、甘いな。
■近衛 昴 > 普段裏では身体のラインを晒すような格好をしているのに、今は下がスースーして落ち着かないというか不安でしょうがない。なんで嫌というほど走らされた挙句にこんな目に遭わなくてはいけないのだと自分の運命を呪いながら戻ってくるも、このまま裏の服に着替えて姿を消してしまえばよかったと今更ながらに後悔と愚かな自分を責めて。
「こんなの意識するなってほうが無理です!これで補習はもういいですよね?こんな状態じゃ続けられないし…」
今のは耐性のテストであり、もう1つあった課題のコントロールは続行不能だと訴えるが果たしてどうなるか?
■暁 名無 > 「まあ、確かにな。その状態じゃ集中も出来ねえだろうし。
ま、これに懲りたら補習なんて出されない様に普段の打業はしっかり出るこった。」
今回の事でしっかりと身に染みただろう。
俺としても復調と目の保養が出来て万々歳である。いやあ、良い仕事した後は気分が良いね!
「ところで近衛、もう3年だろ?進路とかは決まってるのか?」
床に散らかしたままだった魔導書を拾いつつ訊ねる。
別に答えたくなければ答えなくてもいい、他愛無い雑談だ。
何せ補習はもう終わったのだから。
■近衛 昴 > ますます魔術が嫌いになりましたなんていえるはずもなく、残りの課題が免除されるととりあえずは安堵してようやく帰路につけると気を抜いてしまう、後々これが致命的な痛手の原因になるとも知らずに。
「一応努力はしますよ、もうこんな目はゴメンですし。進路、ですか…特には、考えてませんけど。特技を活かせればいいかなって」
特技を活かして成さなければいけないことがあるが詳細は話すわけにはいかない、それに自分にこの先の未来があるかもわからない。生と死の狭間で表を裏を生きている以上この先のことなど神のみぞ知るだろうか。
思いがけない問いかけに考え込んでしまいながら下着を消されたショックで落としてしまった補習の書類を屈んで拾い上げるも、今の状態と後ろに誰がいるのかが綺麗に抜け落ちているか
■暁 名無 > 「はっは、こんな目に遭わんでもちゃんと授業は受けろよなあ。
そろそろ進路も考えとけよ、一応簡単な相談くらいは乗るからな。」
進路指導と言えるほどの事は出来ないけど。
まあ単純な進路の方向性を絞る位は出来るだろう。一応俺も通った道だ。
そんな事を言いながら、
「そういや、特技ってどんな特技を持ってるんだ?」
魔導書を拾い終え、ふと近衛の方を見遣る。
………
とりあえず見なかった事にしてあげようと俺は目を逸らした。
■近衛 昴 > 「そうですね、こんな目に遭わないのなら相談させてもらいますね」
背後からの視線には気づかないまま拾い上げるも前は押さえても背後はがら空きで、特技を問いかけられてしまうと正直に話すわけにもいかず誤魔化しながら振り向いて。知らぬが仏とはよく言ったものであろうか
「特技は…記憶力がいいんですよ。さて、どうしたんですか?変な顔して?はやく送っていってくださいよ」
訓練場の入り口でスカートを押さえながら人通りを確認しながら早くと手招きして、寮まで彼の背中に隠れるように帰路につくも一部の女子から寄り添ってたなどと風評が立ったとか立たなかったとか
ご案内:「訓練施設」から近衛 昴さんが去りました。
■暁 名無 > 非常に危なかったと思う。
もし仮に俺が胸より尻派であったら正気を失っていたかもしれない。
でもそんな事は無かった。胸派で良かった。ありがとう性癖。
そんなバカげたことを考えていたら、こちらを訝しむ様な近衛の視線が突き刺さった。
まあ、送っていくと言った手前、しっかり送っていかなきゃならないのは解っているんだけども。
そうして俺は促されるままに、近衛をガードする壁として女子寮まで送り届けたのだった。
やれやれ、名は体を表すとは何だったのか。
ご案内:「訓練施設」から暁 名無さんが去りました。