2017/10/21 のログ
ご案内:「訓練施設」にレンタロウさんが現れました。
レンタロウ > 「ふんッ!!!」

訓練所の1つ。
其処では一人の男が仮想敵に対して戦闘を行っていた。
ある敵は軍刀で薙ぎ払い、ある敵は思い切り蹴り飛ばし、またある敵は腕を掴んで地面に叩き付けるように投げる。

「うむ、身体の調子は上々だな。」

周りに敵が居なくなったところで、足、腕、肩、首と入念に身体の各部位の筋肉を伸ばすようにストレッチをする。
以前に異邦人街へ向かったが、何の成果も無かった。
仕方が無いので、先ずは自分のことを今の自分なりに把握するところから始めわけで、
数日に一度は此処へとやって来て、自分の身体能力の確認と維持に努めていた。

「しかしまぁ、異能が俺にも備わっていたのは予想外だった。
 確かに跳び過ぎだろうとは思わなくもなかったが…案外、扱いやすくて助かる。」

訓練を始めて分かった異能。
地味だが、意外と役に立つと呟いて。

レンタロウ > 「…ッ!!さて…次はあそこか。」

小さく息を吐きだした直後、今度は真後ろへと振り返りと同時に軍刀を振り下ろして、飛来してきた何かを両断する。
地面へと落ちた2つのそれは硬質のゴム弾だったものであり、見れば100m程離れた場所に、銃口を向けている仮想敵が見えた。

「異能を扱う練習台として、丁度良いッ!いくぞッ!!」

慣らすかのように片方の脚先で地面を突いた後、標的を見据えて身を屈める。
瞬間、何かに弾かれたかのように男の身体が宙を舞う。
常人の跳躍と比べ、数倍の速度と高度での跳躍で仮想敵へと跳びこんでいく。
敵が放つゴム弾を、軍刀で切り払い、或いは身体を翻してかわしていき

「一つッ!…二つ、三つ!四つ、五つ…貴様で最後だ、六つ!」

着地と同時に一体を踏み潰し、そのまま次の敵の懐へと潜り込む。
そのまま二体を軍刀で薙ぎ払い、その直ぐ横にいた敵を蹴り飛ばしてもう一体を巻き添えにする。
最後に残った敵は思い切り殴り飛ばして、全滅させた。

「うむ、悪くないッ!この俺にかかれば、この程度は楽勝だなッ!
 ハーッハッハッハッハッハ!!」

訓練を無事に終え、目立つ外傷も無し。
自分ならば当然と高笑いを上げる。

レンタロウ > 「よし、訓練も終わったし、戻るとするか!」

高笑いもして満足したと、そのまま訓練所を後にするのだった。

ご案内:「訓練施設」からレンタロウさんが去りました。