2017/11/17 のログ
ご案内:「訓練施設」に暁 名無さんが現れました。
■暁 名無 > 新たな能力……と呼んで良いのか悪いのかいまいち分からない“匂い”の発現から数日。
あれやこれやと試してみた結果、やっぱり夢魔ではない俺には本職ほど人の心を魅了する事は出来ない様だった。
メリットと言えるような物は、他人からの印象をちょっと良くすることと、デオドラント代が浮くくらい。
まあ、それでも充分なほどの恩恵だな、と思わなくもない。
「いや、これで俺も女の子を惑わす夢魔にジョブチェンジか~?くらいは考えなかった事もないけど。」
もしかしたら、と未練たらしく仄かな期待を捨てきれず、
俺は訓練施設へと足を向けていた。
■暁 名無 > 「そういやもうすぐ常世祭だったっけか。」
気のせいか普段よりも利用者の多い事に、ふと間近に迫った祭の事を思い出す。
普段であれば異能や魔術の訓練に使われる部屋も、今日はパフォーマンスの練習に使う生徒の方が多いようだ。
本番はもうすぐ、ということで普段より真剣な面持ちの生徒たちが、一心不乱に取り組んでいる。
「ったく、授業もこれくらい真面目に受けてくれりゃ良いんだけどねえ。」
などと、思わず愚痴の一つでも溢してしまう。が、
ふと目に留まった部屋では複数の女生徒が創作だろうダンスの練習に励んでいた。
「ほうほう……いやいや、常世祭万歳だな。」
激しい振付に合せて揺れたり跳ねたり。
何とも目に毒な光景に、思わず頬も緩む。