2017/11/28 のログ
ご案内:「訓練施設」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「こんなに広い場所で訓練するのはいつ以来かしら」

外は学園祭で盛り上がっているが、訓練施設はそこまででも無いようだ。
もちろんその施設の充実具合をアピールするために模擬戦闘などが催されていたりするが、
全ての区画で行われているわけではない。
出入口に据え付けられたカードリーダーに学生証をかざすと、
ピッという軽い電子音と共に使用許可が下りる。

「とはいえ、昔のように訓練しても勝手に弾が支給されるわけじゃないから、
 極端に贅沢なことはできないけど」

そう言えば背中に背負っていたギターケースを下ろし、ロックを外す。
中から出てくるのは楽器ではなく機関銃。
それも銃と定義できるものの中で最大クラスの銃だ。
そんな鉄の塊を軽々と持ち上げれば、ベルト弾倉を入れて装填。
軽く手を振って訓練の準備ができたことを知らせて、その時を待つ>

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「―――……」

しばらく静かな状態が続くが、突然湧いて出てくるかのように人形が駆けてくる。
人間を模したダミー人形に向けてM2機関銃を向け、引き金を引く。
指を引いては戻し、引いては戻し。
フルオートの機関銃をまるでアサルトライフルのバーストのようにリズミカルに撃ち込んでいくと、
ダミー人形が砕けるようにしてはじけ飛んでいく。

「ふう、こんなところかしら」

数十秒後、フロアには砕けてバラバラになった人形の残骸が散らばっていた。
構えていた機関銃を下ろして安全装置をかけると、スコアを確認する。
命中率はなかなかだが、なんとなく納得いかないといった表情を浮かべて>

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「やっぱり、しばらく訓練してないとこうなるよね…」

弾は当たっているが、当て方が雑なのだ。
身体が思うように動いてくれていないことを自覚すると、軽くため息をついて肩を落とす。
その後何度か訓練をしてみたが、完全に感覚を戻すことはできなかった。

「三日サボったツケは一週間ね…向こうに戻った時にどれくらいかかるかしら…」

やはり訓練は毎日続けてこそ意味がある。
サボったツケを払いきるのにかかる時間がどれほどなのか。それを考えただけで頭が痛い。
一通りメニューをこなすと、慣れた手つきで銃をケースにしまって施設を後にするのだった。

ご案内:「訓練施設」からラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが去りました。