2018/01/13 のログ
ご案内:「訓練施設」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 仕事漬けの正月を終え、通常の授業な日々が戻ってきた今日この頃。
いささか運動不足を感じ始めた俺は、軽いランニングでもするかと訓練施設を訪れていた

のだが、

「もうここまで来るだけで充分に運動したんじゃね?」

正月で緩みきった精神は肉体以上に性根が曲がり切っていたらしい。
いや、自分で言うのもおかしい話だけども。

暁 名無 > もうなんか部活動か何かでキャッキャしてる女子生徒たちを眺めてるだけで良いかもしれない。
そんなダメ人間まっしぐらな思考が脳裏にチラつく。
でも餅ばっかり食べて若干気になってきた腹回りをどうにかしたい。すごくしたい。

「でも、まあ……どうせ人前じゃ脱がないしなあ。」

普段着ている服もフリーサイズのものばかりだから体格なんてそうそう悟られることは無い。
薄着になる季節までにまた絞っとけばいいか、とだるんだるんに緩みきった精神が囁きかけてくる。

ご案内:「訓練施設」に近衛 昴さんが現れました。
近衛 昴 > 年明け早々に巻き込まれた珍騒動後、自身の身に起きた変化と以前から抱えていた短所を克服する為に人目を忍んで訓練し、今日は訓練施設でもっと踏み込んだ内容をしようと訪れると見覚えのある姿を見つけて。

こっそりと背後に忍び寄るように近づこうとし、あんなことがあった後ではあるが少女自信は不可抗力だと大して気にしておらず、零す言葉に被せるように傍に立とうとするだろうか

「…そんなこと言って、いざというときにどうするんです?」

暁 名無 > 「うおゎっはあ!?」

わぁ、あの子揺れてるなあー、とかそんな事を考えていて全く意識が周囲に向けられていなかった。
結果、近衛の接近にも気づかず、突然声を掛けられて驚きのあまり変な声を上げてしまう。

「お、お、おう、いきなり話しかけるなよビックリしただろ。」

心臓飛び出るかと思った、と大きく深呼吸しながら俺はこの絵を見下ろした。

近衛 昴 > 何を見ていて考えていたのか大体予想がつくのか半ば呆れ気味の視線を向けながら飛びのく彼を楽しげに眺めており、その姿はTシャツにスパッツと軽装な姿で人目で似た目的で訪れたのがわかるだろうか。

「随分熱心に観察してるようでしたね?お邪魔でした?」

どこか含みのあるような言葉を口にしながらも顔には最初から脅かすつもりで、それがうまくいったことに満足げに笑みを浮かべながら軽く身体を動かして暖め始めて。

暁 名無 > 「いや、まあ、その……滅相も無い。」

流石に女生徒に言及されれば返す言葉もない。
俺の叫び声が聞こえたのか、こちらへと視線を向ける生徒たちに軽く苦笑しつつ手を振ってみたりして誤魔化して、

「……それで、お前さんは何をしに来たんだ?」

いや、運動しに来たんだろうなーってのは見りゃ分かるけれども。

近衛 昴 > 「相変わらず人気ですねぇ、暁先生?」

手を振り替えされた女生徒たちの方から黄色い声が聞こえれば意地悪げに笑みを浮かべながら皮肉交じりの言葉を口にし、知らぬが仏とはよくいうが自分自身も裏表あるので言えたものではないなと苦笑して。

「ボク?ボクは軽く身体動かしにきただけだよ。ただ…普通に動かすんじゃないけどね」

準備運動が済むと静かにその場に立ちながら目を閉じると身体から完全には離れないように、同じ姿が二重になるように異能の姿を現すとその髪は本体よりもかなり長く、色も黒一色で明らかに年始に起きた騒動の時とは変化していて。

その二重に現れた状態のまま再び身体へとゆっくりと戻れば、それまで掴むこともできなかった抜け出ていた像が実像を持ち始め、抜け出たアバターの姿を纏った姿になるだろうか。

暁 名無 > 「いやぁ、それほどでもあるかな。」

見てくれが良いのは事実だし、否定はしない。
とはいえ別段恋愛感情を向けられるという訳でもないので、結局のところそういうことだろう。
まあ、日ごろの言動の報いだというのは言うまでもないけども。

「ふうん……ほんの前までランニングでぐでぐでになってたってのにまあ……」

人間進歩するもんだな、と思っていた矢先。
何度目かに見た疑似幽体離脱を近衛が行うのを見た。
……なるほど、能力関係で何かしようってつもりなのだろう。

「また随分と様変わりしたな、そのアバター……だっけか?
 やっぱりこないだシズルを取り込んだのが影響されてんのか?」

姿の変わった近衛を見て、素直に感心する。
とはいえ、事情も仕組みもよく知らないので、それ以上の事は出来ないけれどもだ。

近衛 昴 > 「ぜひとも、あの娘達に朝までボクの胸にご執心だった先生の姿を教えて反応を見てみたいきもしますが…あのことは秘密にしておきますね、2人の」

否定どころか肯定する言葉にあの夜のことを思い出させるような言葉を返し、悪い冗談を口にしながらも最後の言葉にはにっこりと意味ありげな笑みを浮かべるだろうか。
伊達に毎度毎度補習で走らされ、雑務でこき使われたのだから人並みには体力もついた、別に欲しくて得たものではない悲しい報酬を思い浮かべて遠くを見るか


「これね…この前の夜の後からなんだけど、あれから使ってみたら変わっていたんだ。たぶん、そうだと思う、あの女こんな髪だったみたいね。で、結局この能力って1回抜けちゃうと何も影響されない代わりに、なににも干渉できない触れない、だから触れるように密度を上げてアバターを服みたいに纏ってみたの」

能力の解説をしていると気を抜いたのか元の姿に戻ってしまい、再度纏い直す姿からはまだ完全ではなく、継続時間にもばらつきがあるのがわかるだろうか。

暁 名無 > 「声も出せず、悶えるに悶えられなかったからって根に持つのは止めなさい。
 それに仕方ないじゃないか、近衛の胸、何だかんだで肌も滑らかだし柔らかくて触ってて飽きなかったんだよ。」

どうせそんな事を他言する様な勇気なんて無い癖に。
そう何度も大人をからかうんじゃありません、と俺は事もなげに先日の出来事を振り返る。
結局半分は嫌がらせ目的だったから、そこまで執着してたわけじゃないけれど。というか、胸だけで済ませた自分を褒めたいくらいだ。

「へぇ……
 つまり、ええと、アバターの状態が生身の方に投影されてるってことか。
 服装なんかはどっちが基準になるんだ?」

正直、異能についての学は無いので説明されても5割も分からない。
それでもまあ、知らない仲ではない生徒の能力を把握しておかない理由も、特に無いわけで。

近衛 昴 > 寝たふりをしていたのをわかっていて散々弄ばれたのだから根くらい持つ。
結局、一線を越えることはなく朝を迎えたが、それなりの覚悟はしていたのにあそこまで一部分に執着されたのでは逆に最後までしていたほうが健全に思えて仕方がない。
後の肌質を褒め称えるような言葉にはよく恥ずかしげもなくそんなことを言えるものだと、そこまで細かく批評されると言われている本人のほうが恥ずかしいと彼のわき腹をつねろうとして。

「うっ、そ、それは…まだ、全体は纏えなくて、服だったら服だけ、髪なら髪だけ…服だと面積が多いほど疲れるし…」

本当にこの教師は的確に痛い所をついてくる、まだ一部だけしかできないうえに制限も燃費も悪い、まだまだ問題が山積する能力ではある。
自分自身でもよくわからない部分のほうが多く、この纏うことでさえフィクション作品でよくある魔法で武器を作ったり、変身したりするのに着想を得て、試して偶発的にできたのだからと続けて。

暁 名無 > 「いてて。そこは素直に喜んでおく方が良いと思うけどなあ。」

脇腹をつねられ顔をしかめる。
俺は純然たる事実しか口にしていないし、事実を述べるのに恥ずかしがる理由もない。
まだ僅かに感触が掌に残っている様な気さえするくらいだ。

「ふむ、なるほどな。
 それで異能の訓練をすべく此処に来た、ってわけか。」

しかしまあ、そんなに場当たり的に試行錯誤を繰り返せるもんだ。
疑似幽体離脱だって、最初の時は自力で戻る術が見つからず途方に暮れてたのを忘れたのだろうか。

近衛 昴 > 僅かな抵抗にさえも懲りる様子はなく言葉を続ける様子にジトリと恨みがましい視線を向け、何か仕返しができないものかと考えるもここは言い返してもいつものようにいいように手の上で転がされるだけだと、だったら逆だったらと。

不意を突くように彼の胸板に衣服越しでもわかる質量の胸を押し付けるように抱きつこうとし、背後へとまわそうとする手も絡み付けるように艶のある動きになるだろうか。

「そう…なら、今度はちゃんと最後までしてね、セ・ン・セ」

当然他の生徒の視線もある中でそんなことをすれば視線は集まり、遠くのほうでは見慣れない女に対しての顰蹙の声が上がるだろうか。

「訓練なんてたいそうなものじゃないけど、なるべく自然に纏えるようになれば継続時間も延びるだろうからね、こうして何気ないことも使いながらできるようにしてるの」

未知のものだからこそ試行錯誤の末の失敗も成功もあり、科学に犠牲は付き物という少女らしいといえばらしい考え方ゆえの鍛錬の方法なのだろう。