2018/11/01 のログ
ご案内:「訓練施設」に白鈴秋さんが現れました。
白鈴秋 >  放課後、それなりに人はいたが丁度空いていたので使っている。
 ここはそんな訓練施設の休憩室。ジャージの上を脱ぎ捨て半袖姿になっている。
 まず初めに目立つのは傷だろう。古傷とでも言うべきかあちこちに傷の痕が残っていた。
 だがそれを見せることは別に気にしていないのか本人は水を飲んで休んでいる。鍛え上げられた体などと合わせ自然と周りを威圧しているが……それは周りが勝手に萎縮しているだけだとばかりに自然体。
 パラパラとメモを開く。そこには訓練メニュー。主にホログラムでどのような想定にするかの案が書かれておりクリアしたものはチェックが書かれている。

「これを考えるのもいい加減に面倒になってきたな。先生辺りに考えてくれって言ったら考えてくれねぇかな」

 そんな事をぼやく。といってもきっと先生としては”クリアできる”課題しか出してはこない。自分が求めているのは”クリアできない”課題だ。それを試行錯誤しクリアする。
 求めているのはクリアのある”戦いゲーム”ではなくクリアを作り出す戦いの”訓練”なのだからそうでなければ意味がない。 

白鈴秋 >  水を置きいくつか項目を書き足す。クリアできるか否かを考えずただただ思いついた物を。
 といってもそれは裏を返せば難しいかどうかすらやってみないとわからないということ。そして書いた項目の内ほぼ全ては結局簡単だったというオチがついている。
 
「まぁこんなものか」

 さらさらといくつか書き終えるとそれをカバンに仕舞い、近くに置いてあった上着も羽織る。
 はぁと軽く溜息をつくと立ち上がる。

「さて……」

 そうして休憩室を出て行く。訓練の結果は……言うまでも無いだろう。

ご案内:「訓練施設」から白鈴秋さんが去りました。