2015/11/23 のログ
ご案内:「常世大ホール」に蓋盛 椎月さんが現れました。
蓋盛 椎月 > 「秋といえばスポーツ。スポーツといえば秋!」

保健室で仕事をしながら窓の外の景色を眺めていた蓋盛は思った。
野球がしたい。

というわけでここ常世大ホールにやってきたのである。
思い立ったが吉日、蓋盛は第二宇宙速度でスケジュールを調整し
ヒマそうな知り合いの教員や生徒を集めた。
こうして野球が急遽始まったのである。

天板はどけられ、天気は快晴。実に野球日和だ。

『もう秋は終わって冬じゃないですか?』と生徒からツッコミが飛んだが
馬耳東風といった感じだ。

「ヘイヘーイ! ピッチャービビってるー!」
マウンドにジャージ姿で立った蓋盛は叫ぶ。

『それはピッチャーのセリフじゃないです!』

蓋盛 椎月 > 蓋盛の知り合いはそれなりに多岐に広がっているらしく、
さまざまな面々が並んでいる。
中にはたちばな学級の生徒もいた。
……ほとんど互いに名前しか知らないが、
押しに弱そうという理由で強引に誘ったものまでいた。

「ピッチャー! 振りかぶって! 第一球投げましたー!」

実況まで始めている。
ちなみにボールだった。

ご案内:「常世大ホール」におこんさんが現れました。
おこん > (ネクストバッターズサークルですごい勢いでバットを振るのはおこんである。
 ボールがワンカウント入ったところで、9本の尻尾をゆらゆらさせながら叫んだ。)

代打!ワシじゃー!!
(小走りで走っていく。 容赦無くバッターボックスヘ。
 めっちゃ素振りをしてから、しづき先生をバットで指した。)

ふっふっふ、しづきよ…ワシのストライクゾーンに、おぬしのボールを収められるかな!?
(膝から肘までがストライクゾーンだが、おこんの身長はとても低い。
 つまりゾーンが狭いのだ。 自分の身体を活かしたフォアボール戦術である。)

蓋盛 椎月 > バッターボックスに入った狐に蓋盛の眼がギラリと光った。
見えない野球帽のツバをくい、と引く。

「ほう、おこん先生……。
 あたしの魔球を受ける覚悟はおありか?」

ざわめきだす観衆。

『球団のマスコットかな?』
『いくら蓋盛先生といえど……おこん先生にストライクを入れるのは至難だぜ!』
『いやあの人、この間投球練習に付き合ったけどボールのほうが多かったよ普通に』
『なぜマウンドに立たせた』

「第二球……ッ!! どっせーい!!」

ギャラリーの間で交わされている会話など知らず、
無駄に土埃を立てながらボールを投げる!
白球の運命やいかに!
[1d6→1=1]1:ボール 2:ボール 3:ボール 4:尻尾に当たる 5:外角低め! 6:内角高め!
おこん > なんじゃなんじゃー? 魔球じゃとー? ふふん、このおこんはなんか…
すごいんじゃぞ?ロ研は飛ばすのは大得意なんじゃぞー。
(いいながらバットを構える。 なんか球団のマスコットとか言われた気がするけど、
 おこんは強いから気にしないもん。 サッとボール球を見送った。)

わっはっは!なにしとるんじゃしづきー! ボールするたびに幼くなる呪いでもかけたら、
この試合が終わるころには幼女になってしまいそうじゃのう!
さーて、次はバットを振るぞ―? 覚悟するんじゃぞー!
(一球目は見送ったが、次はそうはいくまい。 バットを構え直して、
 ぐるぐると回したりとかした。)

蓋盛 椎月 > 「すごいんだ……でもロ研関係なくないですかそれ?」

なんか胡乱なセリフに認知症を思わず疑った。
一方で投げたボールのほうもかなり胡乱な方向に飛んでいったが
蓋盛は強いから気にしない。
それにしてもバットをくるくる回すおこん先生はかわいい。

「なんですかそのニッチな呪い……!
 ふ、今のはただのジャブ。
 本当の勝負はこれから……この長いマウンドに登り始めたばかりだからよ!
 きりきり舞いにしてくれるわーッ!」

蓋盛の謎テンションに観衆が顔を見合わせ始める。
ともかくツーボールの状況から、蓋盛の渾身の一球が投げられる!
[1d6→4=4]1:とんでもない暴投だ!お前はマウンドに立つべきではない 2:頑張ったが残念ながらボールだ 3:見極めが難しいギリギリのボールだ 4:尻尾にスポッと挟まる 5:ど真ん中! 6:なんだか悪魔的に打ちづらい……まさに魔球だ!
おこん > 関係あるんじゃよー。バリスティックななんかが…ボールとか…ロケットとかと…近くて…
(しどろもどろの返答。超頑張ったけど適切な回答には至らなかった。
 とりあえず1球目はボールだったから、これでよい。)

うるさい! 普段ワシのことをいっぱいかわいがってくれてるから、
たまにはお返ししたいんじゃよー! こいやー!タマこいやー!!
(バットをぐるぐるして構え直す。 なんかすごい熱いしづき先生のパワーに、
 若干気圧されながらも吼えた。)

……おお、おお?消える魔球じゃ…消えてしもうた…
(すっぽぬけた玉は、すっぽりと厚い毛皮に包まれてしまった。
 9本の尻尾の中に入った玉を、ぐるぐる回ったりそこらへんを覗きこんで探し始める。
 キャッチャーに「隠した?」って聞くけど答えはNoだ。
 困惑しきった顔でしづき先生を見る。)