2015/06/06 のログ
ご案内:「転移荒野」に伊陸 葱さんが現れました。
■伊陸 葱 > 【夜。日が落ちて、真っ暗な荒野。風が冷たい。】
(こういう時のほうが、何か見つかったりもするんだよね……たぶん)
(嵐の日に外に出たくなる、そんな感覚。)
■伊陸 葱 > 【闇を懐中電灯で照らし、一歩ずつ荒れ野を歩む。雨ざらしになっていることなど、全く気にしていない。】
(なにか落ちてないだろうか。)
ご案内:「転移荒野」にワトソニアさんが現れました。
■伊陸 葱 > あれ……電池切れたかな。ま、いっか。
【カチッ、カチッとスイッチの乾いた音が雨に吸い込まれて消える。ライトをズボンのポケットに入れて、また歩き出す】
■ワトソニア > [一人の女性が倒れている。日がすっかり落ちた暗い荒野で、他者からは姿形はハッキリとは分からないだろう。もしかしたら、何者かがその存在に気づくかもしれない]
■伊陸 葱 > 【電球の明かりが切れた暗闇に、青緑の無機質な目がチラチラ光る】
……なにか、いる?
【何かが倒れている気配を察知して、そちらのほうに駆け寄ってくる】
■ワトソニア > [女性は動かない。駆け寄ってきた貴方は、暗がりの中でも分かる金色の髪の毛から、人が倒れていることに気づくだろう]
■伊陸 葱 > 【じっと様子を伺っていたが、人だと気づくとそばに寄って声をかけた】(どこかから転移してきたのか)
君、大丈夫か?
■ワトソニア > [傍に寄れば、黒いドレスアーマー姿の、金髪の女性の姿が確認できる。
その見た目は、明らかにこの世界の住人ではないものである]
「う…だ、だれ……」
[冷たい荒野に響いた誰かの声。
倒れていた女性、ワトソニアはその声に反応したかの様に、小さく呻き声をあげた。]
■伊陸 葱 > 【精巧なガラス細工のような目が、状況を把握しようと順にあなたを見つめる。】(きっとどこか遠い世界から来たのだろう。気を失っていたということは、何か巻き込まれてここにきたか……)
安心してくれ。敵ではない。……オレはネギ。君は?
【どこか怪我している箇所はないか、慎重に確かめながら言葉を発する。】
■ワトソニア > 「わたし、…ワト…ソニア。」
[か細い声で答える。彼女の身体に、表面上怪我らしい部分はないが、
肌に触れれば体温は明らかに低く、衰弱していることが見て取れるだろう。]
■伊陸 葱 > ……ワトソニア。了解した。あまり無理に喋らなくていい。身体に障るよ。
【あなたの額近くで手をかざして、異変に気づく】
体温が低い。温めることを推奨する。
【自分の衣服をあなたに掛けると、そのまま抱きかかえようとして、止まった】
歩けるか……?
■ワトソニア > 「う……うん………」
[問いかけに肯定する彼女の声には、あまり力はない。
身体を起こそうとするが、足元は明らかにフラつき、転びそうなほどだ]
■伊陸 葱 > 少しの辛抱だ、気を確かに。
【ふらつく身体を両手で支えてから、抱きかかえる。】
(とりあえず家まで連れて行こう。ここじゃ危ない)
揺れるから気をつけて。
【ギアの駆動音がして、電気が走る。】
■ワトソニア > 「ご…ごめ………」
[ワトソニアはそのまますんなり抱きかかえられた。
何かの駆動音に反応する余裕もなく、ぐったりとしていた]
■伊陸 葱 > 【あなたを抱えたまま電磁浮遊し、周囲には暴風が巻き起こる。】
つかまってて。(早く、しないと。最短のルートを……)
【荒野の空を、青い光が駆けていく。】
■ワトソニア > 「ッ…!」
[辺りを走る光に、少しだけ目が眩む。
ワトソニアは、残る力でネギの身体に精一杯掴まった]
■伊陸 葱 > 【しばらく飛行して、居住区近くまでくると、徐々に出力を弱めて地上に降下する】
(落ちてきたばかりじゃ、家も何もないよな)
……職場でいいかな。屋根裏部屋が空いてる。
【独り言のように呟くと、居住区への道を駆け出した】
ご案内:「転移荒野」からワトソニアさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」から伊陸 葱さんが去りました。