2015/06/15 のログ
ご案内:「転移荒野」に魔王バラルさんが現れました。
■魔王バラル >
転移荒野の一角。
そこに紫髪の少女が荒野の岩に腰を預け、水晶玉で何かを"視て"いる。
「……ふぅん。気まぐれに仕掛けたけれど、面白い事になったわね。」
■魔王バラル >
水晶球を、異空間へとしまう。
小さく息を吐き、立ち上がる。
「ま、期待はしていないけど。名前を売れる訳でもなし。
……さて、行くとしましょうか。」
ご案内:「転移荒野」から魔王バラルさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」にメアさんが現れました。
■メア > (少女は荒野に足を運ぶ)
………
(少女は周囲を見回しながらゆっくりと歩を進める。
与えられたカリキュラム、この地域に現れた魔物との戦闘。
あわよくばその魔物の討伐…カリキュラムを与えられれば
それに従う。それだけの思いでここまで来たが、まものは何処に…)
■メア > (魔物の討伐…仮装訓練では何度か相手をした事があるが実戦は
これが初めて…否が応でも緊張する……
等という事は無く、普段と同じように道を歩くように進んでいく。)
ん……あれ…
(遠目に二足歩行の何かが居る…ポケットのデバイスを取り出し
魔物の詳細と添付画像を確認…間違いなくあれが対象だろう。
危険ランクC:通称グール…放っておくのは危険だがここなら
生徒でも倒すことが可能な魔物だ。)
■メア > はぁ……
(対象をきちんと確認し、深呼吸…大丈夫、相手はただの魔物…
そう自分に言い聞かせる。相手は人間じゃない、そう考えれば
いつもよりも楽だ。討伐と言われたのだから相手は放っておけば危険
だから自分が狩る…それだけ…)
ん、だいじょぶ……
(目が据わった少女の影、その手に長い棒の様なものが握られる。
影が握る剣は現実にも表れ、メアの手に黒一色の棒のような
剣が握られる。羽のように軽いそれを二度三度振り。)
ん……
(グールの元へ歩いていく)
■メア > (グールは気付く自身に近づく肉に…ここに飛ばされてから何も
口にしていない。もう我慢の限界の所に近づいてくる肉…
空腹により思考能力が削がれ狂暴性が増したグールに相手を警戒する
思考などできる筈もなく)
アアァアアァァアァァア!!
(相手を捉えるための強靭な足、獲物を切り裂く爪、頭蓋をも噛み
砕く顎。全てを使い小さな少女を仕留めようと迫り…)
…ごめん、ね……
(一瞬だけ、グールを憐れむような視線を向け。自分に爪が届く
寸前、ふわりと黒い剣を下から上に振り上げる。
それが唯の剣なら少女にそれを振り上げる事は出来なかっただろう
それが唯の剣なら…グールの顔面が半分に両断されることは
無かっただろう。)
…っ……
(爪が掠った肩に手を当てる…一瞬とは言えその爪は少女の肉を
抉り、抉られた方の腕はだらんと下がる。剣を持った方の腕で
なかったのはただの偶然だろう。やはりまだ経験が足りない…
そう思いながら頭を両断されたグールを見下ろし)
カリ、キュラム……終了…
(小さく呟き、その場に座り込んだ)
■メア > ん、うぅ……
(死体は後で回収される、そう言う手筈だ。
自分のやる事は全部終わった…少女はゆっくりと立ち上がり
そのまま姿が消える。後に残るのは流れる風の音と不気味な死骸
ただそれだけだった。
数分もすれば回収犯が現れ、死骸を回収していくだろう。)
ご案内:「転移荒野」からメアさんが去りました。