2015/07/16 のログ
美東暦 > 「夢ねー、確かに夢も大事な異界だからなー…と、ほいよ」
キャップを開けてからお茶を手渡す。
それからアーヴィングの言葉に頷いて言葉を継ぐ。

「うんうん。務めじゃねーってのはそういうことなんだよなー実際のとこ。
呼び出しはすぐに出来るけど…来るにはちょっと時間がかかるかもしれねーな。
オレは用事終わってるし、向こうに乗り物あるから街の中心まで連れて行ってもいいけど?
そしたら後は生活委員…担当するやつらにな? 会わせてオレ帰るし。
ま、そこのそれみたいに大層な乗り物じゃねーけどなっ」
顎で飛翔機を指しながら、弾かれたコインを受け取る。
「うひゃーマジ金かなー」と抜けた声を上げ、はじき返した。

「こういう金は使ってねーけど、こっちのそれなりの金には替えられると思うぜ。
その、生活委員も最初はある程度世話してくれると思うしさ」
ぐいっとクレーターの縁から垂らしていた足を持ち上げ、立ち上がる。

「どうする?
それか、呼ぶだけ呼んでそいつらが来るのをここで待つならどーぞ。
…戦の道具だ、大事だろうし?」

アーヴィング > おう、サンキュ…って、薬草みてぇな味だなこれ…
結構クセあるわ…嫌いな味じゃねーけど
(文句を言いながらもほとんど垂直にする勢いで飲み干し
 空いた容器をどうするかと手の中で弄び、炎を…出そうとしてやめた
 貴重な物だったら不味いな、と投げ返す)

おー、んじゃわりぃけど案内たのまぁ
世話になんのに呼びつけんのもわりーしな

っと、いや、問題ねーよ。言ったろ?魂に宿るって
そいつが認めた器なら…こうなんだよ
(と剣を掲げると飛翔機の残骸が光の粒子に分解され、中央に埋め込まれた宝珠に吸い込まれ、その姿を消し
 剣自体も光に溶け、胸元に吸い込まれていく
 もっとも、これが出来るのは飛翔機の中でもごく一部だが)

な?
(と、どこか自慢のおもちゃを見せびらかせる子供のような笑みを浮かべて)

って、なんだよこっちでも通じんのかよ金貨
ま、あんまり世話になりすぎて借りつくんのもこえーしな
その辺は適当に何とかするとして
ともかく、よろしくたのま、ヨミ
(拳を作ってトンと肩を叩くと、何が楽しいのかケタケタと笑って歩き出そうとして…)

あ、どっちだ?
(と足を止め、案内待ちだ)

美東暦 > 「ははは、まあ味の慣れはしょーがねーさ。
食っちゃ戻れない黄泉の飯よりはるかに安全だと思うよー、ま、飯にかんしちゃ人によっちゃハマって抜け出せないヤツも出るぐらいだけどさ」
笑いながら空のペットボトルを受け取って腰に戻した。
別にどうでもいいとはいえ、一応ゴミぐらいは持って帰る。

そうしているとアーヴィングが飛翔機を消した。
指さして唇をとがらせる。
する方も子供じみていればされる方も子供じみている。
「う、う、うっ! いいなーーそれいいなー!
なーんだよカッコいーじゃねーかよー」

肩を叩かれて嘆息してから、アーヴィングを振り返る。
「こっちこっち。ニケツだから…あぁまあ乗ったらわかるけど、勘弁しろよな」
答えて、クレーターから離れていく。

ご案内:「転移荒野」から美東暦さんが去りました。
アーヴィング > やっべーな…、飯の味は盲点だったぜ……
まあ肉がありゃなんとかなっけど…
岩塩鉱脈あるよな?ここ
(海の存在しない故郷で唯一の塩分確保手段を口にして不安そうに言う
 周囲の光景が荒野だから相当貧しい世界だと思っているようだ)

かっかっか、ったりめーだろうが
こいつに憧れっからガキは騎士になりたがんだよ
今はボロボロだけど万全の状態ならクッソかっけぇぜ?俺のシルバランサーはよ
晶映放送でも人気バツグンだったんだぜ?
(褒められればいい気になって腰に手を当て楽しそうに笑う
 こちらでいうテレビ番組のような物で人気だったのは嘘ではない
 ガワはいいけど中身がチンピラ臭いと不評だっただけで)

おう、全力運転で頼むぜ
(なんて笑いながら後を付いて行く
 彼の持つ異世界の技術は財団に公開され、研究対象になる事となる
 そこで得た莫大な報酬…あぶく銭がどうなったのか、それは今ここで語るべきではないだろう)

ご案内:「転移荒野」からアーヴィングさんが去りました。