2015/10/12 のログ
ご案内:「転移荒野」にダナエさんが現れました。
ダナエ >  
──ゴッ……ゴス…… ゴッ……ゴス……
  ゴッ……ゴス…… ゴッ……ゴス


時刻は昼下がり。空は晴れている。
場所は転移荒野の、やや薄暗い林の中。

分厚い全身鎧に身を包んだ異形の木こりが、
ゆっくりと歩いてくる。背中には大剣と、
異形再生を経て以前より少し禍々しくなった大盾。
手には小ぶりの手斧を持って徒歩で来たのだから、
風紀や公安のお世話にならずにここまでたどり着いたのは
運が良かったというしかない。

ダナエ > 木こりは前回自分が切り倒した丸太の元へ近づき、
本数を数えている。

「うむ、もう少し欲しいところだな」

当初の予定ではこの丸太で秘密基地ならぬ休憩所を
建てようとしたのだが、建築に使える異能を持つ
知り合いが建ててくれるという算段が付いた。
よって伐採した丸太はそのまま放置していたのだが、
先日隣の部屋に住むおばあちゃん大家さんにせっかく
だからと『異能芸術の現在』展への出品を勧められ、
それならばあの丸太を使って何かを造ろうと思い立ち、
こうしてやって来たところ。

もう少し丸太を追加しようと、歩き出す。

「……これにするか」

手頃な太さの木を見つけ、軽い気持ちで手斧を打ち込む。


【樹木判定→
 12でトレント、34で鳥の巣有り、56で樹木(成功)】
[1d6→1=1]
ダナエ > ──ドブォッ!
ダナエ > 打ち込んだ感触が、明らかに木とは違う。
ぐにゃりと柔らかで、刺さったまま斧の刃が動くような──
この感触には、覚えがあった。
手斧を幹?に食い込ませたまま、恐る恐る見上げると、

「ギーーーーオーー!!」

そこには何すんじゃワレェ!とお怒りのトレントさんの姿が。


──トレント が あらわれた!

ダナエ > 「すっ、すまない、わざとではないのだ!」

手斧をトレントの尻に残したまま、ゴコッと一歩下がる。

──トレント の こうげき!
  トレント は えだで なぐりかかってきた!


【トレントの攻撃→】
[3d6→2+4+6=12]ダナエ(HP:400 MP:200)トレント(HP:100 MP:10)
ダナエ > ──ダナエは おおたてを そうびした!

「誤解だ、私は敵ではない!
 ただ、木と間違えてしまって……!」

──トレントは ダナエを みている。
  トレントは なにかを おもいだした!

「お、おお、分かってくれたか……?」

──トレントは てまねき している。

──ダナエは おそるおそる ちかづいた!

「ああ、手斧がそのままだったな。すまなかった」

──ダナエは ておのを ひきぬいた!

──トレントは じぶんの しりを ゆびさした!

「なんだ?
 まだ何か……、………………」

──ダナエは トレントの しりをみた!
  ふるきずを みつけた!

「て……手斧の傷そっくりの、この古傷は……
 まさか……私が前回、木と間違えて……?」

──トレントは うなずいた!
  トレントは いきりたって
  ダナエに おそいかかった!

──つうこんの いちげき!
[3d100→9+28+76=113]ダナエ(HP:388 MP:200)トレント(HP:100 MP:10)
ダナエ > 「ごぶはぁッ……!」

大ダメージ。鼻血。
しかしこの状況では正義は完全にトレントにあるため、
こちらから攻撃する気にはなれない。

「す、すまない……二度までも間違うとは……」

──ダナエは はんせい している。

──トレントの こうげき!
  トレントは ねで あしばらいを しかけた!

──つうこんの いちげき!
[3d100→30+97+99=226]ダナエ(HP:275 MP:200)トレント(HP:100 MP:10)
ご案内:「転移荒野」にギルゲイオスさんが現れました。
ダナエ > 【転倒判定・奇数で転倒】 [1d6→3=3]ダナエ(HP:49 MP:200)トレント(HP:100 MP:10)
ギルゲイオス > さて、この辺ならば人に迷惑は掛からぬと思うのだが――まさか林まであるとはな、荒野なのに。
もう何でもあり、であるな。
(やっとこさ完成した呪い逸らしの札、その実験の為に転移荒野までやってきた魔王様。
もっとも、先も言った通りに林になっているのだが。
右手に握るのは鎖とそれに繋がって、ズルズルと引きずられる剣が一本……見るからに、めっさ呪われてる。
こんなモノ何処から入手してきたんだと聞かれておかしくないほどに)

流石に、ぶっつけ本番ってのもアレであるしな。
もっとも、実験に使う呪物の入手も地味に面倒だったなと――……ん?
(と、人っ子一人といないと思っていたのだが、なんだか妙にと騒がしい。
ちょいとばかりと考えた後、音の方角へと走って行く)

ダナエ > ──ダナエは ころんでしまった!

「ぐっ!」

あえなく転倒。
格下のはずのモンスター相手だが、
こちらに正義がなく手を出せない以上、どうしようもない。

魔王様が走ってきた先には怒り狂うトレントと、
瀕死の木こりが転がっているのだろう。
ダナエ(HP:49 MP:200)トレント(HP:100 MP:10)
ギルゲイオス > ふむ……
(どうやらと、暴れまわっているのは木。
とはいえ普通の樹が暴れる訳もなく)

樹妖の類、であるかな。
それと転がってるのは……なんだかすごく見覚えがある気がするのである。
(例のずんぐりむっくり鎧、そしてものすごくタイムリーな人物でもある)

挨拶、はしている余裕は無さそうであるな。
(転倒、に加えて物凄く滅多打ちにされた感が漂う。
確かに面倒な類の相手ではあるが、サンドワームの一件からして、ここまで一方的にやられる、とも考えにくいのだが)

――考えるのは、後、か
(トンっと、地面を大きく蹴り出すと。
最短形式で飛翔の魔術を起動。
高度は稼げないが、直進するだけなら問題はあるまい。
ダナエの方へと、すっ飛んでいく魔王様)

時間が惜しい、鎧の軽量化は自分で掛けろ
(一言いうが早いか、適当にダナエを引っ掴んでトレントから距離を取りにゆこうとする)

ダナエ > 「ふうわっ!?!?」

突如身体が持ち上がり、地を離れる。トレントからも離れる。
何者だ、と思ったところで聞き慣れた声を聞き、

「ぎ、ギル殿か!!!!」

感謝や感激の間もなく、「わわわかった!」と返事。

「この間作ったこの護符が、役に立つ時が来た……!」

懐から取り出したのは、マジックアイテム初心者による
お手製の重力軽減(のつもり)の護符。
魔術の知識のある者の視界に入れば、
護符に描かれているのは光の神の紋章と、
広範囲の攻撃魔法発動を意味する紋章だと分かるかもしれない。


「はあああッ! 発動せよ!!!!」

かっこいい掛け声とともに、ビッと護符をかざすと──
この体勢で、護符から光の攻撃魔法発動。
しかも広範囲。

唯一幸いなのは、込められている魔力の量。
護符の容量の半分か十分の一か、
それくらいしか込められていない。


【光の攻撃魔法・ダメージ数値】
[2d6→2+2=4]ダナエ(HP:49 MP:200)トレント(HP:100 MP:10)
ダナエ > 「へぶっ!?!?」

──護符は ひかりのまほうを となえた!
  ダナエに 4の ダメージ!


弱い光が護符から飛び出し、方々に散って消える。
鎧は一瞬たりとも軽くならない。
ダナエ(HP:45 MP:200)トレント(HP:100 MP:10)
ギルゲイオス > 一体何をやっているのかと小一時間問いたいのであるが、置いといて。
か、かなり重いので早めにお願いしたいので……
(現状、トレントから一先ず距離を取ることを優先に。
どうにかこうにか重い鎧を担ぎ上げ、木々の合間を飛翔している、訳、だが)

なんか凄い不安が過るのである……
(その護符、とやらに物凄い心配な予感がするのは気のせいか)

え、いや、ちょっと待つのである。
それ、重量軽減じゃないきが――
(気のせいではなかった模様。
言いかけた辺り、カッと光が。
光魔法、格好いい掛け声、と命名してやろうか、などと魔王の脳裏に過ったのは別の話で)

あべしっ!?
(魔王様に多分5位のダメージ。
大したダメージでなかったのは幸い、と言えば幸いなのだが。
急ごしらえの浮遊魔術行使中に不意打ちを食らったのが拙かったのか。
重い鎧に引きずられるように体勢を崩せば、ズサー、っとばかりに地面を滑る感じに不時着してしまう)

ダナエ > 「ぐっ、ぐぅ……!」

光魔法『かっこいい掛け声』の効果は、不時着。
ぐの数だけ転がった模様。

「ギル殿、大丈夫か!?
 気をつけろ、
 どこからか光魔法の使い手の攻撃を受けたようだ!!」

盛大に勘違い。
瀕死の体で大剣と大盾を装備し、
魔王様をかばうように前に出てきょろきょろ。
誰もいません。

ギルゲイオス > いてててて……散々な目にあったのである。
(大体同じ位の回数転がって、土と草に汚れた魔王様。
倒れたままぐったりとしていたが、のろのろと起き上がって)

そうであるな、トレントの方もこっちに来ないか注意せねばならぬが。
いまは、攻撃魔術を使ったやつをとっちめねばならぬ――なっ!!
(相手の後ろでぐっと身を構えれば、最後の一声と共に突き出すのは掌底。
まぁ、鎧の上にかますだけなので、大した威力は無いのだが。
不条理な展開に対する怒りを込めて、割と遠慮なく背中へとぶちかました模様)
[1d6→2=2]魔王様怒りの一撃 カードをリセットしました(残り枚数52枚)
ギルゲイオス > (何処かで何かがリセットされたが、多分気のせいである)
ダナエ > 【大盾の攻撃】 [1d6→4=4]
ダナエ > とっちめてやる、に力強く頷く。

「その通りだ、だがどこにもいな、いっ!?」

──魔王ギルゲイオスの こうげき!
  まおうの 掌底!
  ダナエに 2のダメージ!

  押された ダナエは 大盾に 顎をぶつけた!
  大盾の こうげき!
  ダナエに 4の ダメージ!

「なっ、何をするのだ!!」

普段ならほぼノーダメージなところだが、
瀕死の身なので少し頭がフラフラ。
振り返って文句。
これで魔王様の怒りがリセットされたらいい。

ダナエ > ダナエ(HP:39 MP:200)
ギルゲイオス > いや丁度目の前に、攻撃をした光魔法の使い手が居たモノだったからな。
(べちこーん叩きつけて痛みの走った手を、ヒラヒラと上下に揺さぶり。
あ、なんか自滅した、って感じではあったが。
状況が状況だけに憐れと思う気持ちは欠片も無かったようだ)

ふふふふ……何をするのだ、か。
まぁ確かに、アレをわざとやったのなら、我の怒りはこの程度では収まらぬだろうがな。
(一瞬、魔王様の背中にゆらぁっと黒いオーラが漂う。
なお、無害である)

さっきの攻撃は、状況的にも発生源的にもタイミング的にも、お主とお主が作った護符とやらが原因であるよ!
何故に効果を確かめながら時間を掛けて作れる魔術発動体に、全く違うモノが込められているのか。
最初の工程から問いただしたい所だが、今は状況が状況なのでまぁいいのであるっ
(ブワーっと一気に言葉を発した後に、深く息を吐き出して。
とりあえず怒りを発散し終えた魔王様、一旦と周囲を見回しつつ)

んで、一体何がどうなってこうなったのだ。
主に、あのトレント。
(説明求ム)

ダナエ > 「わ、私は光魔法など使っては……」

否定しかけるが、続く丁寧な解説を聞いて黙る。
使用済みとなった護符を探して拾い上げ、
力なくぺらりと魔王様に差しだし、

「上のこれが土の神の紋章で、
 ここからこのへんの紋章が重力軽減を意味する、
 はずなのだが」

魔石の石筆で一生懸命描いた紋章を指差す。
光の神だし、攻撃魔法。
(ダイスの)女神の気まぐれにより、
お手本を写し間違えていたようだ。


「ああ、それはその……丸太が欲しくて。
 木と間違えて斧を打ち込んでしまったのだ。
 しかも、同じ傷があってな。
 私は前にここへ来たときも、あのトレントを
 切り倒そうとしてしまったらしい。
 二回目ともなると流石に向こうも激怒で、
 謝っても許してもらえず困っていたところだ」

ここで、まだ礼を言っていなかったことに気づく。

「ああ、すっかり礼が遅れたな。
 ……危機を救ってもらい、感謝する」

木こりの一礼、または騎士の一礼。

「そう言うギル殿は、どうしてここに?」

呪われた剣がもし魔王様の手にあるならば、
怪訝な顔で眉間に皺を寄せてそれを見下ろすだろうか。

ギルゲイオス > …………
(差し出された護符、説明を聞きながらじっと眺めて)

我の世界とお主の世界では、また術式が違うからして、詳細には判別しかねるが。
これをこのまま発動させた場合、光系統の攻撃性がある術が発動するように見えるのであるが……
(違うとはいえ、この世界で発動する以上は、ある程度の共通点も見られるようだ。
なんとなくジト目を浮かべつつ、喉で唸って)

重量軽減を、重量増加に間違えた、ならまだ分からぬでもないのだがな。
もしくは、完全に不発か。
これはコレで、器用と言えなくもないが……
(何とも言えない表情に、ため息が混ざった)

相変わらず、女神か神か邪神かその辺に翻弄されておるのだな。
(主に、ダイス、と頭に付く部類の神様だろうが)

流石に、樹妖の類を説得するのも難しいであろうし、ちゃっちゃと逃げれば良かったのに。
まぁ今更の話ではあるが……サンドワームの突進を受け止めた事も有ると言うのに、あそこまでやられるというのも、相性か何かか?
(疑問に首をかしげた後、とりあえずトレントが追いかけてきている気配はなさそうだと。
思えば、地面へと腰を降ろす)

それに丸太とは……街で売っても、手間がかかるだけで大した金にもなるまい。
(貧困の余り、きこりに転職したと解釈した様だ)

あぁ、我は、そうだなちょっと前の話になるが。
その鎧の呪いを逸らす何かを作る、という話をしておっただろ?
その試作品がやっと出来たのでな、とりあえず――
(左腕に巻きつけていた鎖を手繰り寄せると、むわっと呪い漂う剣が、地面を引きずられつつ此方へと近づいてくる。
流石に、手で持っている訳ではないようだ)

こいつで実験してみようと、思ってな。
(呪われた剣を指さした後、ポケットから革製の、ぱっと見は財布の様なモノを取り出した)

ダナエ > 「うむむむむ……。
 初めてにしては上手くできたと思っていたのだが、
 そう甘くはなかったか。
 運命の女神は、私の最大の敵かもしれん」

ガッカリ。肩を落とす。

「……二度もいきなり尻に手斧を打ち込まれれば、
 怒るのは当然。完全に私に非がある故、
 どうしても許してもらいたかったのだ。
 だが正直、トレント相手にあそこまでやられるとは
 思っていなかった。騎士の名折れだ……!

 闘技場でのダメージが残っているせい、
 ということにしておいてくれ」

破壊神様にボコられてから日はそう空いていない感じの今日。
ダメージのせいにする。

木こり説にはきょとんとした後、あわてて手を振る。

「ああいや、丸太を売るのではない。
 無駄に長い話になるが、
 初めは丸太で転移荒野にひみ……休憩所を、
 建てようと思っていたのだ。
 だがトトが異能で建ててくれることになったのでな、
 余った丸太で美術展の出し物を作ろうかと考えて、
 ──結果、あのざまだ」


まさか己と関係のある話とは思わず、

「おお、覚えているぞ。
 逸らすとか亡者を騙すとか、そんな話だったな。
 知らないところで研究を進めてくれていたとは……
 すまない。本当に、感謝する」

また一礼。深々と。
ずるずる引きずられる呪われた剣に驚く。

「…………思いきり呪われているな」

うわあ、という顔。客観的に見ると自分も同類なのだが。
鎧の亡者達が喜びだしたので、少し剣と距離を取り。
財布のようなものを見る。

「ギル殿、それは?」

ギルゲイオス > ……初めてで完璧に作れたら、それはソレでびっくりなのである。
まぁ、なんだ。
アイテムを発動体にする場合、その準備は急がずゆっくり出来るのでな。
色々試行錯誤と確認をしながら作る事であるな。
(ちょいとばかしと肩を竦めてから、顔を緩くと横に振り)

トレントの尻……いや、これは余り考えるのはヤメテおこう。
人間相手でもそうだが、怒り心頭している相手に、幾ら声を掛けても中々と聞いては貰えぬよ。
精神構造のまた異なるであろう、樹妖相手ならなおさらな。
トレントなら余り場所を動かさぬだろうし、出直すのが良かったと、我は思わなくもないが。

――転移荒野に、ダメージが残った身体で来るのもいい度胸、と言わざるを得ない、のである。
(くくっと、笑い声に喉が鳴った)

こんな場所にか?
余り夜を過ごすには適さな居場所、ではあるが。
しかし、ここで知り合いの名前が出るとはな。
水に土を混ぜ、固めて作るのだろうか。
(アバウトにしか知らないが、聞いた限りではそんな感じだろうか。
ちょいと考えては首を傾げて)

まったく、それはまさに災難であるな。
しかも、同じヤツを当てるとは、悪運ここに極まれり、か。
大人しく、街で木材を見つけた方が良いかもしれぬな。
(なんて言いつつ、肩が小さく上下に揺れているのだが。
主に笑いで)

うむ、思いっきり呪われているのである。
落第街の闇市で見つけてきたのだが、ここまで呪われているといっそ清々しいのである。
(みるだけで呪いの香が漂ってきそうだ)

ん?
これはタダの入れ物、術式が劣化したり、込めた魔力が発散しないように細工はしてあるがな。
(軽い説明をすると、中から取り出すのはややと黄色身がかった縦長の紙。
その表面には赤い塗料でびっしりと複雑な模様が描かれている。
その札の端っこを掴むと……)

とりあえず試してみるのでな、余り近寄らぬように。
(そーっと、呪いを遮断する儀式済み銀鎖でぐるぐるにまかれた剣の上に、その札を乗せてやり。
模様から、微かな光が放たれる)
[1d100→55=55](1~30:余り効果はないようだ、31~60:それなりに効果が見込める、61~90:実験は完璧だ!、91~100:大失敗
ギルゲイオス > (札の光が収まるにつれて、呪いの気配も徐々にと弱くなっていく。
完全に、とは言い切れないが。
少なくとも、手に取っても害は発生しない程度にまで、抑えられているようだ)

ふむふむ、悪くない感じであるな。
もう少しと弄れば、形になってくれそうである。

ダナエ > 「……そうだな。
 焦らず、コツコツと続けることにしよう」

確かに、試行錯誤できるのがいいところ。
今後も色々作ることを誓う。

位置的にあれは尻だった。

「冷静に判断できれば、そうなのだろうが……」

ちらりとトレントのいた方角を見る。
罪なき者に自分が悪事をはたらいてしまった、
という罪悪感。
信仰を持つ者にとって、
罪悪感というのは己を強く突き動かす原動力になりうる。
良いか悪いか、方向は別として。
「日を改めて、謝ろう」

「このくらいのダメージを気にしていたら、
 我々一兵卒は戦場になど出られん」

もっともな意見ではあるのだが、笑われて悔しいので反論。
むすっとへの字口。

「トトと知り合いか?
 それならば話が早い。
 ジュースで螺子を作って見せてくれたぞ、
 さぞ愛らしいひみ……休憩所ができることだろう。
 できあがったら、ギル殿には特別に使用許可を出そう」

使わせてやってもいい、と上から。
えへんと威張る。

「私の悪運か、あのトレントの悪運か……」

またトレントの方角を、少しだけ怯えた表情で見やる。

「一体何の呪いなのだろうな……」

亡者達が小躍りしている。寒気がするので、
もっと近くで見たいが仕方なく更に数歩下がる。

微かな光。
呪いの気配は薄くなっていくだろうか。

「おおお……おおおおお!!
 こ、これは確実に、効果ありだな!!」

なあギル殿!?とうざく同意を求める。

ギルゲイオス > (そんなこんなで、まだ暫くと話は続くようだ――)
ダナエ > 【PL:リミットにつき中断させていただきます】
ご案内:「転移荒野」からダナエさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」からギルゲイオスさんが去りました。