2015/11/24 のログ
ご案内:「転移荒野」にギルゲイオスさんが現れました。
ギルゲイオス > (生命も構造物も存在せず、ただ荒野として存在するその一角。
夜空の星を泳がせる闇の中に、小さくも強く輝く赤一つ)


(刹那の後に、巨大化、強烈な閃光)


(同時に発生した高熱により、雲が消散。
地殻表面が融点を超え、液状化)

(衝撃波と膨張した大気が荒れ狂い、熱源中央より離れた場所にある岩の塊を破壊)

(数秒と掛からぬ間の内に、周辺の景色はがらりと変化していた。
どれほど火薬をつぎ込めばこうなるのかというほどの、爆心地)

ギルゲイオス > (夜風に晒され、ガラス質に固まり始める地面。
その中心地から、ややと上空にて)

ふー……平和なのは、実に結構であるが。
たまにはこうやって、派手に使ってみないと、腕が鈍るな。
(滞空状態にて佇む、魔王様。
雲の消え去った夜空を一度と見上げた後に、左手左腕へと視線を移す)

しかし、火力としては高いのであるが、如何せん全熱量を制御しきれぬのが難点であるな。
(肘のすぐ下まで皮膚が焼けて爛れて剥がれ落ち、残るは未だに強い熱。
とりあえずの形まで修復できるまで、数日。
完全にとなれば、一週間はまずかかるだろう。
術式で痛みをカットしているのが、せめてもの救いと言った所か)

ギルゲイオス > 比較的古い術式にも関わらず、延々改良されておらんのだよな、この点。
威力に関しては向上しておるのだが、何故か。
魔王とごく一部位しか使えぬし、手の入れ様がない、というのもあるのだろうが。
(薄く眉間に皺を寄せると、皮の剥がれた左手を握り、開く
加えて、実戦で使う事があまり考慮されていない、というのも大きな点だろう。
使うとなれば対軍隊か、対街か。
そんな状況、もう既に全面戦争の意気だ)

ま、あくまで抑止力として存在する力、といった所か。
もっとも、使えるのなら使いやすくしたい、とは思うのであるがな。
(もっとも、術式が相当に複雑な為に、軽減の出力を上げればその分、威力が大きくと削がれる事となる。
痛し痒し、とはまさにこんな感じなのだろうか)

ギルゲイオス > 逆転の発想で、耐熱術式の掛かったグローブか何かを。
常に付けておくのは、少々面倒ではあるがな。
(そもそも街中でぶっ放せるようなモノでもなく、この先実際に使うか甚だ不明。
小さく唸れば、頭をかっくりと横倒しにした、後)

まぁ良い。
帰ってからまた考えるとしよう。
腕がコレな分、無茶は出来ぬが――もう少し、試してから帰るとするか。
(空をつま先で弾くと、更に上昇。
暫しの間、転移荒野の空で、光ったりビームが飛んで行ったり。
何かと騒がしい事になっていたようだ)

ご案内:「転移荒野」からギルゲイオスさんが去りました。