2015/11/27 のログ
ご案内:「転移荒野」にダナエさんが現れました。
ダナエ >  
──ゴッ、ゴス、 ゴッ、ゴス、
  ゴッ、ゴス、 ゴッ、ゴス


足音荒く転移荒野の森の奥へ(本人基準で)走ってくる重騎士。
「くそ、一体いつから……!?」
不覚にも気づかなかった、と険しい表情。

散髪しようと床屋──美容室ではなく、床屋──を訪れ、
フルフェイスの兜を外した途端にヤドカリ化してしまったのは今朝のこと。
これまでガントレットと兜だけは、
人前で外してもヤドカリ化することはなかったのだが。

森の奥の、さらに奥。
きょろきょろきょろきょろとしつこく周囲を見回してから、
兜、ガントレット、鎧と、
力任せに叩きつけるように脱ぎ散らかしていく。
石灰や白化した珊瑚やフジツボに覆われたそれらが
転がるのを、荒い息で見下ろし──

「出て来い亡者ども!!!!」


【ダイス目の亡者が現れる、ゾロ目は振り直し→】
[2d7→1+3=4]
ダナエ > 現れたのは【暴食】と【強欲】。
一人目は丸眼鏡を掛けた100kg以上ありそうな二十代の青年。
そして二人目は、こちらも恰幅のよい禿頭の五十代の中年男性。

【暴食】は現れるなりふわふわと辺りをさまよい出す。
『………………ない!!ない!!なんにもない!!
 たべものがないじゃないか!!
 木の実さえなってない!!』
戻ってきた【暴食】は、
こんな場所になぜ自分を呼んだと涙目で抗議する。
「うるさい黙れ!!!!
 もう冬だ木の実なんぞとっくにリスの腹の中だ!!!!」
こちらも負けずに大声で言葉を返す【憤怒】。
ではなく重騎士。

冷ややかな目でエッホン、と咳払いをする【強欲】。
『やれやれ、小娘風情にこの私が呼びつけられるとはな。
 一体何の用かね?』
「……おまえら。
 まだ私を殺すのを諦めていないな?」

重騎士に睨まれても、二人の亡者はきょとんとしている。

ご案内:「転移荒野」に観堂 貴緒さんが現れました。
観堂 貴緒 > 「若い学徒は元気だな。
まったくこんな危険なとこだって知らなかったよ。」

赤いジャージを靡かせて荒野をのそのそと歩く。
タバコに火をつけ、たそがれる様に吹かす。
今日もやはり風紀委員の仕事から逃げてきた。

「聞き覚えのある声がするが……どうしようかな」

まったく教師らしくないそぶりでダナエがいるだろう方を見る。
あの兜とかは知ってる気もするが…

ダナエ > 「とぼけても無駄だ!!
 おまえらが呪いを悪化させたことは、
 とっくに知っているのだぞ!!」
本当は今朝知ったが、そこは盛る。
【暴食】がくすくすと笑った。
「何がおかしい!!!!」

『……あー、逆に聞こう。
 何故私がお前を殺すのを諦めたと思ったのかね?』
【強欲】の問いに、今度は重騎士がきょとんとする。
「な、何故とはなんだ何故とは!
 おまえらは、
 私を陸に逃さずに殺すつもりだっただろう!
 だが私はこの通り、鎧の重みにも負けず陸に上がった。
 つまりおまえらの負けだったはずだ!!
 それを性懲りもなく、ずるずるダラダラと……
 その上負けを認めずに、
 呪いを変質させるような姑息な真似を……!!」
一気に叫んで、歯ぎしり。

『言ってないけど?』
【暴食】が呟く。
「……何?」
『負けたなんて、ぼくは言ってない。
 ぼくはこれからもきみを通して、
 この国のたべものをたくさんたべるよ』
【強欲】も頷く。
『わけのわからんルールを勝手に決めんでもらいたいね。
 その心が折れるか、その身が地に帰るか──
 何がしかの終わりが来るまで、君に自由はないのだよ。
 そして私には、君に対してあらゆる算段を尽くす自由がある』
下品な微笑みを浮かべてから、ちらりと腕時計を見る【強欲】。
「…………!!」
あまりの物言いに、一瞬言葉を失う。


己と同じく弓道センスのまるでない教師の気配には、
興奮しているため残念ながら未だ気づかず。
ちなみに頂いた激辛キャンディ、
友人の魔王様が尊い犠牲となりました。

観堂 貴緒 > 激昂した声と生きた声帯じゃない亡霊の声。
やっかいそうだなと頭をかきつつ欠伸する。

「まあ、こんな危険地帯で喧嘩するなよ。
教師的に取り締まっちゃうぞ。」

嫌々とした声を送る。
無視して通り過ぎても夢見が悪そうだし。
下駄で小石を蹴り所在をしらせ、彼女らへ近づく。
さて小石は何処へ行くだろうか?

ダナエ > 「…………ふざけるな!」

続けて何か言い返そうとした時、
咄嗟に下駄とはわからないながら足音が聞こえた。
人が近づいてくる、と気づいて慌てて鎧を身につける。
果たして鎧の装備は教師の到着に間に合うのか──

【奇数で間に合う→】
[1d6→5=5]
ダナエ > ギリギリのところで鎧やその他をすべて身につけ、
来訪者の足音のする方角へ備える重騎士。
念のため大剣と大盾を装備。
小石が大盾にコツンと当たった。

観堂 貴緒 > やはり見たことの有る重装備。そして香る潮のにおい。
やれやれというそぶりで姿を確認する

「んん?。あーへたっぴ重戦士か。
そんな慌てて、弓のお稽古でもしていたのか?」

口をニヤニヤさせながらそう言うと
亡霊の様な声の主を探す様にキョロキョロと見回す。
[1d6→4=4]
ダナエ > 近づいてきた人影には、見覚えがあった。
敵ではないと大剣と大盾を背中に戻す。

「……ミドーか。
 現れるなり騎士を愚弄する気か!?
 弓の不得手はお互い様だろう!!」

背中に戻した大剣に手を掛けながら。
亡者二人は中空でふわふわと教師を見下ろしている。
精神感応力が少しでもあるなら、その姿が見えるだろう。
まったくないのなら見えないかもしれない。

「私は、ええと……悪霊退治のための情報収集をしていた、
 とでも言うべきか。
 ……ミドーは何故ここへ?」

観堂 貴緒 > タバコを燻らせて、紫煙を吐き出す。

「愚弄?。まさか、先生は褒めてんだよ。
まったく最近の騎士は器が小さいのかな~?ぷーくすくす。
先生は魔じゅ……異能使えば百発百中なんだよね。ケラケラ」

顔をにやつかせて笑った。おちょくる様にやれやれポーズをする。
――ぴたっと真顔になって空を睨む。亡霊と目が逢う。

「あーん、悪霊退治ィだ?。……ふむ」

指を上に向けてダナエに問う。
若いやつにはタバコはいかんと思い、その辺にポイッと捨てた。

ダナエ > 【ダイス代振り】

捨てたタバコの行方は?

1~9  普通に地面へ 
10~15 風が浚い何故かダナエに
16~20 流出物のサイの化け物へ
[1d20→17=17]