2016/05/20 のログ
ご案内:「転移荒野」に言乃葉夕陽さんが現れました。
■言乃葉夕陽 > ……ここは、転移荒野
数々の世界が混ざり、打ち捨てられた場所
と、パンフレットみたいなものに書いてあった
「改めて来ると……凄いよね」
彼女もまた、元はここから町の方へと向かった人間だったのだ
いや、異世界人とでも言うか
■言乃葉夕陽 > 「……おかーさん、元気かな……」
遠い世界、遠い時間に置いてきたたった一人の肉親のことを想う。
この時間に来て、早いもので半月ぐらい……学情はそこそこ順調、友達付き合いも……まぁまぁ、うん、まぁまぁ。
■言乃葉夕陽 > 「それに、最初にここに出た時は驚いたよね……
最初ここはどこだー思ったもん……あはは……。」
時間を飛んで……来たはいいけど、それは大きく世界の軸が違ってしまっていて。
見えている景色は何もかも違っていた、きっと異世界と混じった時、私の世界はここに合わさってしまったんだと思う。
■言乃葉夕陽 > 気の向くままに歩き出してみる、
大丈夫、この辺りはそれほど危ないわけではないみたいだ。
生き物という生き物は殆ど居なくて、森や、湖やビルが一箇所にあったりと不思議な光景を見たりできる。
そんな光景を見て、自分が居た世界の面影が少しはあるのかなとか思うけど
「私の居た……んん……それはないか……だってここは……」
XXX年△の世界だもん、と、心のなかで
ご案内:「転移荒野」に松渓つばめさんが現れました。
ご案内:「転移荒野」に天導 操さんが現れました。
■言乃葉夕陽 > しばらく散歩を続けた後で一つの木の元で歩みを止めて見上げている
とてもとても大きい桜の木がそびえ立っていた。
■松渓つばめ > 「おぉい、待って待って」
ちょっと目を離した隙に、数十メートル以上は遠くにいたみたい。
本当に数秒のことだったと思うのだが、転移荒野とはそういう『歪む』場所なのか。
小走りに近寄っていく。散歩、というから何かと思えばである。
草のタネがくっつく。
■言乃葉夕陽 > 聞こえてきた声に、びくっと身体を震わせそちらを向く
「つばめちゃん!?」
驚いたように振り向く、そもそも一緒には来ていた……?
■天導 操 > 【スニーカーが土を踏む、鼻歌交じりに様々な造形散らばる荒野を歩き】
【灯がリズミカルに揺れる】
■言乃葉夕陽 > もしも、もしもこの空間が歪んでいてなんでもありというのであれば……
きっと三人は、桜の巨木の下に集うだろうか
■松渓つばめ > 驚いて、立ち止まったようだ。 ……「やっぱ、相当離れてたの気づかなかったかー」呆けてたわ、ゴメンゴメン。
近づいた。「どったの?」と。視線を合わせると、これはまた、と言いたくなるような大木――
転移荒野には何度か素材ツアー回しで足を運んだことはあるけれど、この光景は初めてで。
「ぅん?どーぶつ?」風で鳴る草とは別の草。耳に知らせが届く。
……近いようだ。
■言乃葉夕陽 > 「ごめん……ついいろいろ思い返してて……」
目の前の巨木に目を向けると
「今は花が散っちゃってるけど、きっと咲いていたら綺麗なんだろうね。」
つばめが何かに気づいたようで、どうしたのかな?と言った様子で彼女を見る
■天導 操 > 【物理学の教師、趣味は天体観測。今夜も星を見に来た訳だが...】
...あら、あんなところ桜、そして二人の人影...かしら?
【遠目で桜の木とそこに宿る二人の姿を見つけ】
【夜目か利くとはいえそこそこの距離、事細かくは見えなかったが互いに女性らしく】
こんな時間に...はっはーん、そういうことかしら?
【ここで妙な勘繰りを...この島にしばらく過ごせば『そういう姿』も幾らか耳にする】
【『異性』でそういう事は普通であろうが、『同性』でというのも...無いわけではない】
【『日も暮れた時間』『人気の無い場所』『桜の下』】
花の時期じゃ無いのは残念だけど...ともかく、踏み込んじゃったらきっと無粋よね
【気づかれないように懐中電灯のスイッチを切り、そのまま踵を返そうとする】
【変な勘違いを抱えたまま】
■松渓つばめ > (思い返して、か。そういえば全然、夕陽ちゃんについて何かを訊いたこと無かったな)
ルームシェアしてまだ一月も経たないが、その間『個人的なこと』にはまず踏み込んでいない。何故?と問われれば困るのだが……
「そうだねぇ、綺麗かも。――ああなんか、気配っていうか」
……お?見回したところ、光がパッと――「人間っぽいわね」告げる。
■言乃葉夕陽 > 「私達以外にも……人間なのかな?」
遠目に目を凝らしてみてみるが、光が……
「あれ……でも消えた……?」
でも……一度見つけてしまった以上、気にはなる。
お化けとかだったら……嫌だし……。
「もしかしたら……明かりが切れたのかも、こんな暗い所真っ暗なまま歩いたら危ないよね……行ってみよ……?」
そう言ってつばめの手をとってあるき出します
■松渓つばめ > 目をこらす。少し遠いがそのシルエットには見覚えがあった。
でも、『行ってみよ?』ということなので、正確に確かめることにした。
少しひやりとする手の感触に(インドア派……)と鼓動を一つ感じて。
「あたし達も、一応明かりは用意してあるわけだものね、と」
コモンマジック。それなりの学生魔術士なら大体だれでも使える『ライト』の魔術。
「あれ、てんどん先生じゃん…!」
てんどん先生。
つばめが好むニュートン物理とアインシュタイン物理では多少畑が違うものの、講義ではアダ名でからかい混じりに慕う生徒の一人である。
■天導 操 > 【二人に背を向けて歩きながら、携帯していた水筒から水を飲む】
【彼女ら二人がこの先どのような青春を送るのかはわからないが、広い空に輝く一等星の様に希望ある未来を迎えて欲しいと思いながら...】
【不意に声を掛けられ噴き出した】【咽た】
■言乃葉夕陽 > 「てんどん先生……?」
知ってるの?っていったふうに目を見る
目の前の先生……?は想いっきり咽ている、なんで……?
■松渓つばめ > 「そそ、てんどん先生。物理の先生でね、時々あたしも講義受けてる」
二人で近くに歩いてきて。
手をつないだまま、もう一方の手指をくるくる回して得意気に言う。指先でライトがホタルのように八の字運動。
「んっもぉ何やってんです先生こんな所で」
こいつがいると物理のハズなのに講義がやかましい。数人が悪乗りするためだ。
■天導 操 > 【しばらくして落ち着く】【声を掛けられたのであれば仕方ない...ここで無視するのも感じが悪いというか、そもそもその声にはよく聞き覚えがある...そんな彼女の方へ向き直る。講義中にかけている眼鏡は外されていて】
奇遇ね、つばめさん...と、そちらの貴女は見覚えがないわね...物理は選択してないのかしら?
■言乃葉夕陽 > 「はい、つい最近転校してきて……まだ授業は社会関連と体育関連しか……」
人見知りしやすいタイプのようだ、たどたどしく……言葉を発する
彼女の知らない人と合う時の癖なのか。
つばめとつないでいた手を今度は腕を絡ませるようにしながら半歩後ろに隠れるように……
「言乃葉夕陽と……申します、えーと……天丼……先生?」
■松渓つばめ > 自分より20センチ近く背の高い少女が見せるしぐさに少しときめいてしまったりもして、指を絡めるように握り返してあげながら――
「大丈夫大丈夫。この辺の野獣とかに比べたら安全な方だから」
どんな比較だ?と自分でも思うけれど。
人にアダ名だけで紹介されちゃうのは気分は良くないだろうから、自分はおとなしくしておこう――夕陽ちゃんで和むことにする。ほわほわ。
■天導 操 > 何やってんの、と言われると...天体観測。知ってるかしら、ここって色々な世界の物が集まってくると言うけれど、空にも星が迷い込んでくるって噂もあるのよ
【教師と生徒、知り合いだったこともあり、特に隠さず理由を告げる】
【講義中にもしばしば天体に絡めた話をする彼女、悪乗りをする生徒...彼女の授業は分かりやすいが進捗が遅いとの事】
あら、こっちに来たばかり?実は私も去年この島に来たばかりなのよ
【動作を見て、随分引っ込み思案な様子だと内心小さく苦笑しつつ、警戒されない程度の笑みを浮かべ】
私の名前は天導 操よ、て・ん・ど・う...ほら、勘違いしちゃったじゃない
【つばめの方へ不満そうに】
■言乃葉夕陽 > 「天導先生……てんどうせんせい……すみません……」
変な覚え方をしてしまったことを詫びて頭を下げる
「はい、今月からこちらに……先生も一緒だったのですか……」
案外、最近来たという人も少なからずいるんだなと、少し親近感を覚えました
■天導 操 > あぁ、貴女は気にしないで良いのよ、これはあの子が悪いんだから
【片手を振って何でもない素振りを見せ】
そう...でも、早くも仲良しの『お友達』、作れている様で良かったわね。環境にうまく馴染めている様で結構♪
【『お友達』の部分を心なしか強調して...最も、それは先程から残っている『勘違い』のせいなのだが】
■松渓つばめ > 「ヘ、ェ。天体観測。っぽいことも結構やってんのね」
天文部みたいなものをイメージしつつ、「思い出した。そー言えば授業で使ってる資料、一部てんどん先生ガチ制作だったっけ」
そうそう、超お友達、と抱きしめてみた。折れちゃいそうだなあと思う。
そして、実はケッコー凄い先生、ただしバイタリティな意味で、と讃える娘。
それにしても、だ。
「そうかそうかー、アレってこの辺からの写真も入ってたんですねえ。
もしかして今日って何か特別な天体ショーが観られる予定だったり?」
くっついたまま、期待した顔で問う。ちっこいので目を輝かせる未就学児のよう。
■言乃葉夕陽 > 「わ……つばめちゃん……」
いまさらながら自分のとっていた行動に気がついたようで
慌ててわたわたおどおどしている、
耳元でバイタリティすごい先生と聞こえるも……先日のアレがアレで頭に入っていない。
天体ショーの話を爛々と聞く様子だけは、ちょっとだけ耳に入った
■天導 操 > 【そんな二人の姿をほほえましそうに見つつ】
そう、今まで撮り貯めてた写真やこの島に来てからのもたっくさん...けど残念な話、今日は大きな事が起こるって話は無いわね。さっきも挙げた通りこの辺の空は変わりやすいって噂だから、現象は予想は出来ないし...まぁでも
【ここで二人に顔を寄せる。そして、大事な話をするように小さな声で囁くように】
逆のとらえ方をすれば、『何が起こってもおかしく無い』のがこの地域、そう思わない?
■言乃葉夕陽 > 先生の言葉にはっと……心を少し落ち着けることができたか
「はい……何が起こっても……おかしくない……ですね……」
巨大すぎる木、見渡すかぎりの混ざった世界……迷いこむ星の話
見れば見るほどに……おかしくねじれ曲がった場所だと思う
ここだけ、うっすらと時間の流れを、あの能力を使う瞬間のように感じるような場所であることも
「時間も……捻れて……ますし」
■松渓つばめ > 少し、きょとんとした顔で先生を見て、それから夕陽に向き直った。
「じゃあ全然予定もないのに――」ああやって流星群とか?
見えた気がした、そんな自分に違和を感じた。だって本当に流れ星たっぷりなんて、そんなわけがないから。
「ちょっと待って、時間がねじれてる?さっきみたいに夕陽ちゃんだけソッコで歩いてったこと?」
■言乃葉夕陽 > 「えっ……?」
向いた先には……天を駆け抜ける流星群
とても綺麗で……それは夕陽の網膜に焼き付く
でもそれは一瞬の幻で……、きっと見えたものは、別な時間軸の……
「あ……えーと、私だけ先に歩いていた理由はわからないけど……
周りで時間が……歪んでいたから、そのせいで……先に行っているように見えたのかもしれない」