2016/07/17 のログ
ご案内:「転移荒野」に詩春さんが現れました。
詩春 > 少し考え込む…ようにうなったあとに、突進。
どうやら耳に言葉は届かなかったよう。
耳があるかどうかは分からずだけれど。

「はあああああ………。仕方ない、ですッ!」
砂埃を上げながら這いずり来る頭部。
振り回し、投げたクナイ。
それは、カキンといっそ心地よささえ覚えるような清清しい音を立てて地面に落ちた。

「………。直接頭に魔法をぶち込んでもいいのですけれど。」

チュートリアルにしてはレベルが高いのは確かだが、それでも倒せない敵ではないと告げる自分の脳。
そうなれば、ここで実力を確認するのもよいだろう。

その突進、真正面から受け止める。
逃げればいいものではあるが、売られた喧嘩は買うぞと言わんばかりに対抗する姿。
クール系の見た目に反して存外頑固な子である。

「『我が祈りにより奇跡を起こせ。我が願うのは眩き壁。』アイスシールドッ!」
受け流したり回避する魔法でないのも、また然り。
当然破られた時のための脱出といて準備状態にはしておくけれど。
壁を前にして突撃してくるそれを、壁の向こうより氷のような目で見つめ続ける。