2016/08/21 のログ
ご案内:「転移荒野」に鬼灯花蓮さんが現れました。
ご案内:「転移荒野」に滝川 浩一さんが現れました。
■鬼灯花蓮 > 大分歩いてきたが、此処が我が得体のしれない繋がりによって落とされた土地だと
一人の若者を連れて来たようなモノ。ありとあらゆるものが繋がれ落とされ、
様々な文化や遺跡もを伴って何とも思えない場所 それが 転移荒野だと ここ数日で習得した知識。
たかが数日で 拙い言葉だが手に入れ、浅く適当に?覚えたこの島の文化、習慣。
適応能力度は半端ないが、ぴたっと立ち止まって彼の方を振り向こう。
「この辺りだが まぁ 大体 ここで落とされた」
■滝川 浩一 > 「大体この辺って…」
周囲を見て少女の言葉に反応する。
頬をかき、彼女の世界由来の物体が落ちてないか形だけでも探し回る。
(話の流れで来ちゃったけど…別に嘘ついてるような感じじゃないってところだけはわかった)
横目でチラッと少女を見てそう思考する。
案内している少女を警戒していたが適当な場所で立ち止まったとは考えにくいし
正確に海の家から案内できたという不審点はあるものの
…何というか、自然と少女が嘘を言ってるような感じはしなかった。
■鬼灯花蓮 > あるものとしたら だいぶ前に落ちたと思われる遺跡や結合してしまった何かの残骸。
異世界から来たというが あながち嘘ではない異世界は異世界でも精霊界から落とされているのだ。
物体 あるとしたら 溶岩…?冷えて固まっているのではあるまいか??
もう何かと荒野と同化してしまって居そうで説明がしずらい気がする。
「ここがどんな場所かは知らんが 得体のしれない場所であるのは分かる。
色々と出来るようだしな… 我と一緒にあったのは 溶岩位だが、無さそうだな。」
ここ等辺だが ないな 見事に。
後は 我の正体を知りたそうな顔だった、と思い出すと視線をまともに向け
「そういえば 道中 正体がどうのとか言っていたが 気になるのか?」
■滝川 浩一 > 「溶岩…?」
よく見ればその石が溶岩が固まってできたものと判明し、手で少し触ってみる。
石はすでに冷えており、その冷たさが掌に伝わってくる。
(しかし、何故溶岩がここに…?溶岩と一緒に転移してきたってのが妥当だろうが…
やっぱり、人間ではないな?)
彼女に声を掛けられればそちらを振り向き、正体についての話題になる。
「あぁ、まぁ…気にならないと言えば嘘になりますね」
真っすぐ少女を見て、そう切り返す。
■鬼灯花蓮 > 「そう 普段 溶岩やマグマの中が過ごしていてな」
それは活火山若しくは火山の中で過ごしていると言って居る様なモノ。
溶岩の変わり果てたもの 軽石かそれに付随する石を見つけたらしい。冷えているのであればそれは使えない。
「ふむ そうか。 我の姿を見て 1割は失神して居る。3割は発狂して居る。
4割は腰が抜けたな。残りが我と契約していったな。この世界では我と契約してくれる猛者はいるかな?
で、汝は何になるか、失神か 発狂か 腰が抜けた 会話できるか。」
無表情から少しだけ ニヤとした笑みを浮かべたかと思うと
正体が大きいのか 少しだけ離れ始めた。
「ここ 何があっても 大丈夫か?」
■滝川 浩一 > 少女の言葉を聞き、少し驚くも納得する。
確かに、それならば周辺に溶岩が固まった石が転がってるのも合点がいく。
(火山の中…となるとこいつらは火成岩だったのか。でも外に出てるから火山岩だよな?
火成岩が火山岩…いやいや、こんなことはどうでもいいんだ。)
火成岩や溶岩、火山岩や深成岩についての線引きを考えつつ、脱線しているところを首を横に振り何とか軌道修正する。
そして少女の次の言葉を聞き、息を呑む。
「…やけに期待させてくれますね。よほど自身の真の姿に自信があるとお見受けします。……楽しみです。」
少女の自信満々の言葉を聞くと、少し楽しそうにしてそう発言する。
実際、少女の正体がずっと気になってたためかその分だけ期待は大きくなっていた。
「どうぞ。普段は誰も来ませんし、好き勝手してください」
早口でそう答え、今か今かと彼女の行動を待つ。
■鬼灯花蓮 > (…溶岩は余りないな…この土地自体 分からん。)
転移荒野自体 姿を此処に置かれ 今来て二度目。あまり変わっていないというのも
余程人は来ないらしい。では色々と問題はないのか。
腰に差している刀をすらっと抜くと切っ先を上へと向け
「いや、単に 巨躯で敵に回したくないそうだ。…それだけ威力あるし な」
召喚獣としての。くるりと柄を手のひらの上で回し切っ先を地面へと突き刺す。
突き刺したと同時に 地面から地響きと土埃が噴き出す。少女の姿が其れにかき消されるようにして視えなくなるが
そのうち 地響きと土埃や土の壁などが収まっていくと、そこにいたのは
黒く所々炎を纏う翼なしのドラゴンだった。尻尾の先も無論炎を宿らせ、堂々とした佇まいで君臨したもの。
『 我が 精霊の一柱 サラマンダー。』
少女の姿の際の声ではなく何とも野太く低いしわがれた声で喋って 彼の姿を見下ろす。
纏う気配は精霊なのか竜なのか分からないし、巨躯だった。あと鱗とか所々炎が出ているので 気温も上がった事だろう。
■滝川 浩一 > 「巨躯?」
彼女の言葉に首をかしげていると、突如として起きた地響きと土埃に驚き、身構えて右手を開く。
少女がいるであろうところを見据えるとそこから放たれる熱気が体全体を吹き抜け、鳥肌が立つ。
数秒後、地響きと土埃、土の壁が収まり、現れたものの正体が露になると唖然とする。
幻想的な炎を纏うそのドラゴンに圧倒され、言葉を失う。
目の前のドラゴンが口を開き、低い声でそのように発すると我に返る。
失神はしてないし、発狂もしてない。それでいて腰も抜けてはいないが、膝はそのドラゴンの圧倒的な存在感にガクガクと震えていた。
呼吸も荒くなり、心臓も鼓動が早くなる。それを何とか抑えるため、左手で自身の胸倉を掴む。
「すぅ…はぁ…落ち着け、落ち着け…それが正体ですか!?」
膝の震えを止めるため、深呼吸して小声で自身に言い聞かせる。
そして大声でそのドラゴンへ向け声をかける。
炎の精霊サラマンダー。それが少女の正体か?
■鬼灯花蓮 > (一応事前通告はしたぞ。では対峙した態度が見ものだ)
単体で気温を若干上がる、そんな存在は余り居るまい。
それも魔術とかではなく異能かその存在の熱気で。普段はサラマンダー姿で動かないし、
元の世界では呼ばれるのは一瞬だった、威力行使か、一時の契約の際の会話等。
この姿はこの世界では一度目だった。余り変化するものではない。色々と面倒らしいのは情報を拾った際に学習した。
(おや、失神しない 発狂せず 腰も抜けていないし漏らしていない。然しガッタガタだな。
精神の方が気になるが 会話 しておる。見込みあるな、こやつ)
『 見込みあるな 汝。 しかしガッタガタだな。うむ 偽りなき我が正体は 精霊が一柱 サラマンダーだ。
この姿で会話 成り立つのか?落ち着かんようであれば戻る事も厭わない。』
ずし、と四本足で立っていたが、よっこいせ、とばかりにその場に座り込むと 尻尾を揺らし炎を辺りに撒き散らす。
火の粉があまた 周りに散ったが、その火は地面に落ちても消えなかった。
『 で、 汝は 我の事をどうしたいのだ? 正体は知ったな?』
■滝川 浩一 > 「いや、そのままで十分です!この世界は女性と話すことは多くても、サラマンダーと話すことは少ないもんでね!」
恐怖を振り払い、拳を握るとそのように返す。その声色は多少恐怖や緊張という物が消え去っていた。
しかし、ドラゴンなんてマジでいるんだな。と改めて驚き、サラマンダーの姿を目に焼き付ける。
田舎だったら画面の向こうの出来事で終わってた。都会に来て見るもんだ。まぁ、ここは荒野だけど。
「正体を知って…うん、別に…正体知りたかっただけですけど…何か出来るんですか?」
サラマンダーの発言を聞いて、少し困惑しつつもそう返す。
実際、転移したばかりの独特の雰囲気を持つ少女に興味を持ち、その正体を知りたい一心でここまで来た次第だ。
そのサラマンダーが詳しく何を出来るかを知らないため、それを聞き出そうとする。
上がった気温と熱気に汗が噴き出す。水でも持ってくりゃよかったなと後悔する。
■鬼灯花蓮 > 『この姿で 我は ヒトと喋った事は多々あるが。』
精霊は召喚される事が多い。色々とあるが殆ど己の場合は存在いるだけで役に立っていた。あとは威力行使。
特に殺気とかは微塵にも出ていない、ただいるだけで威圧はしているかも知れないがそれだけだ。
威圧自体無意識で在り巨躯であるからこそ 収めるのは不可能。
『 我が出来るのは 炎熱系だな。発火ともいう。
地獄の業火から、手のひらサイズの火まで幅広い。
ただ、契約をもししたら それが使えるようになるな。
どうだ? ここまで言わせるのか…汝。』
どうじゃ?とずずいとお座りの状態で顔を近づけて 彼を見下ろしている。
どれくらい気温が上がったかは自覚していない。
溶岩の中で過ごしている様な存在とヒトでは耐えきれる温度が違う事に気づいていない。
■鬼灯花蓮 > (そろそろ 問題が起きるか 戻るとしよう)
空間が歪む、地面が一瞬土壁を構成する、瞬く間に土壁が崩壊する。
そして何事もなかったかのように空間の歪みが収まりそこにいたのは
突き刺した刀を引き抜き 軽く振って鞘に納める少女の姿。
巨躯にあった威圧とか気配は何処にもなく 元に戻った少女はヒトではない気配を出しているだけ。
■滝川 浩一 > 「……自分と契約しろって言ってるんですか?」
自身の力について懇切丁寧に説明するサラマンダーの意図を汲みとって、そのように確認する。
お座り状態で顔を近づけられ、「おお」っと感銘の声を出す。
あまり、魔獣や神話生物を間近で見てなかったため、改めて鱗の美しさや宝玉のような瞳を見てその姿に感動する。
「いいですけど…契約の代償として魂とか請求するのは勘弁ですよ?」
汗まみれの顔でそのように返す。
熱気にやられたのか少しフラフラしてきてその場に座る。
サラマンダーが少女の姿に戻ると、相対的に涼しさが黄泉返り、それに救われ気分の悪さが治ってくる。
■鬼灯花蓮 > 『そうじゃな。此処まで事前に言ったのはない』
代表的な能力は伝えた、っていうかサラマンダーの基本的な能力は炎属性。間違いではない。
此処まで会話出来るものを逃してどうする、それはそれで問題があるわ!と。
鱗は皮膚と同じようなものである、取れる事もあるしサラマンダーの鱗は何かと防具になるし
アイテムとしても使えるらしい。自身は全く取れた鱗は興味はない。
「 契約の代償…魂!? んなもん 請求してどうする。
我が求めるのは 魔力とかだが。微々たる量が貰えたらいいか。」
汗か、夏とか暑い、暖かい場所にいると割と元気になる。
よくある悪魔の契約と一緒にされると困る。魂ではなく魔力とかが貰えたらいいだけなので
その場に座った彼の近くまで歩み寄ろう。契約にしろ何にしろ寄らねば出来ない。
「我 氷属性は出来んでな。涼しくは出来ん。」
■滝川 浩一 > 「はは、冗談ですよ。そんなモノ請求するのは三流の悪魔だけですよね?」
立ち上がり、風を受けると汗を拭う。
そして意を決し、口を開く。
「俺で良ければ、契約、受けますよ」
出会ったころの警戒はもう解けたようで明るい笑顔でそう言い放つ。
この世界に来たばかりで困ってるであろう彼女を見過ごすのは、最低限の道徳を学んだ身としては忍びなかったからだ。
それに魔法は全く行使しないから別段取られても問題なかった。
「わかってますよ。逆に氷属性の魔法使うサラマンダーって何なんですか。それはそれで見どころありますけど」
苦笑いして、そう返す。
サラマンダーとの契約は初めてなのでどうすればいいかわからず、とりあえず彼女の行動に身を任せようとする。
■鬼灯花蓮 > 「 どうだったか…」
記憶はないというか悪魔に知り合いはいない。
…風属性で彼を乾燥なり風で包めば良かったかも知れん。
でももう遅いっぽいのでいいか。
「 では 契約な。…確か、な」
ヒトの姿で契約した事が無い。彼は承諾してくれたがここから試練だった。
手っ取り速い契約の仕方は二つある。然し二つ目はやめておこう。問題があり過ぎる。
両手を揃えると 足元に赤い契約陣を展開させる。
所々 契約の魔法文字に穴があるのは そこに契約者の名を刻む為で ちりちりと音を立てて彼の名を刻んでいる。
「そんなのは 今の処知らん。
《契約陣 展開》『汝 滝川浩一は 高位精霊 サラマンダーが一柱
鬼灯…ええい 我はソニアという名がある―と契約をするか? 異議なしの場合は沈黙を持って答えよ』」
■滝川 浩一 > (…案外かわいい名前してんだな…)
契約陣を展開され、それをキラキラした目で見ていると名前を訂正する少女の声を聞きそう考える。
異議はない。そのため黙り込み契約が完了するのを待つ。
しかし、契約というのはこんな感じなのか…
純粋に感動しつつ、サラマンダーと契約するという現状に驚きが隠せずにいた。
(やっぱり、都会に来てよかったわ…というか、これ家族になんて言えばいいんだ)
沈黙を守り続け、順調にいけばそのまま契約は完了するだろう。
■鬼灯花蓮 > 契約は終わった。さりげなく陣に名を刻んだので
これで終わったと契約陣が収まったと同時に両手をほどいた。
然し 契約したという事は あの竜の姿は暫く封印される事を示している。存外 契約すると此方も制限がかかる。
普段は一瞬なだけに ここでは存在する為必要不可欠な事。
「…契約は終わったが、我 どこに住むんだ?」
数日前に来たばかり しかも 野宿か空き家に潜んでいた。
彼が普段どこに住んでいるのかを 視線と言葉で尋ねてみたり。
■滝川 浩一 > 「あぁ…住む場所か。考えてなかった…」
契約が終わると肩を回し、リラックスしてその言葉に反応する。
そうだ。契約したからにはそれなりに養わなければならない。
そのことについて全く考えておらず、頭を抱えていた。
「…俺は、一応男子寮ってところに住んでるんですけど…その、よろしかったら同居という形になるのですが…」
自分の住んでいる場所を教え、恥ずかしそうに顔を赤くしてそう言う。
自身は寮に住んで、彼女は野宿させる、というわけにもいかない。
そのため、バレないよう同居するのがベストだと己の中で答えを出す。
しかし男子寮で女性と同居しているとバレたらどのような処罰が下されるかわからないし
第一、女性との同居など自身がいろいろなことに耐えられるのかと考えていた。
■鬼灯花蓮 > 「男子寮か。…男子しか住んではならんではないか。
同居するには 我は気配を薄めにするか 汝の影に潜むとするか。」
男子寮というからには男子しか住んではならぬだろう。
問題だらけだ。同居もバレずに行けるか疑問もある。究極として、寮の中では彼の影に潜むという緊急手段を取るしか。
外見が女子なだけで 精霊は基本 契約者の影に潜むか、
あ、ドラゴンは無理になったが 蜥蜴程度になればいいのか!
「では 後日 水槽と爬虫類関係の飼う代物を揃えてくれ。
究極の普段、蜥蜴になって過ごすことにする。
これが駄目なら 男子寮は出る事だな。」
少し考えてくれまいか? 我も考えるのでな、と歩き始めて。
一先ず その場を移動していった事だろうか?
ご案内:「転移荒野」から鬼灯花蓮さんが去りました。