2016/09/05 のログ
ご案内:「転移荒野」にソニアさんが現れました。
ソニア > 「………ふむ」

夜の転移荒野にいつの間にかいる得体のしれない存在。
得体のしれない存在が得体のしれない何かを屠って散らばせ殺戮の現場と化した血みどろの場から
移動をすべく、どろどろに汚れた刀身を軽く振って、音もなく素早く鞘に納め歩き始めた。

得体のしれない何かは 翼の生えたどこか遠くの魔物だと思う。
それを一括りに 得体のしれない何かにしたのは そう称するしかなかったのだ。

(しかし少し移動しただけでこの様か。我 気配隠し下手だの)

ソニア > 「この島で唯一か? ここに異次元、異世界との『門』が出るというのは。が、
 今戻れるといわれても困るが、な。もう少し 鍛錬しようかの。」

この転移荒野に降り立ったのはついこないだだ。最初は相当戸惑ったし、この島についての知識も、
この世界の事についても全く知り得ていなかった。要するに相当に酷い迷子。
それから 今に至る生活は何とも 快適快楽天国にも近い暮らしぶり。
それに至るまでは勉強や努力や鍛錬やら契約やらあったが、
まぁそれらは今後の糧になるのだから、と頑張ってきた。

「…然し どうするかの。これは大振りだしな」

腰というか手にしている獲物は三尺刀。懐に入られたら危険極まりない。
小振りで尚且つ切れ味抜群のモノを用意しないと失礼に当たるかもしれない。

周りを見渡してから 何も、誰もいないことを確かめると

ソニア > 「刀身だけ『   』にするか。すこーし危険になるが、浩一なら耐えきるだろ。」

鞘から刀を抜いてから 徐に左足を地面にトントンとすると、
その場がどぷんどろどろとどす黒くて亡者の手とか顔が黒っぽい液体から出てくる感じで
その穴?空間からぺたぺたと触りに来た。鞘から抜いた刀身をその中へと勢いよく投入し

少しそのままで待機。やがてずるずると出てきた刀を受け取れば刀のサイズが縮んでいた。
刀身のサイズは脇差クラスになったのだ、が、どこか呪われている という具合に闇の波動が半端無い事に。
もう一度 足をトントンとするとどす黒い穴はなくなった。

「では ちょっと ここでない場所で 斬るか…あれ、どこまで仕合は許されるのだ??」

「念話 繋がるかの…」

ステータスがもしみられるとしたら 赤黒の少女には間違いなく 『呪われている!』が出ているはず。

ソニア > 額に手を当てて 念話の仕草をして口も動かさず念じてどこかに電話を掛ける様な事をして
暫くそうしていたが 終わったのか その仕草をやめた。

「では 移動するか。」

少しキョロキョロとしていたが長居はしないほうがいいなと考えると、
短くなった得体のしれない刀を鞘に納め 闇夜に紛れてどこぞへと去っていった。

ご案内:「転移荒野」からソニアさんが去りました。