2017/03/02 のログ
■和元月香 > 「……はー。びっくりしたぁ…」
(めちゃくちゃだぁ…これ…)
別に苦痛だった訳では無く、一斉に叩き込まれた情報量に少し戸惑っただけ。
それもあって、耐性の全く無い常人なら触れただけで吐き気に立っていられないだろう。
しかもこの苦しみは、恐らく後を引く…。
「……面白いじゃん」
このスライムも、上手く訓練を重ねれば上手く操れるようになるだろう。
自分の魔力に関わらず、月香はスライムを直線移動させるのにも苦労しつつ、ゆっくりと本を閉じる。
___ズルリ、
そうすればスライムが独りでに本に吸い込まれていった。
パタン、と本を閉じ。
(…にしても偉いモン手に入れちゃったなぁ)
思いに耽りながら、転移荒野をあとにした。
ご案内:「転移荒野」から和元月香さんが去りました。