2018/08/09 のログ
ご案内:「転移荒野」にパンデミック(ワイバーン型)さんが現れました。
パンデミック(ワイバーン型) > 夏休みも真っ盛りと言った頃、
赤色の不死族が転移荒野を闊歩しだす。

その危険度、SSランク。自然災害クラス。
「危ないから、転移荒野と落第外以外には出すな」
「そして、可能であれば全て排除しろ」

と何者かからのお触れがかかるくらいには。

たかだかアンデッド族がどうしてこうも危険物扱いなのか?

その所以は、このアンデッド種…パンデミックが持つ、厄介な性質にある。

パンデミック(ワイバーン型) > 「グギァァァァァァーーーッッ!!」

全身がドロドロになった、異界から漂流したワイバーンが上空から転移荒野を飛行して地を行く者を狙っている。
空にいるというのに、その姿は随分大きく見えよう。
もし、降りてくれば、翼の全長は5mはあろうか。


羽ばたけば、それだけで風が吹き荒び刃を織り成し、
空気に含む魔力を振動させ、無数の風の魔法弾を作り出す。

そして、ここに引き込まれた不運な陸棲の魔物達を引き裂いて、殺戮していく。

パンデミック(ワイバーン型) > 「ウァァァ…」
「グルルル…」
「グガァ…ッ」

次々と死に絶えていく、魔物たち。
しかし、それで終わりでは…なかった。

ワイバーン型のアンデッドが、自ら築き上げた屍の山をめがけ、

地面に急降下してゆく…!

パンデミック(ワイバーン型) > 「うがぁぁぁぁぁっ!!」

「がるるるるるるるるる…!!」

その真っ赤なワイバーンが乱暴に引き裂いた屍を踏み拉くと、
欠損したままの魔物の死体は、息を吹き返して、動き出す。
代わりに…何かで溶かされたように、身体はボロボロに崩れてしまう。

ワイバーンは一仕事終えると大風を巻き起こし、
先程作り出した仲間をも風に巻き込みながら上空へ戻っていく。

パンデミック(ワイバーン型) > ……端的に述べるなら、
これがこの魔物の危険度SSランクたる所以だろう。

殺した者に触れれば、同じ様なアンデッドにしてしまう。
放っておいてしまったら、際限なく増えていく。



こいつらが増えない様にするには、狩り尽さなければならない。

ご案内:「転移荒野」からパンデミック(ワイバーン型)さんが去りました。