2015/06/11 のログ
ご案内:「青垣山」にエレツ・ツェマフさんが現れました。
エレツ・ツェマフ > 夜が更けてきた青垣山の森の中、
1人、木の上で風にあたりながら街の方を眺めている。

「あっちの方が街かな、あの明かりは…人が一杯で賑やかだろうね」

涼しい風に目を細めながらボソッと独り言を言う。

「でも、少し騒がしいのは、苦手だけどね」

エレツ・ツェマフ > 「ああ、でも君たちがいるから、寂しくはないんだけどね」

傍にある木の肌をなで、優しく呟く。
しかし目線は明るい街の方、
少し寂しそうな表情をしていた。

エレツ・ツェマフ > 「……でも、勇気を出してみるのも、必要な事かな?」

ねぇ?って植物に問いかける。
その問いかけに応じたのだろうか、周りの植物がザワザワと音を立てた。

「うん、そうだ、ね…人との"交流"、か…」

エレツ・ツェマフ > 山の中の道に降り、街の方に身体を向ける。

「…行ってみようか、あの街に」

とぼそりと呟いた後、
ゆっくりと街の方に向け歩き始め、
そのまま森の中に消えていった。

ご案内:「青垣山」からエレツ・ツェマフさんが去りました。
ご案内:「青垣山」に白黒狐さんが現れました。
白黒狐 > ととと。軽快に草を踏む四足。
どこはかとなく、上機嫌に。
口に咥えるは灰色の毛玉。

ととと。足を止めるは樹の傍で。
ぽたりと咥えていたモノを離せば、寛ぐようにその場に伏せる。

白黒狐 > 前足を入念に甘く噛み、舐めて、毛を整えて。
ふすり、と鼻から息を出した。
じ、と口に咥えていた灰色の毛玉を見つめれば。
小さく唸り、前足で軽く押さえ、転がす。

なんてことはない。食事の前の戯れ。

白黒狐 > 毛玉を口に咥え、上を向き。
鳥が丸呑みをするかのごとく、喉を動かした。

おしまい。

人間の食事とは違い、一瞬で終わってしまう。
……人間とは不思議なもので、おいしそうな匂いのするものを食べている。
しかし、その食事の時間はすごく長い。ものすごく長い。

白黒狐 > 味わって食べろ、と言われたこともあったか。
人間から、見たこともない白い粒が丸まった魂を食べさせてもらったことがある。

が、その様子を見て人間は呆れながらも笑うのだ。
よほどおなかがすいていたのだろう。と。

どうも、価値観が違うらしい。
人間に倣って物を咀嚼しようにも、性分かすぐに呑み込んでしまう。

人間とは器用なものだ。四足の獣とは違う。それはわかる。

白黒狐 > ――ふぁ。

上を向き、大きく欠伸をした。
今日も山の中は静からしい。
一度人間が現れれば騒々しいものだ。
それはそれで、飽きはしない。寧ろ、相手がいない環境が退屈になってしまった。

変わってしまったのだなぁ、と。尻尾を一回うねらせる。

白黒狐 > ……はて。山を下りたら何があるのか。
人間が山に住むことは非常に稀で。
とすれば、外部から人間が来ているのだろう。

しかし、自身は山の外は見たことがない。
何があるのか。美味しそうなものがたくさんあるのか。
ただ、なんだかめんどくさそうな気もする。
時折、山に来る人間なぞ、何かを探しているか、何か食べられるものを探しにくるのみ。
あんなに美味しいものが山の外にあるのに、態々山の中に狩りをしにくる必要もあるまい。

……あぁ、うん、めんどくさそうだ。

樹の傍で丸まって。顔を身体に埋めた**

ご案内:「青垣山」から白黒狐さんが去りました。