2015/07/07 のログ
ご案内:「青垣山」に天導 操さんが現れました。
■天導 操 > 【青垣山の入口に立つ、一人の女性…】
【そうび ぶき:でんどうまるノコ ぼうぐ:ながそで ながずぼん そうしょく:リュックサック】
■天導 操 > 【虫除けも持ってきた 竹林の場所も事前に調査している あとは…】
………登るだけ、やね
■天導 操 > (まぁ、そんなに高くないらしいし、気負う必要も無いよね?)
【と、案外軽い気持ちで山に入る…】
ご案内:「青垣山」にシュシュクルさんが現れました。
■シュシュクル > 山に入ろうと前進する操の視界の先にある整備された様子の無い草むらが、がさがさと音を立て始める。
その音は、次第に大きくなって――操の方へ向かって近づいてくることだろう。
■天導 操 > (えーっと、確かこのまま上っていったら、確か20分位でそれっぽいものが見えてくるって………っ?!)
【前方に有る草むらが動いている 風かなにかと言うには余りに動きが大きすぎるような…まさか、いやそんなことがいきなりあって良いのだろうか そんな事を思いながら、予め用意してあった『爆竹』を入れてあるポケットに手を伸ばしつつ、ジリジリと目を離さずに後退】
■シュシュクル > 草むらを揺らす音は今や操の目と鼻の先、である。
草むらが一際大きく、数度揺れた後、ポケットに手を伸ばした操の目の前に、
小柄な少女が飛びかかるように飛び出してきた――!
■天導 操 > 【飛び出して来ようとした瞬間にポケットから爆竹を抜き取り、魔術で火を付けようとした…が、彼女は気づいてしまった 飛び出して来たのは、少女であったと】
………………は?
【当然火をつけるわけにもいかず、咄嗟の反応で相手を抱き止める形に帰着させようとするが、はてさて】
■シュシュクル > 「ウキウキー! ガウガウー!」
ばばっと、勢いよく飛び出した少女は、そのまま操へと飛びかかる。
彼女の異能の成せる業か、はたまた偶然か。
草むらから飛び出した少女はそのまま操に抱きとめられる形となる。
「……? 誰? お前? ウキウキ、ガウガウ、違う? 人間?」
そしてきょとんとした顔でそんなことを口にするのであった。
■天導 操 > あ、貴女が指すウキウキやガウガウは分からないけど…人間よ?
【相手の勢いに飲み込まれ戸惑いながらも、そう返事をして】
(何でこんな所にこんな子が…というか、寧ろ動物的な感じがしないでもないけれど)
【と、そんな事を考えている】
■シュシュクル > 「人間、そうか。シュシュクル、悪かった!」
それを聞くやいなや、ぱっと操から離れて、その目の前に立った。
「シュシュクル」
そう言って、自分の胸を指さしたあと、小首を傾げた。
「お前、何ていう?」
更にぐぐぐ、っと小首を傾げ。
「ウキウキ、ガウガウ、見てないか? ちっちゃい猿、大きな犬」
■天導 操 > シュシュクル…あぁ、貴女の名前ね…
【と、納得している所に、自分に質問が回ってきて、】
え、アタシ? アタシは天導 操(でんどう みさお)、最近この島に引っ越してきた教員…って、教員ってわかるのな?
…それと、猿と犬はまだ見ていないね…シュシュクルさんのお友達なの?
【しゃがみ込むことで目線を合わせて、そう尋ねる】
■シュシュクル > 「キョーイン? 知らない。キョーイン、いい人間? わるい人間?」
全く聞いたことが無いらしい上に、そんな質問を繰り出すあり様であった。
「ミサオ、シュシュクル!」
自分と操。交互に指をさして、通じたことが嬉しいのか、きゃっきゃっと笑うシュシュクル。
「ウキウキ、ガウガウ、友達! とても大事! ここに来た時、はぐれた……。
シュシュクル、放っておけない、探してる」
と、その問いかけにはがっくりと肩を落とし、尻尾もだらんと垂らしてしまう。
■天導 操 > まぁ、人に何かを教える仕事やと思っておいて、間違いは無いと思うよ
【相手の天真爛漫さに、自分も少し笑う…が、急にへたりこんだ尻尾などを見て、】
そう、はぐれちゃって…まぁ、そんな落ち込まないでって 貴女も生きてるんだから、その子達もきっと生きてるさ 探していればきっと………あ
(アタシも、笹林探してるんだった…)
【先程の流れで忘れていたらしい】
ご案内:「青垣山」に美東暦さんが現れました。
■美東暦 > 「マレビトじゃねーかな?」
しゃがんだ操と同じ高さから声。
右手側、麓の道端に盛り上がりはみ出した木の根っこに腰かけている者がひとり。
黒いチューブトップに白いワイシャツの前をほとんど開いて、黒いズボンにビーサン。
その辺からぶらっと歩いてきましたというような格好で、二人の方に顎をつき出す。
「そっちの、マレビトじゃねー?」
と、シュシュクルを指して二度目。
■シュシュクル > 「人に何かを教える! ミサオ、凄い! 偉い!」
ぱーっと顔を輝かせてそんな事を口にする。
「ミサオ、優しい! 分かった、シュシュクル、信じる! ウキウキガウガウ、探す!」
ぐっと小さくガッツポーズをとるシュシュクル。
「ミサオ、どした?」
彼女の様子に再び小首を傾げる。
>操
「誰お前? マレビト違う、シュシュクル!」
むーっと、不機嫌そうな表情で、現れた男とも女ともとれぬ青年に対して、
シュシュクルは抗議の声をあげた。
>暦
■天導 操 > 元々、野性動物がそんなやわな訳も無いし…
…いや、アタシもちょっとした探し物をしてる事を思いだし…
【突如別の方向から声が聞こえる そちらの方を向いて、姿を確認 山に上るのにそんな軽い服装で良いのだろうかと少し考えつつ、】
…マレビト、って?
【質問をする】
■美東暦 > 警戒するシュシュクルに苦笑い。
「ああいや、そういう意味じゃねーんだけど……」
「だからさ、ああ、門の向こうから来たんじゃないかってことね。 山は神域っていうしさ。」
視線を操に戻す。調査用の姿を見ている。
「生徒っぽくないし?」
■シュシュクル > 「探しものか? 探しもの、シュシュクル、得意!」
ぴょんぴょぴょん、とその場で両手を広げて飛び跳ねるシュシュクル。
「探しもの、リンゴ? バナナ? 肉? シュシュクル、昨日から山居た。何あるか、分かる」
そう言ってぐぐぐっと、小首を傾げる。
>操
「……う? 門? シュシュクル、ここ、知らない場所。飛ばされてきた」
苦笑いする暦にこれまた首を傾げるシュシュクルであった。
不機嫌そうな顔は何処へやら、既に綺麗さっぱりすっ飛んでいる。
>暦
■天導 操 > まぁ、生徒っぽく無いのは確かやけど
【一度立ち上がって】
あぁ、そうそう…この辺に笹林は無いかなってね?
■シュシュクル > 「……笹? 笹、知ってる! ある場所、見た!」
その辺りに落ちている木の棒を拾うと、線を引いて地図を描く。
「ここ、曲がる。ここ、まっすぐ行く。ここ、曲がる。笹、ある」
すすすーっと線を引きながら、そんな風に説明するシュシュクル。
最後の一言と共に、土の上の地図に大きく丸を描く。
>操
■美東暦 > シュシュクルの飛ばされたという言葉に目を細め、ほらな?というふうに操に視線をうつす。
「来たばかりだと、結構大変なことだしな」
言って、笹林と聞かれると興味深そうに首をかしげる。
「知らないけど、なになに、おねーさん何しにきてんの?」
■天導 操 > アタシみたいに意図的に船とかで来た人ばっかじゃないって事も有るものなんだねぇ…あぁ、明日の行事に必要な小道具である笹を取りに来てるのよ 今日って七夕でしょう?だけど、テスト中で楽しめない人も居るかもしれないから、明日の夜に天体観測会を開く、ってワケ
【と答えながら、書かれていく地図を見る…どうなのだろう 先程のシュシュクルの行動を見る限り、実は獣道なども入っているのでは無いろうか?有りがたく思いつつも、何処か不安がぬぐえない表情である】
【というか、そもそも山の中で明確な目印も無しにまっすぐ進んだり曲がったり出来るのだろうか…『星』が見えれば可能なのだろうが、現在の天候は曇りである】
■美東暦 > 「言ったじゃん。 山は神域だしって。
そういうの外であんまり見なかった系のひと?」
口にしながら立ち上がり、シュシュクルが書いた図を見ようと近寄っていく。
「七夕かーなるほどねー、笹は確かに必要だなー。
まあ、そっちのやつには、通じるかわかんないけど」
異世界からきたばかりなら確かに通じないだろうと、自分で頷きながら、覗き込もうとする。
■天導 操 > いや、こんなご時世やし、結構見てきた方かなぁ…そうでもなけりゃ、シュシュクルさんの姿に驚いちゃうだろうから
…暗くなる前に一本拝借して、早めに引いておきたい所では有るんだけどね 夏だからといって、油断してたらいつの間にか真っ暗、なんてよくある話やし
■シュシュクル > 操が目にし、暦が覗きこんだシュシュクルの地図。
その道程は、一応獣道のような所は通らないようになっている。
少しばかり大雑把ではあるが、道を進んでたどり着くだけならば、問題はないだろう。
「タナバタ? シュシュクル、わかんない」
ふるふると首を振って困った顔をするシュシュクル。
そして、ややあって、ぽんと両手を叩く。
「シュシュクル、ウキウキ、ガウガウ、探す。ミサオ、笹ある所分かった、シュシュクル、
行く! シロクロ、名前、教える! シュシュクル!」
そう言って、暦の方を見やると自分の胸を指さすシュシュクル。
■美東暦 > 「へぇー、…手伝おうか?」
そう言って図に視線を落とした。
むこうかー、と指された方に顔をあげる。
「あお? いくのか…まあ、納得いくまではいいかもな。 一緒に来てるかもだし。
あ、名前な…み、あ、ず、ま、よ、み。 よみだよ。」
にっと笑い返し
「ようこそ、えーと、シュシュクル」
■天導 操 > 七夕って言うのは、一種の行事やね 凄く簡単に言うと、笹に願い事を書いた短冊を吊るす、お祭りみたいな感じ
…ん、シュシュクルちゃんと、暦さんで良いのかな…も手伝ってくれるの?
■シュシュクル > 「う~! シュシュクル、ウキウキガウガウ、探す!
シュシュクル、もう山、探した! 別、探す!」
最初の軽い唸りは操の問いかけに対する否定なのだろうか。
ぷいぷい、と首を振るシュシュクル。
暦の名乗りを聞けば、満足そうに頷いて、操にしたのと同じように交互に指をさし。
「ミア……ズマ? ヨミ! シュシュクル! ヨミ!」
そしてまたきゃっきゃと笑うのであった。
「シュシュクル、お祭り、大好き!
でも、ウキウキ達、探す!」
そう言って、操に対して顔をぱーっと輝かせるものの、きっ、と真面目な表情になる。
「山、動物達居る、変てこも居る、気をつける!」
最後にそれだけ言い残すと、たたたっと駆けて行くのであった――。
■天導 操 > そう?なら、いってらっしゃーい 地図、有り難うね!
【そう言って駆けていく彼女を見送って…地図はスマホで写真を撮っておく】
ご案内:「青垣山」からシュシュクルさんが去りました。
■美東暦 > 「オレはね?」
顔の左を歪めて操にそう返す。
そしてかけていくシュシュクルの背を見送って
「見つかるといいなー、迷ったら山からでてあっち行けよー」
と島の中央部を指して手を振った。
恐らく相手は見ていなかっただろうが。
■天導 操 > あはは、完全に聞き間違えてたみたい…さてと、そろそろ向かいましょうか シュシュクルちゃんが言うには、変な生き物も居るみたいやし…探し人(?)、見付かると良いんだけど
【と、一度リュックサックを背負い直して、シュシュクルの走って行った方を一瞥して、進むべき先を見る】
■美東暦 > 「どうだろうな。 ほんとに門から来たばかりなら、残念だけど生き別れになっちまったかもしれないよな…」
少し悲しげに目を細めるがすぐに顔をあげる。
「ま、ベツに力持ちってわけでもねーから、ちょっと手伝うだけね。
単に面白そうだったからさー。
最初はなんかの調査とかかなーって思ったんだけど」
行き先を見定めた操に横からついていく形。
■天導 操 > それがどうかは、確かめてみるまで分かんないでしょ?だから、悲観しても仕方ないとはアタシは思ってるけどね
…ま、今回の恩もあるし、彼女には協力したいな、とは
【と、そこまで、見方によっては楽観的とも取れる発言をして、】
んー、まぁ調査に見えても…仕方ない?リュックも背負っとるし、こんな格好やし
ご案内:「青垣山」に美東暦さんが現れました。
■美東暦 > 「や、マレビトの……異邦人って色々大変だろうから、さ。
それはともかく、うんそうそう、おねーさんはなんかの授業の講師さん?」
それじゃあ行きますか、と指さして踏み出す。
「あんまりこの辺で人見るのも珍しいしさー。
さっきのもそうだけど異界として色々あるーみたいだしさーこの辺。
色々【出る】とか聞くし」
■天導 操 > 【『異邦人』、その言葉を聞いた瞬間に、表情に一瞬曇りが出てくる】
(…流石に連日で人拐いは…でも、相手も手慣れとる雰囲気やったし、やっぱり近いうちにまた………いや、一度阻止されて、尚且つ顔を割られてる以上、暫くは潜伏せざるを得ないはず…)
【と、真面目な顔で思考に沈んでしまっていたが、無理矢理区切って、自分も歩き出す】
…『出る』って、やっぱりアレよねぇ
ご案内:「青垣山」にライガさんが現れました。
■美東暦 > 操が顔を曇らせて黙っても、やや振り返るように視線を送るだけで同じく言葉を止めた。
歩き出すまでの短い時間を笑っているようにも見えるし真顔にも見える表情で待ち、操が口を開けば前に向き直りながら肩をすくめる。
「こういうところは色々あるもんだしさ。 この島だと余計ね。
まーツキイチでドラゴンが飛び出しますとかじゃないだけマシじゃーねーかなー?」
■ライガ > 大柄の青年が登ってくる。
このあたりに来ることはあまりない。
用がないというのもあるが、この空気が好きじゃないからだ。
でも、地理はある程度知っておいたほうがいい、散歩していたら夜になってしまったが。
「やあ。空、晴れないね」
噂をすれば影。いや、本人は先程までの話題が何かをを知る由もないが。
■天導 操 > ドラゴン、それは流石に生で見たことは無いけんねぇ…あっと、この辺で曲がって…ん?
【と、後ろから声をかけられ…今度の来訪者は、大柄の男性のそれである】
…一人いなくなったと思ったら、新しく誰か来たのかしら?
…えぇ、全く 折角の七夕なのに勿体ない物ね
■美東暦 > 操の言葉にふふっと笑い
「オレもじっくり見たことはねーよ。 例えばね例えば」
曲がると言われたところでライガから声をかけられて軽く右手を上げる。
「どーも。 今日は人に良く会うなー。
ちょっと七夕の笹が入用でね」
と、自分ではない操の用事を口にする。
■ライガ > 「ああ、そうだった、明日天体観測会だっけ。
晴れるといいよね」
手をたたいて納得した表情だ。
「ドラゴンってーと、先生に誰かいなかったっけ。
僕も会ったことはないけど、確か青空先生、とかなんとか」
■天導 操 > そうそう、明日の天体観測会の為の笹取りにってワケ…掲示板、見てくれてたんだ
【うんうんと頷きながら、嬉しそうに返事をして】
へぇ…教員にドラゴンなんて居るんだ ちょっと楽しみになるかも
【と、言うが…彼女は知らなかった 昨日出会った人の中に、ドラゴンの類いが居たことに
彼女は、そういう特別な見抜く力と言うものを持ち得ないのである】
■美東暦 > 「あ、なに、へぇー、結構有名なの。 ああー掲示板かあ~~~」
あまり見ていないのだろう、ライガの言葉を聞いて少し驚いたように目を開いた。
そうかーと頷く。
「えー、じゃあもしかして結構何本か持っていく感じ?
それならそっちのお兄さんみたいな人じゃないと手伝いにならねーかなー?」
言って、男のように広くありつつも丸みのある肩を開く。チューブトップに押し込められた脂肪が揺れる。
「ドラゴンの教員ってのは、オレも聞いたことはあるな。
広い学園だからなー、見たことはねーんだけど」
■天導 操 > そうなると、一本二本位の予定では有ったけれど、もうちょっと頂いた方が良いのかも…?
【と、何本拝借しようか考えながら、】
…まー、アタシも新しく入ったばっかりだと言うことも有るけれど…近いうちに名簿でも借りようかな?
ご案内:「青垣山」に天導 操さんが現れました。
ご案内:「青垣山」に天導 操さんが現れました。
■ライガ > 「学園は確かに広いね、教師陣もなかなか全員見かけることはないし。
学生に負けず、いろんな人たちがいるけど。
……そか、そっちの先生は新任なんだ。
あの掲示書いたってことは、天導 操先生であってる?」
白黒の中性的な少女?少年?どっちだろう。
若者から、手伝いという言葉を聞くと苦笑する。
「いやいや、僕この辺りは詳しくないんだ、下手にはぐれると迷っちゃうよ。
……あ、そういや名乗ってなかったな。
僕はライガ。君は?」
■美東暦 > 暦は胸があるから、そういう面で判断すれば女性と見やすくはあるだろう。
実際には【どちらでもある】とはいえ…。
ライガに迷うと言われて笑って手を振る。それから少し先を指して、
「いやいや、すぐそっちの方で笹をとるだけ…だよな?
オレも単に興味本位だったんだけどさー。 あ、オレは美東暦っていうよ」
それから指さしたままで操を向き
「暗くなってきたし、さっさと持って帰った方がいいんじゃねーかなー?」
■天導 操 > あってる 天導 操(てんどう みさお)…そうやね そろそろ曲がる場所が…あったあった
【と、最後のチェックポイントと思われる場所を曲がって、取り出していた懐中電灯を向けると…目の前に広がるのは笹林 青々と繁っていて、扱うにはぴったりだろう】
■ライガ > 懐中電灯の灯りで暗がりにぼんやりと照らし出される、うっそうと生い茂る笹林。
いかにも何か『出そう』ではあるが。
「ああ、天導先生。
鉈かなんか持ってない? ないなら適当に対処するけど」
「暦、ね。了解、覚えた。
……これ訊くの失礼かもしれないけど、『どっち』?」
性別は、という意味である。
さっき胸元が見えたので、女性っぽくはあるが、後ろ姿から肩幅を見れば男性のようにも見える。
■美東暦 > たどり着いた場所で両手を開きぐるんと回る。
「へぇー、確かに笹ばっかりだな。 よりどりみどり…てやつ?
にしても、オレとくに手伝えることねぇよなー、わかってたけど!」
からからとした笑いを浮かべて肩をすくめた。
そしてライガに遠慮がちに聞かれると、自分の手で胸の脂肪を挟んで。
「りょーほー。 ん、ふふ、別に、気にしてたらこんなかっこしてねーって。
どうもやりにくいっていうなら、そうだな、まー…汝が思うようにとるがよい
?」
ふざけ気味に首を傾げてみせる。
■天導 操 > さて、ここに電動丸ノコがあります
【と、リュックサックから取り出して】
…一気にスパンと、やっちゃいますかね?
■ライガ > 「うお、あっぶな。
いややっちゃうのはいいけど、だいじょうぶ?笹竹ってそんな簡単に切れるとも思えないけど」
ギラリと光る円盤から距離をとる。
「両方か。いや、まあ…。
知人に性別不定の奴がいるから、やりにくいってわけじゃあないけどね。
じゃ、もし話題振るときには、性別は気にしないことにするよ。
あ、それと。
僕は胸派じゃないから、もし反応期待してるならやめておきなよ?」
冗談だけど、と小さく笑う。
■美東暦 > 丸のこを取り出した操から多少距離を取りつつ。
「そうだろ。 種族丸ごと雌雄同体なんてのも異邦人街に行けば会えると思うしさ。
ま、わかりやすくしただけだぜー。
人を喜ばそうと思うなら、もっと真面目にやると思うよ」
ぱたぱたと手を振ってライガと笑い合う。
「そういうの使ったことねーから、オレにはよくわかんねーな。
手馴れてるのか? 先生は」
ご案内:「青垣山」に天導 操さんが現れました。
■天導 操 > いや、さっきホームセンターで買ってきた
【と、あっけからんと、そう言い放つのである】
【そのまま、一本目の笹の切断に着手する】
■ライガ > 「種族ごと雌雄同体は僕も見たことないな。
異邦人街には何度か行ってるけど」
暦と笑い合う。
音を立てて廻りだした円盤から離れると、別の笹の枝を左手でつかむ。
根元を手探りで探し、切断箇所を決める。
「あんまり大きくても持ち運び不便そうだし、これくらいかな。
──“東天に見えし金の王よ、我に力を与えたまえ”魔拳【雨穿刃】……っと」
2人から見えにくい体勢でしゃがみこみ、呟いて、呪文を唱える。
手刀に水の魔力を纏わせれば、それで笹の枝を斜めに切り落とした。
■天導 操 > 【流石新品の丸ノコ…あっという間に一本を切断して、】
一本目…あれ、貴方も一本目切り取ったの?
■美東暦 > 「え、えーっ? 大丈夫かー?」
回る丸のこを不安そうに見つめていると、ライガが呪文を唱えてしゃがんだのでそちらへ振り返る。
「お。 へぇー便利なもんだな」
実際何をしたのかは見えていなかったが、感心したように口を縦に開く。
■ライガ > 「ん、まあね。
大きさこんなものかな。よければもう1本くらい探せるけど」
切り取った笹を掲げてみせる。
切断面は意外にもなめらかだ。右手には薄い魔力がまとわりついたままだが、
先ほどの魔術を感知しなければ、何で切ったのかわからないだろう。
■天導 操 > まー、取り敢えず 五本ぐらいこっとこうかな…
【次の笹に着手】
■天導 操 > そうやね…んー、あと一本お願いできる?アタシもあと一本取っとくし
【魔力の感知はあまり得意では無いのだろう 何らかの手段を使ったのだろうとしか思い当たらず】
■美東暦 > 学園の人間だから異能か魔術かと判断はつくが、あまりひけらかしたがらない者もいる。
それ以上踏み込むことはせずに、いいね、と目を細めるだけに留める。
暦はさきほどの宣言通り本当に何もしていない。ただ二人が切り終わった竹を覗きこんでいるだけだ。
「あれだなー、竹といえば中から女の子だよなー七夕関係ねーけど」
■ライガ > 切り終わった笹をどうしようか迷う。
「かぐや姫の伝説かい?
あれはもうちょっと太い竹じゃないとダメだろ。あと光ってなきゃあ
あ、暦、すまないけどちょっとこの笹持ってて、次の奴切るから」
さてもう1本切ろうか。
■天導 操 > 【2本目も楽々切断…丸ノコの切れ味に満足しつつ、】
『竹取物語』…アレも昔のお話だったよね
向こうは地球と月の話だけど
■美東暦 > 「は、い……よっと……とっとっと」
自分で言った通り力はない。最初に少しよろけながら受け取った竹を支える。
「そう、かぐや姫なら、燃えるように輝いてなきゃだな。
でもこの山ってのはおあつらえ向きだろ。 迦具土と同じ音の、富士山に偲ばれる姫。
火山の姫…山ってのは天上だからな」
二人にそう返し、首を上に。
「昔の人は山が空に繋がってるって崇めたんだろ。
この竹につける願いもそうやって届くといいなー」
■ライガ > 「大丈夫?重いなら無理させるつもりはないけど」
よろめく姿を見れば、心配そうに声をかける。
「山岳信仰だっけ?
この常世島もそうだけど、本土といい、そういう伝承が多いらしいね」
再び背を向け、適度な笹を探すと、左手で上の方を抑え、右手の手刀で切断する。
切り終わったところで、手を覆っていた魔力が消失した。
(ま、こんなものかな。やれやれ、水属性の適正低いと持続性なくて困るなあ)
■天導 操 > また、山っていったら川も大事な要素よね 『洗い流す』って言うのは、信仰でも大事な意味を持つ…そういう意味では、海も繋がってるのかもね?
【と、細い笹を2本肩に担いで】
■美東暦 > 受け取った時はよろけたものの、ちゃんと担いでしまえば問題ない。
ライガの言葉に首を振って、肩に竹をあてたまま立つ。
「そ、去年だかに講義で習った。
そういえば天導先生、だっけ…なんの講師なんー、ですーか」
丁寧語にしようとして語尾が伸びる。
「あ、終わり? 帰る?」