2016/09/25 のログ
ご案内:「廃神社」に狐々さんが現れました。
■狐々 > (狐は廃神社に向かう姿を見られたくなかったのか、人々の通るような道は通らず、木々をかいくぐり獣道を駆けた末其処に現れた。
その眼は何か考えているような、悩んでいるような表情で)
………
(一応神社だということを考えてか、社殿に向けてゆっくりと歩みを進め)
■狐々 > (社殿に向けて手(所謂前足)を合わせる。
その時間は長くなく挨拶程度のもので、どうやら参拝が目的ではないようだ)
……フ…
(それが終わって軽く息を吐くと、境内にある苔生した木の椅子に座って、思い詰めたような目で中空を眺める。)
…みんな、どうしてるかな…
■狐々 > (村から巣立ってこの学園に来てから、もうすぐ半月。
人懐こい性格故か、ホームシックならぬ「村シック(?)」になっているようで)
会いたい……
(無意識に口からこぼれた、「会いたい」の一言。
言ってしまってからハッとする。
一度は一人で暮らす覚悟を決めたはずなのに、自身の幼さが残っていることを実感して)
■狐々 > あー、ダメだ…!
(募る淋しさを振り払うように首を左右に振り、ベンチから飛び降りる。
そして、そのまま脇目も振らず寮に向けて駆けだした。
運動が嫌いな彼女だが、この時ばかりは全速力。
少しでも立ち止まったら、淋しさがまた襲ってきそうな気がする故のことであった)
ご案内:「廃神社」から狐々さんが去りました。