2017/03/12 のログ
ご案内:「青垣山」にニコラスさんが現れました。
■ニコラス >
(山の中は昼間と言えどもやや薄暗い。
麓に近いとは言え、立ち並ぶ木々は太陽の光を遮るには充分な量だ。
とは言え昼間は昼間、灯りが必要なほどではなく、むしろ眩しさを軽減してくれる程度の明るさである。)
っと、これだな。
(そんな山の中で地面にしゃがみこんで幾つかの野草を摘み取っていく。
教師から頼まれたアルバイトで、魔術の触媒に使う薬草を幾つか取ってきて欲しいとのことだ。
森や山には慣れているし、この手の仕事も慣れている。
それにあらかじめ薬草の写真を受け取っているので楽なバイトだ。)
――しっかし、こっちは便利だよな。
(立ち上がり、薬草をポーチに収める。
呟きながら取り出すのは薬草の写真だ。
なんの変哲も無い、せいぜい防水加工を施した画像をプリントアウトしただけのもの。
それでも元居た世界の常識からすれば考えられないものだ。
絵の複製をほぼ一瞬、しかもフルカラーで作り上げる手段を一般人が手にしていると言うのは、やはり科学力の違いなのだろう。)
■ニコラス >
(気を取り直して薬草採取を再開。
冬の間に積もった雪は殆ど溶けてしまっていて、日差しと共に春の訪れを感じさせる。
小動物の活動の痕跡などもちらほら目に付き、と言う事はそれを餌にする捕食者も活動を始めている可能性がある。)
野草狩りのはずがクマ狩りなんてことにならなきゃ良いけど。
(しゃがみこんで足元の薬草を引き抜きながらぼやく。
一応弓と矢は護身用に持ってきたのだが、出来ることならあいたくない。
以前熊狩りをした時は壁役がいたからそれなりに楽に狩れたのだが。)
――元気してんのかな。
風邪とか引いてなきゃいいけど。