2015/06/16 のログ
三千歳 泪 > 「ふるさとは遠きにありて想うもの。時々は恋しくなるかも。君はそういうのあまりない人? 兄弟とかいないの?」
「魔導バイク! そんなのがあるんだ。実は側車つきのスクラップが安く手に入りそうだから、直してみようかと思ってたりして…」
「私ならどんな機械でもきれいに直せる。君のマシンが壊れたら私のところにもってくるといいよ。持ち込みはすこしお徳になるんだ」

「うーーーん!! ハマってるね! グッド!! やっぱり男の子向けなんだなーって思いました。いいなー決まってるよー」

炎の異能と氷の異能。豪華ダブルキャストでお送りしてます。すごい。すごいや。これって異能を二つもってるってこと?
線香花火を一本抜いて、桜井くんの右手のそばにもっていく。危なくないかな。十分離せば火花も平気。だといいんだけど。

「クール&パッション!! どっちの君も君なんだ。私はそういうのないからうらやましいなー。やっぱり使った分だけおなかすいたりするの?」

桜井 雄二 > ……兄弟はいたよ。(過去形、それ以上を語らず)
魔導炉がエンジン代わりについてるだけで普通のバイクだ。法定速度を守っているからますます他のバイクと差がない。
ああ、そうなのか。直し屋……か。わかった、壊れたら持ってくるよ。

ははは。(少しだけ、ほんの少しだけ苦笑いをした)
お面が似合うっていうのは褒められることなんだな、知らなかった。

火花は気にするな。(自分も線香花火に着火する)温度差に強い体質だ、ロケット花火が直撃しても火傷しない。

……体力は使うかな。集中するからな。
だが明確なデメリットは今のところ感じたことはない。

三千歳 泪 > ライダーが好きな兄がいたと言った。すべて過去形って、そういうことかな。話したくないことは誰にでもある。
周りでにぎやかにしてる子たちを見つめる。私の知らない世界がそこにあった。

「わ。すごいよ桜井くん!! 火花が赤い! えっと、赤いのはあたりまえなんだけど緑も青もある!!」
「むぅ、ロケット花火…聞いたことがある。色とりどりの光が空の上まで飛んでくんだって。やせがまんするの?」

暖かな色の火花がたんぽぽの綿毛みたいに爆ぜる。淡く烈しく瞬いて消えてくさまは炭酸の刺激にも似ていて。
昼間はめいっぱい働いて、今日もそろそろ店じまい。おフロに入って、ぐっすり眠ったらまた明日。
でも、たまにはこういう夜もいい。今日も最高の一日を。まだ終わりじゃないけれど、自然と笑みがこみ上げてくる。

「今日はありがとう桜井くん。おかげさまで楽しかったよ! はじめてのデートはどうだったかな」

桜井 雄二 > (少し話しすぎたと思った)
(せめて今日くらいは、デートの最中くらいは明るい話に終始してもいいと)
(兄のことは死んでも隠し通したい事実ではないが、それでも最低限のマナーというものがある)

そうだな、三千歳泪。(はしゃぐ彼女を薄く笑って見る)
そこまで凄いロケット花火はなかなか見ないな。やせ我慢じゃない、炎や氷に耐性があるんだ。

(浴衣姿の三千歳泪、そして自分も)
(非日常に来たみたいで、どこか胸が騒いだ)
(俺は今を愛してる、と言った古いミュージシャンを思い出す)

そうだな、デートというものは存外に楽しいものだ。
俺も楽しかった。また、いつかどこかで遊んでくれ。
(いつかどこかで―――あやふやな話、シャボン玉みたいに、浮いて消えてしまいそうな)

三千歳 泪 > 「ふーんそっかー味をしめちゃったかー。責任感じちゃうなー」

ひとことで言えば実直。それが桜井くんの性格のようなもの。
ありのままを見ているから物怖じしない。表も裏もなく、感じたままを口にしている。
あまりにも自然体だから、目を凝らさないと君が見えない。それを無視して話したら、伝わるものも伝わらない。

「君が楽しかったなら私もうれしい。そういう時にはまた遊ぼう!だけでいいんだよ」
「そしたら私は、喜んで!って答えるわけさ」

泪の形をした燃え残りが落ちて、これでおしまい。簡単に片付けて、ずっとしゃがんでいたひざを伸ばす。

「いつかどこかで、は無責任だよ。桜井くん。その日はもう永遠に来ないかもしれない。だから約束。また遊ぼう?」

にこりと笑って、右手を前へ。この後はお参りをして、帰り道の途中のどこかでまた明日。でも、今日はまだ終わっていないから。

ご案内:「円上神社」から桜井 雄二さんが去りました。
ご案内:「円上神社」から三千歳 泪さんが去りました。
ご案内:「Free1」に山吹 冠木さんが現れました。
山吹 冠木 > 「流石に、もう祭も終わったか……」

カラコロ、カラコロと下駄を鳴らしながら、
青年はゆっくりと人通りが途絶えた道を進んでいく。

色々あって神社に辿り着くのが遅れてしまった為か、
肝心の祭を見損ねた様で……灯りもすっかりと落ち、
道には熱気の残りだけが、僅かに漂っていた

山吹 冠木 > これほどまでに大きな島ならば、祭の規模も随分と大きく、賑やかだったのだろう。
人が居たことを示す暑さは道なりに続いており、
先頃までの賑わいを示すかの様であった。

「祭……祭か」

ぼんやりと、その言葉を口で転がす。

「故郷に居たときは、あまり考えなかったんだけどな……」

山吹 冠木 > 来歴や由来などは、あまりよく思い出せない。
入島した時に、色々と説明を受けたはずだが……
難しい説明を覚えきるのは、結局出来なかった。

「由来のしっかりした神社だってのは分かったけどなあ」

適当な場所に腰を下ろし、ぼんやりと空を眺める。

同じ夜空でも……同じ祭であっても。
その内容も規模も、かなり違う物だった。

山吹 冠木 > 「確か…………」
そこまで思いだしかけた所で……不意に、違和感が走る。

……思い出せない。

それこそ、生まれてからつい先日まで過ごしてきた……
お世辞にも賑やかとはいえない田舎にある故郷。
その唯一のイベントである祭のことが、まったく思い出せなかった。

山吹 冠木 > 「……ど忘れでもしたか?」

しばし首を傾げ、うんうんと頭をひねるが……やはり、思い出せない。
確か、沢山の物を…………

そこまで思いだしかけた所で、作務衣の足下がくい、と引っ張られる。
「……ヌシ様?」

山吹 冠木 > 視線を向ければ……緑色の小さな影が、作務衣の裾を引っ張っていた。
相変わらず、何を考えているのかは分からなかったが……
ただ、その瞳が、何かを咎めるように、鈍く輝いていた。

山吹 冠木 > 「……ま、後で連絡でもすれば良いかな」

足下に佇んでいた影をひょいと拾い上げると、
そのまま頭の上に乗せて歩き始める。

時間も遅い……歩きながら考えていれば、
そのうち思い出すだろう。

山吹 冠木 > そう自分をごまかして…………

きっと、思い出すことはないだろうと。

心の何処かでそれを感じながら、
カラコロと帰路へとついた。

ご案内:「Free1」から山吹 冠木さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「GUEST」」に『総会』メンバーさんが現れました。
『総会』メンバー > 禁煙席の一角、数名の女子が屯っている。テーブルには既に注文されたランチ、そしてフリードリンク。

「で、さ。折角だし集まってみたんだけど……普通の呼び出しの時より集まりよくてマジウケるわ。我ながら」

今日は制服ではなく、カジュアルな私服姿の女子高生、ネイルアーティストがいつも通りの口調で。

「我は、別にお子様ランチに釣られたわけではないぞ……」

狐耳の少女、狐ノ様がお子様ランチのプリンをスプーンでつつきながら。

ご案内:「ファミレス「GUEST」」に先導者さんが現れました。
『総会』メンバー > 「ン、っぷはぁ。いや、どーみても釣られてンだろお前……」

目の前のジュースを一気にストローで飲み干した
赤髪ポニテの少女、爆殺姫はラフでボーイッシュな格好だった。普段とは違い。普段とは違う。

「爆殺姫ちゃんもそーいいながら割りと楽しみにしてたじゃない~?電話の時の声、弾んでたわよ?」

うるせえ!!と歯をむき出し威嚇されている白いワンピースに大人らしいコーディネートで纏めているのがエンジェル☆ナース、その人であった。

先導者 > ずぞぞーっとドリンクを飲み干すとドリンクバーへ。
メロンソーダ3杯目である。

「プクプクプク」
空気を入れて、遊ぶ。

『総会』メンバー > 「あいも変わらず仲が宜しいことで!あ、お姉さんはステーキ追加で。」

外ハネが元気な印象を与える女性、彼女はリポーター。
取材と称して島中を周り巡っているのでこうして集りに参加するのは稀だった

「へーい。特製サーロインステーキ、お一つですね。少々、お待ち下さい。」

バイトの少女が普通にバイトをしていた。ファミレスの衣装、プライスレス。

『総会』メンバー > 「ん、でもマジでせっかく集まったし何か積もり積もった話でもする?」

と女子高生が提案する。

「ンだよそれ?俺様が今週だけでどンくらい他の組織ぶっ潰してきたかとかか?」

「いや、別に興味ないわ。」

さらっと流され、そっか、と割とダメージを受ける爆殺姫。

狐耳の少女はピラフの旗をいかに崩さずに食べきれるかに挑戦していて既に会話の外の世界に居た。

ご案内:「ファミレス「GUEST」」に大好きなお母さんへさんが現れました。
先導者 > 「ホントどこにでもいるのねバイトの子。あ、超巨大パフェも追加で~」

なかば呆れ顔でバイト風景を見ながら注文する。

「ん?ん??なになに、なにか企み話??」
興味津々弾んだ口調で身を乗り出す

大好きなお母さんへ > メンバーが会話していると、突然暗がりから少女が顔を出した
「母さん」だ

「うっ、うー……みんなぁ……」

目が真っ赤だ

『総会』メンバー > 「あ、でもお姉さんそういうの聞きたいな。皆の本音ってやつ?総会長さん、割と頑張ってるけどそこんとこどーなのってやつ?」

食いついてきたのはマイクを手にしたお姉さんだった。いつでも手放せないらしい。

「お姉さん忙しいからねー、輪に入るのも一苦労でさぁ!だから、本音と本音でぶつかり合って親睦ふかめたいなーって」

先導者 > 「総会長についての本音かしら?って『母さん』どうしたの。」

「真剣10代しゃべり場!いいわね、懐かしくてそういうの好きよ。」

はぁ、と感慨深げに溜息を漏らし

大好きなお母さんへ > 「むずこがっ、はんこうきでっ、う、うー……」
これでもいくらか落ち着いたほうで、ほんの数十分前は暴れに暴れていた

この島にいる者は、時として他人の能力を破る術に長けている者もおり、「お母さん」の異能も、稀に破られることがあった
そうなった時は決まって赤子のように泣き、総会メンバーに甘えるのであった

『総会』メンバー > 「アイヨー。超巨大パフェイッチョー。少々オマチクダサーイ。」

既に適当対応を始めるバイトを尻目に女子高生はベイクドケーキを口に運びつつ

「アイツはなぁ……よくわからないわよ。何時も適当の塊みたいな感じなのにさ」

「あ、それ俺様もわかる、時折すっげー、頼もしく見えるんだ。そういうところがさ」

と、スラスラと建前を忘れたかのように思ってることを出し始める

「へー、そーなんだー。爆殺姫ちゃんあーいうのが好みなのねぇ、お姉さん知らなかったー」
「」

「ってオイーーーっ!!?何言わせンだコラァ!」
「リポーターあんた、異能使ってるわね!?」

マイク片手に笑みを浮かべるお姉さんはウンウンと頷いている

「まー、そういう青春、嫌いじゃないなぁ。お姉さんは応援してます。」
「あー。はいはい、お母さん鼻水でてますよーっと。」

ずびび、と鼻水をとってあげるお姉さん。

『総会』メンバー > 「あぁあああああああ!!」

叫び声が聞こえた。

「あと少し、あと少しじゃったのに……旗が!旗がたおれたぁ……あああ……」

完全に別世界で物悲しんでいる狐耳は、そっとしておこう、という総意の元、放置プレイされている。

「あらあら、お母さん?子供なんだもの、いつかは反抗期が来てしまうのも仕方がないわよぉ。ジュース持ってきてあげるわね、リクエストあるかしらぁ?」
ナース服を着てない大人ガールが皆のお母さんを慰めてあげている。

先導者 > 「男の子だもの反抗期の一度や二度来るんだから。それにみんな潜在的なマザコンみたいなものだから気にしないの。」
いつもの調子でいつもの慰めの言葉を掛ける。

「キャア、『爆殺姫』ちゃん言ったー!!」
やんややんやと持て囃す。『リポーター』にGJのハンドサイン。

「でも頼もしさ感はあることは同意ね。あの不動の自信がね、グッとくるのよね。」

大好きなお母さんへ > 「ううっ、ありがとう『リポーター』ちゃん……」
ちーんっ、と思いっきり鼻をかんで多少スッキリした「お母さん」

狐耳ちゃんに声を掛けたくもあったが、ほっとかれるのが好きと前言われたので、あえてそっとして上げつつ、『ナース』と『先導者』の言に頷いた
「そう、そうよね……ああ、じゃあやさいジュースおねがい……」
乱れた髪の毛を整えながら、ちょっと恥ずかしそうに座り直した

『総会』メンバー > 周囲からの声ですっかり涙目になってしまった爆殺姫はもう吠えるしか出来ない

「ドちくしょうかよ!!!ンな異能使われてたらしゃべり場も何もねーよ!!プライベート丸裸じゃねえかよ!!」

「だからこそ、それがイイっ!お姉さんは本音と本音、男子で言えば拳で語り合う系のセッションが大好きです!!」
「まぁ、あんまし文句言われちゃうと流石に悪いかなーってなっちゃうのでオフときますけど、はい、今回のオフレコでした。」

異能の効果を消して(バイトも巻き込まれていたらしく、他の客にまで適当対応してしまい店長からどやされてる声が聞こえる)総て元通りで会話を続ける。

「でもまぁ、意外とやってけてるのねー。ま、お姉さん的には、もうちょっと背の高いイケメン司令官的なのが好みなんだけど」

先導者 > 「総会長が男子と殴りあう姿は想像できないけどねー。」

ケラケラと『爆殺姫』の遠吠えを嗤いながら、怒声が聞こえた方向を見やる。
『ただのバイト』が怒られてる。いつ見ても不遇な子だ。
私も気をつけないと…。

「ああ、これから毎日牛乳でも飲ませましょう。成長するかも。殴り合いも出来るかも。」

『総会』メンバー > 「野菜ジュース、持ってきたわ。ついでに爆殺姫ちゃんにも。」

「お……、悪い。ナース……ごっふっ!?」
猛毒でも盛られたかのように唐突にジュースを吹き出す
「てメッ……し、仕掛けやがったなぁ!!男子高校生かよ!!」

「男女関係なく、ちょっぴりのいたずら心は魅力になるのよ。特製ミックスジュース、定番よねぇ」

くすくす、と屈託なく笑う。

「……というか、私が聞きたかったのはそーいうのじゃないんだけど……」
「最初適当にスルーしたけど、総会の活動についてよ。」
「……まぁ合ってないようなもの、っていうのは解ってるんだけど。適当すぎて分解なんてされても困っちゃうし」
「私、何事にも釘を差しておかないと気がすまないのよ。」

ネイルアーティスト、女子高生はメロンジュースを啜った

大好きなお母さんへ > 「ありがとうナースちゃん……へ?」
いきなり吹き出した爆殺姫に目を丸くしつつ、真相を知ればくすくすと笑った

「ああ、ここにいるとくらいキモチもあかるくなるからいいわね……
でも、そうねえ。たしかなつにがっしゅくをする、とはきいていたけど
それも、なんかあそびにいくというだけのかんじはすごいするわねぇ」

じゅるじゅるとジュースをすすりながら、先導者に向き合って
「ミス・リードちゃん。そのあたりアン・ドゥくんからなにかきいてないのぉ?」

先導者 > 「皆各々で好きなように活動していたのだけど。」

ローブの中から小瓶をテーブルにグラスタワーのように積み上げながら
ちらり、と『母さん』を見る。

「皆でまとまってなにかする、ということ?」
「先日の風紀内の小競り合い以来、というかあれが切欠で賑やかになりつつあるわね。」

「『ロストサイン』?の元メンバーもちらほら見かけるだとか話もあるし、乗っかるのはいいかもしれない」

炭酸の抜け切ったメロンソーダを啜って

「ただ個人的には、コピー系異能力者が跋扈してる現状ではそれが収まるまで静観していたくはあるかな~」
「総会長は『愉しければいいんじゃない?』なんて楽観しているけれどね。」

駄々甘い甘味料の科学的な味が美味しい。近代化学ばんざい。

『総会』メンバー > 「そうねぇ、異能強化合宿、とかいってたかしらぁ……」
「一夏でどうこうできるものなのかしらね、そもそも。楽しそうではあるけれどねぇ。」

ナースじゃないさんは首を傾げる仕草をして
「この間、私が聞いてみたら海にするか山にするかで激しく悩んでたわねぇ。」

「へ、異能強化合宿?そんなのやるの?お姉さん全然知らなかったんだけど??」

「そりゃおめーがマトモに帰ってこねーからだろ、このスーパー方向音痴……」

先導者 > 「あ、強化合宿。」
麻薬コピーを作るのに夢中でさっぱり忘れていた。

「海、海にしましょう。山は蟲がいるからダメ。(だめ)」

大好きなお母さんへ > 「コピーかあ……たしかに、あんまりたのしい「いのう」じゃないわよねぇ……」
頬杖をつきながら、ぶくぶくと野菜ジュースに息を送り込む
自分の異能がコピーされるなど、考えただけでもおぞましい

「あいかわらずあのコはらっかんてきなんですからぁ……
で、ウミかヤマ?
そのふたつならウミがいいわねえ、こんなおなかだし……」
膨らんだ腹を愛おしげに撫でる
が、総会のメンバーは知っているだろう 腹がどうであろうとどうせワープ魔法を使って移動するだろうことを

『総会』メンバー > 「あ。それな!!俺様、そいつぶっ倒したい!強い奴は俺様が全部倒す!!」

「こういうおバカさんなとこが、案外可愛いのかもしれないわよねぇ……」

眼を輝かしながら挙手をして宣言したポニテ少女は、次の瞬間にはナースに向かって火を吐く勢いで飛びかかろうとしていた、既の所で女子高生が背中から羽交い絞めにして抑えている

「海ね、確かに……夏っぽいといえばそっちのほうが……」
「もしかして、一つの組織として纏まりを持たせるために企画して……」
「だとすると、夏期講習なんとかして私も参加すべき……?」

夏休み後のテストと組織の活動を天秤にかける女子高生。

大好きなお母さんへ > 「ふふ、たよりにしてるわぁばくさつきちゃん」
じたばたと暴れまわる爆殺姫を微笑ましげな目で眺めた

「あのまとめたがらないアン・ドゥくんがきかくしたのよぉ?
せっかくだからいってみましょうよぉ
それにぃ、べんきょうなんてやろうとおもえばウミでもできるわよぉ?」

かなりいい加減な発言だ

先導者 > 「『爆殺姫』ちゃんは『リポーターコピー』と戦えるの?死ぬよ?(心が)」
『御触書』をコピーさせる前提であるが。

「私も自分のコピーとなんか戦闘はごめんよね。『母さん』は相手とデッドロックかかっちゃうんじゃないかしら。」
対峙した両者がフリーズして動かなくなるのを想像しながら。

大好きなお母さんへ > 「……おたがいなきながらだきあうすがたがメにうかぶわぁ……
まあ、きっとそれは、すごく「しあわせ」なことなんでしょうけどぉ……」
「お母さん」にしては珍しく不満そうにそう吐き捨てた

ちなみに、総会のメンバーは「お母さん」の能力を全員知っている
そういうところに入るなら、と、自ら明かしたのであった

『総会』メンバー > 「ご注文の特製ステーキと超巨大パフェでございます。ごゆっくりどうぞ~」

平常スマイルの裏にお前ら絶対許さないという強固な意志を感じさせる接客スタイルを以ってバイトが去っていく

「ンなもんやってみないとわかンねえぜ!俺様は恥ずかしければ恥ずかしいほど強くなるからなクソが!!」
「言っててこの店の幸せそうな連中皆殺しにしたくなってきたクソが!!!」

「お、それじゃあやってみる?お姉さんはいつでも受けて立つよ!これぞ青春!」

「やめてください、ごめんなさい……」

ポニテ少女は背は腹に変えられないという言葉を知り、頭を垂れて謝罪の意を示した

『総会』メンバー > 「あー、確かに。合宿っていうくらいだから勉強できる宿くらいは取ってるわよね、さすがに。」
「それなら参加しても問題はない、か……」

色々、まとまったらしく、頷いて。
「それじゃ、海に行く方向で色々きめてこーじゃない。どーせならこっちで合宿内容キメるくらいでやっといたほうがいいわ。」
「アイツ適当だもん。なんだかんだいって。」

スマホのメモ帳を開いて、文字を打ち込んでいく。
「まとめとくから、意見あったら出しといて。楽しい事のために全力を出すのが私らなんでしょ?だったらやってやるわよ。」

先導者 > 「ホント仲がいいよね。」
周囲の視線をビンビン感じながら。

「んー、ホテルか旅館かコテージか... 離れ島のコテージあたりが色々イベント起きそうでよいのだけれど。」
超巨大パフェの半分を取り皿に分けて『狐ノ様』の前に置く。

「水遊びでしょう、BBQ、肝試し、花火に大異能大会...」
つらつらと思いつく無難なのをあげて

「総会長用に下半身に嬉しいイベントも用意する?」

大好きなお母さんへ > 「まあ。そうねえ、アン・ドゥくんけっこうスケベだから……よ~し、かあさんがんばっちゃうわよぉ!」
なんかきわどい水着でも探してこようと鼻息を荒くするが、彼女の見た目は6~7なのであった……

「ほかにそーいうのだと、やきゅうけんとかぁ?」

『総会』メンバー > 「うむぁ……ぱっへ、おいしい……」

狐ノ様はおいしいパフェを食べて知能が低下した。うめ、うめ、ともはやそれしか言えない生き物と化してパフェを頬張っている。

「先導者、ってだけあってホントそういう企画すんの好きよね。もうなんか完全にただの合宿っていうか、小旅行よねこの内容……」

スマホを打ちながら、苦笑いを浮かべて

「アイツ用に?ンだよ、リングでも作って殴りあうか?俺様はバーリトゥードでイケるぜ!!」

大好きなお母さんへ > とても可愛いので狐様の頭を勝手によしよしする

「なぐりあう……どろプロレス……?」
今まで「母胎界帰」した人物の中に、そういう性癖を持っている人がいて、
やった事自体はないのに耳年増なお母さんだ

先導者 > 「違うの?」
でっかいハテナを頭に浮かべる

「でも大異能大会って企画してあるし! 1vs1または2vs2で死なない程度にガチ死合いなんてどうかしら」
「自分で言っておいてなんだけどこれ名案かも。」

『総会』メンバー > 「野球拳……て、おっさんかよ。」
女子高生から容赦の無いツッコミが飛んでくる。

「ダメダメ、アイツのテンション上げても何にもなんないわよ。お小遣い貰えるわけでもないし。」

女子高生は金銭事情にシビアだった。

「わたしは別に構わないけどねぇ?彼、意外と純朴そうで可愛いもんねぇ?」

と、清楚な方の大人のお姉さんは大人の余裕を以って。ポニテ少女の方を見ながら笑みを浮かべた。

「……なンだよ、その眼は!やめろ!見るな!!ばか死ね!!」

瞬時に顔が赤くなる。元々赤面症気味なのに、分かりやすいとしか言い様がない。

大好きなお母さんへ > 「しあい、ねえ……まあ、わたしはみておくにとどめるわぁ。わたしの「いのう」、たたかいむきじゃないしぃ」
『偉大なる父の背中』が一応あるにはあるが、そもそも争いはそこまで好まないし試合という理由で出すようなものでもなかった

「おっさ……ひどいいわれようだわぁ……
たまにはさいあいのムスコのためにがんばってもいいとおもうんだけどぉ、
おんなのこてきにははずかしいわよねぇ」

ああ、いま爆殺姫ちゃん強まってそうだなあと微笑ましい物を見る目

先導者 > 「あとは日付よね。7月か8月か、盆過ぎるとクラゲが浮くからそれ以前にしましょう。」
「学園の臨海学校と被る子もいるだろーから、そのあたり確定してからでもいいかしらね。」

うーんうーん、とスケジュール帖を眺める
仕事の予定でほぼ埋め尽くされていた

「今夏は『総会長』×『爆殺姫』!これね!」

『総会』メンバー > 「そうそう!そーいうのだよ!そーいうヤツ俺様待ってた!!」
「いいじゃん?この中で誰が一番強いのかよォ、きめてやろーじゃねえか!!」

「この直ぐに調子を立て直せるの割りと羨ましいわよねぇ」
「わかってるね!ナースの!それだからこそからかい甲斐がある!!」

清楚なお姉さんと健康的なお姉さんは意気投合している。

「んー。まぁ悪くないんじゃないかな。元々強化合宿なんだから、それっぽいのが一個くらいあっても許してあげてもいいし」

「ま、どーせ出るのはバトルバカが一人確定で、ほかもちょいちょいくらいでしょーけど」

先導者 > 「ああ、そっか。勝利条件を各々で相談しあってバトる。というのもOKにしましょう」
「みんなで楽しまないとね」

ニヤリと全員参加を強制させる、笑み

大好きなお母さんへ > 「というか、ひづけはさすがにアン・ドゥくんがきめるんじゃないかしらあ……?
いくらあのコとはいえそれぐらいはきめるとおもうけどぉ……」

「……ってちょっとぉ、そのクチぶりだとまるでぜんいんさんか、みたいじゃない!
ミス・リードちゃんけっこうそういうのスキなクチだったのねぇ……」
ふう、と溜息ひとつついて