2015/09/11 のログ
ご案内:「スラムタワー屋上」に『レフコクリソス』さんが現れました。
『レフコクリソス』 > ―――――――――――――――――――――――――――――――――


             ――― 起源 インストール完了 ―――

         ――― 只今を以って、起源の実行を許可するものとする ―――

            ――― 汝、全霊を以って己に忠を尽くせ ―――


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『レフコクリソス』 > ―――――――――――――――――――――――――――――――――

                     アクセス
                ――― 『開門』 ―――


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『レフコクリソス』 >  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 

『レフコクリソス』 >  
【……状況クリア。現在地、標高200m以上。】
【予定座標と相違ないものと認識。】
【気象・天体情報共に一致。】

【現在地カクリヨ、確定。】

『レフコクリソス』 >  

【これより侵略行為を開始する。】
 
 

『レフコクリソス』 >  
背中の甲がカブトムシのように展開される。
すると中から、折りたたまれていた漆黒の翼が、大きく広げられた。
コウモリにも似たその翼からは、赤く光る粒子が零れ落ちている。

ヒトガタがひとたび翼をはためかせれば、粒子が炸裂。
爆風を翼に受けながら、バッタのような脚で天高く飛び上がる。
屋上の地面は大きく抉れており、その爆発の威力を物語っている。スラムタワーそのものさえも大きく揺らぐほどに。

液体燃料すら凌駕するかもしれないその爆風を翼に受けながらも、無傷。
いや、むしろ断続的に爆風を起こすことで飛翔している。
赤い星々を零しながら夜空を舞うその姿は、一体に何に見えるだろうか。

裁きの天使か。
破滅の悪魔か。
はたまた、救いの英雄なのか。

―――そして今、侵略者は降り立った。

ご案内:「スラムタワー屋上」から『レフコクリソス』さんが去りました。
ご案内:「落第街・三途通り」に『レフコクリソス』さんが現れました。
『レフコクリソス』 >  
赤い粒子を細かく炸裂させながら、カクリヨの大地にゆっくりと着地する。

入力された命令は一つ……『敵性存在の排除』。
よって速やかにこれを実行に移すこととする。

索敵開始……敵意感知出来ず。起源に則り、能動的な侵略行為は行わないものとする。
以後、索敵を続行。敵性存在を発見し次第、交戦を開始する。

『レフコクリソス』 >  
【―――反応アリ。7時の方角、200m先に敵意を多数確認。】
【複数人数による戦闘行為、小隊同士の遭遇戦であると推測。】

【偵察を行った後、問題が無ければカクリヨ人の戦闘能力を推し量る。】
【移動開始。】

かしゃん、かしゃん、かしゃん。
物言わぬヒトガタは、バッタのような脚でアスファルトの地面を弾く。
音すら追い抜いてしまいそうな速度で、反応のあった場所へと向かった。

『レフコクリソス』 >  
【予測修正、かの戦闘は小隊同士の遭遇戦に非ず。】
【多対一の一方的殺戮……通称、リンチであると推定。】
【孤軍のダメージ、甚大。叩きつけられた運動エネルギーとダメージ量を計測……】
【現在孤軍の保有する戦闘能力、ネコ以下にしてクマネズミ以上。】
【多軍の運動能力も脆弱なものであると判断。よって、戦闘実験対象とする。】

つかつかと不良集団の群れに歩いていけば、その内の一人が睨みを飛ばしてきた。

ご案内:「落第街・三途通り」に???さんが現れました。
ご案内:「落第街・三途通り」から???さんが去りました。
ご案内:「落第街・三途通り」にギルゲイオスさんが現れました。
ギルゲイオス > 魔王でも降臨したのかと、思ったが――蟲、であるか。
(100メートル以上距離をとった屋根の上、人影が声を発する。
妙な気配と、そののちの連続的な爆発音。
普段と来ない場所へとやってきてみれば、ご覧の有様である。
落第街の事は他所に任せる方針だが、アレが表の街までやってくると、少々面倒そうだなというのは見るからにわかる)

さて、どうしたものかな。
(天使でも悪魔でも、曲がり間違っても英雄なんてモノには見えやしない。
簡潔に表現して、虫の合成怪人といった所か)

…………何処かへ、行くのか
(走り去る姿、背後を見送ると顎を指で撫でて)

ノークターナス
(ジッ、と小さく音が鳴ると、魔王の周囲を包む薄い膜。
やがて、それが気配に同化してゆく。
此方の世界での技術に例えれば、光学迷彩、とでも言った所か)

というか、足が速すぎである。
(屋根を伝いに走りながら、行った方角、追いかけていく)

『レフコクリソス』 > 【敵意を確認する。】

追跡者に気付くことはない。敵意には敏感だが、それ以外が鋭いかと言われれば、専門家には劣る程度だ。

『ンだぁ…? ジロジロ見てンじゃあねーぞゴラァ!』

【言語であることは判別可能だが、データ不足により解析不能。】
【より多くの言語サンプルを入手することでこれを解決することを試みる。しかし、時間が掛かるものと思われる。】

【―――判別、対象の敵意を確認。これは、起源の制約を通ったものとする。】
【排除開始。】

男の額に、蜘蛛の脚にも似た指を構える。
すると指先から金属の糸が発射され、頭蓋骨に突き刺さった。

『レフコクリソス』 >  

                直後、刹那、雷鳴。


 

ギルゲイオス > やっと追ついたのである――とか言ってる間に何か騒々しい事始まってるし。
(現状が見下ろせる屋根の上までたどり着くと、状況確認。
不良?或いはギャング的な者達か、それが数名。
後はぼこぼこにされた何者かが一名……と虫怪人が一匹)

っち
(舌うち一つ、顔を歪める。
大人しく散歩するだけなら、そっと見なかった事にしてもよかったの、だが。
どうやら、そう簡単と済む存在ではないらしい)

おい、死にたくないヤツはちゃっちゃと逃げるのである!
(景色への同化を解除。
それと同時に、左腕を虫怪人へと向ける)

焼き焦がせ
(一言にて基礎的な術式を奔らせると、魔王の周囲に浮かぶ炎弾5つ。
常人であれば、一撃で十分と戦闘能力を奪える火力量。
それを、虫怪人の足元に二発、男の額へと向けられた腕に一発。
ついでに、不良共を散らす為にそいつらの近くにも二発。
拳銃程度の速度で、射出する)

『レフコクリソス』 >  
間近に落ちた雷のような音がしたかと思えば、糸を突き刺された男は黒焦げになっていた。
悲鳴を上げる余裕すらなく、自らが死んだと気付くこともなく、今ここに一人の命が失われた。

『ひぃ…!』

【敵性反応数増加。多軍の全員との敵対を確認。】
【排除する。】

今度は五本の指らしきものを構え、糸の発射態勢に入ったところで
新たな敵性反応を感知した。

【ウィング展開。】

背中の甲が開けば、コウモリのような翼が片腕と片足への攻撃をそれぞれ防ぐ。
しかしもう片足には命中したようで、表面の白い甲が小さく燃えている。

炎弾を放った軽装の男性が何か言ったらしく、多軍は蜘蛛の子を散らすように散っていく。
所詮は烏合の衆。放っておいたところで大した抵抗は行えないだろう。

【敵性反応確認、排除開始。】

腹部にある四本の角……とある竜のものであったそれから、紫色の稲妻が迸る。
稲妻は次第に加速して、角の先端に先ほどの雷を大きく超えるエネルギー量を蓄積。
傍から見れば隙だらけなのであるが、少しでも戦闘に慣れていればこれが大きな攻撃の前準備であることを推して知れることだろう。

【―――削除。】

高速の荷電粒子が、男に向けて放たれた。
中心に向かって黒く染まる紫の光柱は、落第街にまた新しい通路を開けてしまうことだろう。

ギルゲイオス > まったく、最近この島は面倒事は多過ぎではないかな
(黒焦げになった人の姿を視界の端に捉えると、ため息でも漏らしたくなりそうなセリフを口にする。
もっと、双眸――ではなく、三つの赤い瞳が、虫怪人を射抜くように凝視しているのだが)

流石に、この程度では大して効かん、か。
動きは先で随分速いというのは分かったし、ありゃ多分飛ぶのであるな。
(一つは防がれて、一つは着弾、といった所か。
もっとも、そうそう意には介していない、といった感じだが。
喉元、唸り声を鳴らせば眉が僅かに動く)

しかもヤル気満々、であるかっ
――……ラランクライ
(術式を構成、魔力を通し、発動。
右手でほのかに光る、球体の様な物を握り。
瞬きの後、それが砂状の微粒子に変化する。
相手の攻撃、その予兆。
雷の音が鳴り響けば、攻撃でも、防御でもない魔術。
間合いを計るように横へと駆け抜けながら、行使する)

危ない、なっ!!
(発射、されると同時、飛び込むように前転。
すぐと真横を通り抜けてゆく射撃、肌が焦がされる痛みに、顔を歪め)

まったく、なんなのだこいつは。
(起き上がりざまに大きくと腕を振り抜けば、周囲に散布され、大気の中へと溶け込んでいく。
結界、とはまた少々と趣は違うのだが。
この周囲一帯、一般人かそれよりも少しだけ強い程度の者にとっては、『本能的に近寄りがたい場所』となる。
例えば本気で武術等を修めた人物以上、となれば特に効果はない)