2016/01/29 のログ
五代 基一郎 > 故にその見えざる敵の大人達と戦うために設立されたのが特殊警備一課である。
自分がそこに、としたもの元々外部の治安維持機関に所属していたからでもある。

以前美術屋…凛や他の件で態々姿を出したり、本来情報全てを晒さないこの組織において自分だけ顔を晒しているのも
その姿を出すことで見えない敵に対しての示威的活動を行っているからに他ならない。
それがまだ拙い手であったとしても、打てる手は少しずつ打って行かなければ戦いにもならない。
最も凛の件に関してはこの艦に関わることもあったりで必要な人材であったのもあるが。

問題といえばその大人と戦うためには子供では太刀打ちできないが故に、大人にならざる負えなかった者達を集めなければいけないことであり
未だに人員が不足していることであり。

故に準備が整い次第ウィルマースが遺した諜報の拠点にいざ、という今になっても
恐らく実働で乗り込めるのは自分一人ぐらいしかいない、ということだ。

恐らくウィルマースの遺産を潰せば滅んだかの組織が未だに遺している脅威はほぼなくなるだろう。
我々が関与する部分はそれで終わりだと断言できるだろう。

私的なことを言えば、グランドマスターと呼ばれたヤツをどうこうするまで残っているが。
それはあくまで私的なことであるから。

五代 基一郎 > 「一人で戦うのは慣れている……昔からもそうだった。」

心外だな、と小突くお茶くみロボットと
いつのまにか現れた大鳥に掴まれ、懐から這い出てきた黒猫に尻尾で叩かれれば。

「悪かった。少し昔を思い出していただけだ。問題ない。大丈夫だ。」

ナイーブな考えは捨てろ、と黒猫に尻尾で叩かれる。
わかっている。これがようやく始まりなのだ。二年前に失ったものを取り戻すための。
ウィルマースの遺産の保護を破壊し……ヤツの尾を掴む。

かねてより繋がっていた因果を破壊するための第一歩なのだ。

そして、その後は機械の音しか聞こえぬ格納庫でヴィークルの座席の調整や心地を確かめながらその後の時間を過ごした。
戦いが近い。あと何度戦えるかはわからないが……戦わなければならないのだと胸に強く刻みながら。

その後の時間を過ごした。

ご案内:「格納庫」から五代 基一郎さんが去りました。