2016/06/20 のログ
五代 基一郎 > 今まで生命機能としての視力、そして眼帯のハイテックなメカニカルに頼っていたレイチェルには難しいだろう。
確かに戦いの中で研がれた部分はあるだろうが、それは経験という部分で累積するは
それらも含めてのこと。
いつかにはこのような時期はあっただろうがある程度の所にいた中で
積み上げていたものが余計になっているか、それとも。

ただ膂力のある裸の人間同然のレイチェルに亡者らはその生命を喰らわんと
黄泉の国か、地獄か……その数を一層増やすように
レイチェルの考えるように破壊すれば破壊するほど増えて行った。
それがその存在の根源であるように……

そう。全ては虚、空のようにただ貪るために闇の世界からそれらは湧き出してくる。
レイチェルの周囲以外をただひたすらに虚無で埋め尽くすように。
しかしその虚無もレイチェルという生命の光を、意志の光を求めて
ただひたすらにレイチェルに向かっていく……

戦えば戦うほど、その戦う意志を感じとり亡者が襲い掛かり
捌かんと転じ手を動かせばまた亡者が鬼が獲物を求めて襲い掛かる。
ここは冥府か地獄の河原か。
薄暗く、暗とした滲む空気がただただ広がる……

飢えた亡者共と地獄の荒野に降り立ち、見極めんとするレイチェルではあるが
悠長にそれを待つ鬼共でもなく。一寸気を抜けば肉を割かれる刹那の連続。

戦いの音が寸時緩やかになったことを感じつつ
ただひたすらにレイチェルの戦いを見ずに見る。

「亡者と、この地獄の世界と同調するんだレイチェル。
 さもなければ鬼に食われるのが必至。
 自分を、周囲を……ここ全てを見るんだレイチェル」

そして……地獄の荒野にてレイチェルの長い、長い時間が始まった。

ご案内:「転移荒野」から五代 基一郎さんが去りました。
ご案内:「転移荒野」からレイチェルさんが去りました。
ご案内:「梅雨の晴れ間の学園のプールFree1」に松渓つばめさんが現れました。
松渓つばめ > ――もちろん、授業で泳ぐにはまだ寒い日付。
しかし、つばめはプールサイドでギュッギュッと筋を伸ばしたりしているのだった。
「昨日は雨だったし、雨水入っちゃってるかなー?」

数日と数人の手で利用可能にした教室棟近くのプールである。
「やっぱ、一番風呂いただかなきゃね」風呂ではない。
授業とも部活……常世学園の部活は経済的にも桁違いなのだが……とも関係なく、勝手に。そういうやつなのだ。

松渓つばめ > 「りゃっ!」飛び込み禁止。
しぶきをあげる。水道水よりはマシと言えるくらいの冷たさが、逆に心地よい。
ゴーグルの中で目を開けると、ちゃんと透明で、……あ、アメンボ。まあ及第点。

たっぷり10秒は水中を楽しんで、ぷっはと顔を出した。「ひゃーつめたいっ!」と自分で言うと、引き締まるようで。

何にも講義を入れてない午後を堪能。

松渓つばめ > 「ふっふーん、それじゃウォーミングアップに…!」と、マンガの様な勢いでクロール2往復。
彼女の体育の成績、というか運動全般では『異能・魔術を介さなければ相当のもの』。
それは体を動かさずにはいられない落ち着きの悪さ、の様なものも影響しているのかもしれない。
取り敢えず200を軽く泳ぎ切って、プールサイドによりかかる。
「――ふぅっ」

松渓つばめ > 水の冷たさは思考をクリアにしてくれると、おばあちゃんは言っていた。多分。
そんな昔を思い出しながら、次はやっぱり、と考える。
多少挑戦的な目つきをして、息を吸って、吐いて、空気を食べて。
全身に酸素を行き渡らせたところで、「ッ」と壁を蹴った。
……単独での潜水はブラックアウトで沈没の危険があるのでやらないように。

冷たい思考の中で、約、2分半。
プールの端で浮かび上がる。後ろを振り返り、ゴーグルを外す。
「やった、記録達成――」
流石に多少疲れたのか、一度あがる。ばたっとうつ伏せに倒れこみ、石の暖かさと背中のひんやり感を味わって。「今年はちゃーんと授業あるのかな」とひとりごちて。

松渓つばめ > ―――ざあ。急に天気が変わって。
「………はぅあっ!寝てた!?」寝てました。

四つ這いに起き上がると、水面には円形の波が、たくさん現れていた。
「うわーもータオル濡れるじゃん!」と空に文句を言い、言っても仕方ないことに気づき。
「これ雷鳴り始めたら怖いかも。くわばらくわばら」
室内シャワーに避難するのでした。
もちろん傘は持ちあわせが無いのだけれど、濡れて帰ればいいかな。
我ながら良い掃除っぷりだったので、夏の間はちょくちょく泳げるだろう。手伝ってくれたセンセーにも感謝感謝だ。

ご案内:「梅雨の晴れ間の学園のプールFree1」から松渓つばめさんが去りました。