2017/02/15 のログ
ご案内:「バレンタイン直後、週末のカフェテラス」にセシルさんが現れました。
ご案内:「バレンタイン直後、週末のカフェテラス」に龍宮 鋼さんが現れました。
セシル > 実は、カフェテラスにはあまり来たことがない。
ちょっとした息抜きの飲み物は自販機で済ませてしまうし、カフェ的な用途でも、委員会街ラウンジの方が世話になる頻度が圧倒的に高いのだ。

「ハガネは、よく来るのか?」

そんな風に言いながら、店内の席を探す。

龍宮 鋼 >  
あーんま来た事ねえなぁ。

(正直なところ、自身もあまりカフェテラスにはあまり脚を運ばない。
 ファミレスと比べて食事の量が少ないからだ。
 その分コーヒーや紅茶の種類が豊富だったり季節感あふれるメニューが多かったりするのだが、質より量の龍宮鋼からすればもっぱらファミレスで肉を貪っている方が性に合っているのだ。
 気の無い返事をしながら、空いている席へとすたすた歩いていく。
 椅子を引いて腰を下ろして背もたれにガッツリ背中を預け、脚を組む。
 見た目はヤンキーそのものである。)

セシル > 「ははは…まあ、こういう時期だし、たまにはこういうのも良いか」

気のない返事を聞いても嫌な顔せず…というか、朗らかに笑って鋼と同じテーブルにつく。
こちらは姿勢が良く、品の良い私服と相まっていつもとは違う方向で「王子様」感を醸し出している。

「…普段はコーヒー派なんだが、せっかく紅茶が充実している店ならそちらも悪くないな」

人の良さそうな、爽やかさを醸し出す笑顔を浮かべて楽しげにメニューを見やる。

「ハガネはどうする?」

なんて、聞いたりもして。

龍宮 鋼 >  
バレンタインデーはもう終わってるけどな。
まぁその方が面倒なくていいんだけどよ。

(他にもクリスマスとかハロウィンとかの時期は、キャアキャアしていてあまり好きじゃない。
 その日が過ぎればパッタリ、と言うわけではないが、それでもこの方が静かでいい。)

俺もコーヒー派だなァ……。
――メニュー見てもよくわかんねェわ。

(マンデリンだのモカだのと書かれていてもよくわからない。
 もっぱら缶コーヒーを一気に流し込むようなコーヒー派なので、正直飲めれば何でもいいというヤツだ。
 早々に諦めて椅子の背もたれに腕を回す。
 不良――最近はヤクザかマフィアのような貫禄が出てきている――と王子様と言う、傍から見ればチグハグな二人を回りはどう見ているのだろうか。)

セシル > 「バレンタイン当日は平日だったし…私も夕方は仕事だったから仕方がないよ。
…それに、日がずらせて有難かったのは私も同じだ」

苦笑いを浮かべるセシル。
…もっとも、ずらして有難い理由の切実さは結構洒落にならない。

「私の方もあまり品種は詳しくなくてな…元々こちらの出身ではないから地名もピンとこないし。
好みや、合わせて頼むものを伝えたらおすすめとかしてくれるだろうか?」

こちらはこちらでちょっとボケていた。
鋼の貫禄をものともしないあたり、友達というのを踏まえても相当な胆力ではある。

龍宮 鋼 >  
ああ風紀だったな、そういや。
――なんだ、オマエも騒がしいの苦手な口か。

(彼女のそんな悩みは知らないので、自身と同じで騒がしいのは苦手だと思ってしまう。
 店員が運んできた水を一口飲みながら。)

俺ァ飲めりゃいいからなァ。
それでいいんじゃねェの。

(好みも何も、苦けりゃ苦いほどいいぐらいの好みしかない。
 一緒に頼むものにしたって、甘いものより肉なので特に欲しいものもなく。
 彼女と同じものにしておこう、と考えた。)

セシル > 「末端に過ぎんがな。
………いや、何というか、その…騒がしいのは嫌いではないんだが………」

「騒がしいのが苦手か」と聞かれれば、笑顔が引きつった。
手作りや生・半生ものは何とかしたとはいえ、まだまだ甘いものが備蓄「されてしまっている」セシルの部屋は、鋼からすればどん引きモノだろう。
これで催事場にセシルが顔を出そうものなら、というやつである。

「…そういうものか…」

鋼の無頓着さをそれはそれで受け入れつつ、

「すみません」

そう、店員を呼んだ。
オフモードで声は地声なので、あんまり男らしくはない。

「この、紅茶のシフォンケーキと…コーヒーを、それに合う銘柄でお願いしたいんですが」

そんな注文をしている。
鋼はどうするのだろうか。

龍宮 鋼 >  
俺に変な目向けてこねェから忘れてたわ。
――んだよはっきりしねェな。
言いたくねェなら無理に聞き出そうとはしねェけどよ。

(歯切れの悪い言い方に怪訝な表情。
 しかし言いたくない事を無理に聞き出そうというつもりは無い。
 はっきりしない事に対しての表情であって、言え、というわけではないのだ。)

あー、俺も同じヤツな。

(大変ざっくりした注文。
 店員がするであろう説明は殆ど聞き流す予定である。)

セシル > 「だって、ハガネは別に何か悪いことをしているわけでもないだろう?」

「変な目を向けない」ということに関しては、当たり前のようにしれっと。
思考そのものが柔らかいわけではないが、面と向かった時に偏見に凝り固まらない程度のことならばそこまで難しくはなかった。「ヒト」というものが嫌いではないし。

「………ああいう…女生徒が主役になるような催しは…私は、周縁にいる方が望ましいんだ。
多方面に、迷惑をかけてしまうから」

「不快な思いをさせてしまってすまない」と、苦笑い。

店員からいくつかコーヒーの銘柄についての説明を受けてセシルが選ぶと、店員は、選ばれたコーヒーと紅茶のシフォン2つずつという注文を確認してから厨房へ向かった。

「…ハガネは、バレンタインに乗って誰かに渡す考えを持っているのか?
ああ、答えたくなければ構わないが」

注文を待つ間、そんなことを聞いてみたり。

龍宮 鋼 >  
風紀がそんな考えのヤツばっかなら俺も楽なんだがなァ。

(世の中には不良と言うだけで敵視してくるものも居る。
 と言うか風紀となればそう言う考え方の人間の方が多いだろう。
 自嘲気味に笑いながら、右手を振る。)

あ?
よくわかんねェな。
中心もクソもオマエ、ああ言うのばら撒くような側じゃねェだろ。
どっちかっつーと貰う――あー、そうか、そういうことな。

(不快には思っていない。
 彼女の発言と言い渋る理由がよくわからないだけだと前置き。
 そうして彼女の印象からの言葉を発するのだが、途中でなんとなく察した。
 つまりは殺到するという事だろう。)

渡すヤツなんかいねェよ。
誰も俺から貰いたかねェだろうし、ガラじゃねェ。

(彼女の問いかけを笑い飛ばすように。
 ふと「組」の男共が「姐さんチョコくれないんすか姐さん」とかなんとか言っていた事を思い出したが、忘れた。
 ノーカンだあんなもん。)