2017/04/12 のログ
ご案内:「Free1」に『幕を引くもの』さんが現れました。
ご案内:「Free1」から『幕を引くもの』さんが去りました。
ご案内:「くも の うえ」に『幕を引くもの』さんが現れました。
■『幕を引くもの』 > 【ば・か・な……!】
枝の柄の先に果実を生らし、果実から刃の生えた大鎌。
それが、男の腹を貫いていた。
戦闘した形跡は見られないため、一瞬の出来事だったのだろう。
突き刺したのは、群青色のコートに赤いマフラー、ゴーグルを身に着けた骸骨。
背丈は大男と同じで、骨にしては愛嬌のある顔立ち。
【私は死なないよ、過去の私よ。
死ねなかった……死んでも残った貴方の欠片なのだから】
【ああ、理想の世界はなんと遠き事か。
ああ、永遠の終末はなんと遠き事か。
躯(わたし)よ……否、死者は私の方であったか―――】
大鎌の刃に並ぶ七つの宝珠に、幕を引くものが吸い込まれていく。
魂のみとなったその存在は七つに引き裂かれ、再び宇宙へ還る時と待つ。
ご案内:「くも の うえ」から『幕を引くもの』さんが去りました。
ご案内:「Free1」にカエラムさんが現れました。
ご案内:「Free1」からカエラムさんが去りました。
ご案内:「くも の うえ」にカエラムさんが現れました。
■カエラム > 【結局のところ、門は開かれるべきだったのかどうかはわからないけど】
そう言って見上げる空には、巨大な『門』が開かれていた。
空に開いた孔のようなものから巨大な植物の根が伸びている
【いいや、きっと答えなんてどこにもないんだ。
けれど少なくとも、私はこれらとの出会いを好ましく思ってるよ。
きっと、最初からそうだった】
大鎌を畳んで眼窩の中に仕舞い込むと、フードを深く被り直した。
名残惜しそうに下を見つめれば、魂の輝きが雲を越えて輝いているのが見える。
■カエラム > 【来なければ良かったなんて言わないよ。だけど】
再び局物の根に向かって、告げた。
【私達には、私達のいるべき世界がある。帰らなければならない時が来たんだ。】
フードごしに両手を自分の頭に添えて、ぴったりと押さえる。
その手に震えはなくてむしろ優しく包み込むようなものだった。
【 おやすみなさい 】
両手が頭を握り潰―――――――――――――――
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ご案内:「くも の うえ」からカエラムさんが去りました。
ご案内:「くも の した」に雷さんが現れました。
■雷 > -
交
差
交 差 す る
す
る
横向きに飛んでいく雷と、全てを救おうとした天使のなれの果てが。
顔のない天使の躯は海に沈み、新世界の人類は地平線の彼方へと消えていく。
それでも終わりにはまだ遠い。
思い出は記憶ではなく、心にのみ生きる。
過ごした日々は思い出せないけれど、繋いだ日々は決してなくならない。
曇天の夜、明けは晴れるか。
ご案内:「くも の した」から雷さんが去りました。
ご案内:「くも の した」に『幕を引くもの』さんが現れました。
ご案内:「くも の した」から『幕を引くもの』さんが去りました。