2017/05/20 のログ
ご案内:「季節Free(正月)」におこんさんが現れました。
おこん > (予算が少ないロケット研究部は、その費用を労働力で補っている。
 とはいえ、お正月ぐらいはお休みがあるものだ。 校庭に集まった部員たちは、
 それぞれ臼や杵、それにもち米や釜などを手にもっている。
 彼らを見て顧問であるおこんがほえた。)

よいか皆の衆!正月といえば餅つきなんじゃよー!風土記に曰く、
豊後国に白い鳥が飛んできて餅になって云々とか、そういう話があるが、
まあながーく伸びもすることじゃから? めでたい?みたいな?
それはともかーく、客員……もちをつけーい!!!
(号令と同時に統率の取れた部員が動き始める。
 すごい勢いでもち米をたくもの、お醤油やきなこを準備するもの、
 そして杵をふるうものに、もちをひっくり返すもの…。
 普段密に連携しているだけあって、こういった作業は部員たちにはお手の物だ。)

おこん > (しばらくの時間ののち、あっという間にお餅が完成する。
 つきたてのおもちを見て、満足げに頷いて尻尾を振った。
 やはり正月はこうでなくてはならぬ。
 おもちが書く部員に配膳されているのを見ながら、元気よく拳を振り上げた。)

よし、では食べるんじゃよー! あれっ、ワシのぶんは……?
(自分のぶんがいつまでたってもこない。 配膳役の部員に問いかける。
 『おこん先生は子供なので喉につまらせたら危ないので…』
 安全に配慮しすぎる部員。 きっと自分のことを大事にしてくれているのだろう。
 からからと笑いながら部員を軽く叩いた。)

なにいってるんじゃよー。 ワシのこの姿は仮初のものじゃぞ?
大人もいいところじゃからの。ワシが可愛すぎて、齢1000を遥かに超えておることを
忘れておるのかー? んー? ほれ、早くおもち、おもち!
(ぴょんぴょん跳ねてアピールする。 お餅が早く食べたいのだ。
 配膳要員たちが顔を見合わせ、複雑な表情を浮かべる。)

ど、どうしたんじゃよ? おもち…。
(もしかしてお餅がなくなったとかだろうか。でも十分な材料を買ってきてたはずだし。
 不安げな表情を見かねて、配膳要員の一人が口を開く。
 「あの、おこん先生はお年を召しているので、やっぱりおもちを食べさせるのは
 まずいんじゃないかっていう結論がチーム内であがっていて…」
 おこんは憤慨した。)

それあれじゃろ!誤嚥による窒息とかじゃろ!お年寄りにお餅食べさせないやつじゃろ!
やだやだやだぁ!!ワシもおもち食べたいもん!!お餅たべる-!!
(子供だからだめ、あるいは老人だからだめ。 どっちにたってもお餅は自分を拒否する。
 じたばたと駄々を捏ねておもちをもらおうとする姿を見て、配膳要員たちは
 「あげます」と言わないように、必死に自分を抑えていた。)

ご案内:「季節Free(正月)」に烏丸秀さんが現れました。
烏丸秀 > お餅の気配を感じ、やってきた学生が一人。
正月にぴったりの雰囲気の和装をした、この男。

「やぁやぁ、あけましておめでとう。
これ、差し入れね」

はい、と御節(五段重)を渡す。
もっとも、別にロケット研究会と面識があるわけではない。
つきたての御餅がもらえれば何処でもよかったのだ。

「あ、ボクはきなこがいいな」

おこん先生の目の前で、つきたてほやほやのきなこ餅を頬張る気満々である、この男。

おこん > おもちたべたーい!!おもちーーー!!!うがーーー!
(顧問のプライドをかなぐり捨てて必死に訴える。
 現れた生徒がしれっとおせちを出してくれたのを見ると、
 いそいそとそっちに赴いた。)

振る舞い餅だからいいんじゃよ、好きに食べてくれて……。
部員がワシに食べさせてくれんけどな!部員がワシに食べさせてくれんけれどもな!
(ちょっと半泣きになりながらおせちをつつく。
 そうしている間に、配膳要員はきなこもちをばっちり準備して
 お客様に提供してくれるだろう。 すごく羨ましそうな、恨めしそうな目で
 相手を見ながらきんとんを口に運ぶ。べつにくやしくないもん。)

烏丸秀 > 「ん、ありがと」

そんな言葉を気にせず、うまうまと餅を頬張る男。
鬼である。

「あはは、おこん先生はお餅なしなの、かわいそうだねぇ」

言いながら伊達巻をおこん先生の皿に乗せてあげる。
海老のすり身を使った逸品である。
この男、料理には無駄に凝るのだ。

ちなみに部員たちはお重の五段目に入っていたローストビーフの詰め合わせに飛びついていた。
血みどろの争いが今、開幕しようとしている。

おこん > ちくしょう…ちくしょう…!ワシのおもちが…おもち食べたかったのに…!
おのれ児童・老齢者に対する配慮…おのれ……!! ワシもおもち食べたいんじゃよー!!
だいたいワシ嚥下するのに問題ないもん!!  そもお餅を食べなければお正月が
伊達巻おいしいー!? ウワー!! ウワー、やわらか…おしいいのう!!
(お餅への執着心を表している中、お皿に乗せてもらった伊達巻を食べたとたん、
 すべてが吹き飛んだ。 夢中でおせちをつつきながら、興奮した面持ちで叫ぶ。)

もうワシおもち無くてもいいもーん! このおせちがあったら…き、きさまらー!!
おもちがあるじゃろうが!ワシをおもちから排斥しておいて、今度はワシの楽しみの
おせちを奪うつもりか!! どこまで強欲なんじゃよ、人間という奴!!
(ローストビーフに群がる学生共に必死に抵抗する。 おせちは渡さない…とは言わないが、
 おもちを食べさせてもらえない分自分がおせちを食べるべきだ。 獣のように
 おせちに襲いかかる部員たちを必死に追い払おうとする。)

烏丸秀 > 「美味しいなら良かったよ。あぁ、ほらほら、喧嘩しないで」

どうどうと押さえながら、学生たちを落ち着かせる。
やはり学生たちにとって、肉は特別なものらしい。
おこん先生の皿にもローストビーフをのせてあげつつ。

「はいはい、先生も落ち着いて。まだ一杯あるし、足りなくなったら作るからね」

そう言いながら、片手で頭をぽんぽん。
目的はふさふさの耳である。
一度撫でたかったのだとばかり、もふもふもふと撫で回そうと。

おこん > よし、押さえ込んでおいてくれ! ワシはローストビーフを…お、おう。
(部員たちを生徒が抑えてくれたチャンスに乗じて動こうとするも、
 おさらにローストビーフを載せてもらって素直に頂く。
 うまい。 顔を上げ、天を仰いでしみじみとおいしさを堪能する。)

うぬぬ、おぬしやるのう! 存分に撫でてよいぞ、構わぬ。
なにしろハレの日じゃからの、細かいことは気にする必要あるまいて。
(相手の手が自分の耳に伸びても気にしない。
 触られるとほのかにムズムズするけど、耐えられないわけではない。
 心地よさげに目を細めてご満悦の表情を浮かべながらも、
 おせちを食べる手は全く緩まなかった。)

烏丸秀 > かなりぎっしり詰まっていたローストビーフもあっという間に空。
もう少し多く盛ってくれば良かったかな、と思いつつも。
他にも美味しい物はたくさん入っている。

「……あ、そういえば」

重箱のひとつに入ってるご飯もの。
ただご飯をつめてくるのもあれなので、豆ご飯と稲荷寿司を詰めてきたのだった。
おこん先生は妖狐。稲荷寿司も好物に違いない。
重箱を開けておく。

「おや、なら遠慮なく」

遠慮なくと言えば、本当に遠慮ないのがこの男。
もふもふさわさわと、たっぷり頭と耳を撫で回す。
ついでに耳の中を軽くなぞったり、反応の良い場所を探ったり。
部員たちに見えないようにたっぷり堪能する。

おこん > う……こ、これは! 豆ご飯…それにー…お稲荷さんじゃよー!
おぬしらは豆ご飯を食べるんじゃよ、ワシは…ワシはー!!
(油揚げを見ると興奮してしまうのは、妖怪としての自分の”性”だ。
 尻尾をぴんとたて、ものすごい勢いで口に運ぶ。
 甘さと柔らかさが口の中に広がる。 感無量と言った表情で、小さく息を吐いた。)

うまいのう……今の世の中は、うまいもんが本当に作れるのう…。
ところでおぬし、ワシの耳を撫でたところで幸運が訪れたりするわけではないのじゃが、
いいのかのう。 手慰みとかちょっと触れてみたいとかならあ”ぁ”ぁ♡
あぶないところじゃった…。これ、耳の中は敏感じゃからさわる”と”き”は”お”ぉぉぉ♪
っふーっ、っうぅー……。もう少し穏やかな場所をさわってくれんかのう…。
(耳の敏感なところに指が触れるたびに声が上ずる。 獣のような声を上げて
 震えながらも平静を保って、相手にお願いするのだった。)

烏丸秀 > さすがに部員たちも稲荷寿司を取り上げるほど鬼ではなかったらしい。
お持ちの代わりにどうぞとばかりにおこん先生に差し出している。

「いやぁ、よかったよかった――おっと、失礼」

獣声と嬌声の混じったような声を聞き、満足そうに手を離す烏丸。
ちなみに部員の何人か(男)が、声を聞いてちょっと屈んでいる。
いやぁ、若いわかい。

「んー、穏やかな場所? こことか?」

言いながら尻尾を軽くなでなで。
いやぁ、もふもふっぷりが半端ない。

おこん > ふふふ…ワシの世の中じゃ、ワシのてんかじゃあ!
(稲荷寿司を頂きながらご満悦の表情。他の連中は
 豆ご飯とおもちなんだから、これでトントンというところだろう。)

まったくもー、ワシに触れるときは要注意なんじゃぞー?
爆発してもしらぬぞー?
(なんか嬉しそうな相手に苦笑いしながら答える。
 たとえ先生をしていても、その正体は妖怪で、人ならざるものなのだ。
 いつ何が起こってもおかしくはないのである。)

おー、そうじゃの、そうじゃ…それくらいなら心地よいし、尻尾は触られ甲斐があるでのう。
(よいよい、と鷹揚にうなずきながら稲荷寿司にかじりつく。うまい。うっとり目を細めた。)

烏丸秀 > ちょっと部員の目がうつろというか、なんか♡マークになってきている気がする。
知らずしらずのうちに魅了でも使っているのか、はたまた元からおこん先生を慕っているのか。
とりあえず、見なかった事にしよう。

「爆発は怖いなぁ」

なにせ、一切魔力等を持たない一般ぴーぽー学生である。
爆発オチなんてくらったら一発だ。

「ふむふむ、仰せのままに……」

といいつつ、手の動きを少し大胆にする。
尻尾を撫でつつ、もふもふを堪能し、付け根の方まで手を伸ばす。
お尻に触れるか触れないかのタッチでなでくり回す。ハタから見たらかなり危ない。

おこん > そうじゃろー?こわいじゃろー?まあ言うても?
ワシは九尾の狐じゃから?そりゃーもう恐ろしいことこの上ないでのう。
(うんうん、と何度もうなずいた。 恐ろしい存在であると頑張って自分をアピールしたい。)

まあ爆発だけならよいがのう、もっとえらいめにあってしまうかもしれんでな。
よしよし、よろしいよろしい…尻尾の触り方は適切んんんーっ♡
つけねはダメじゃ、付け根は! あとこっそり尻に触れようとするでない!
(お皿を持つ手が震える。 お客さんに必死に指摘しつつも、いなり寿司を
 頬張る手はとめなかった。 尻尾は健全に触るべきなんじゃよ!と相手を諭そうとして。)

烏丸秀 > 「あはは、お尻は触りませんよ、セクハラじゃないですかー」

堂々とセクハラしているくせにこの言い草である。
この男の辞書には「気持ちよければいいじゃない」としか書いてない。女の敵である。

まぁ、付け根はダメとの事なので、方針を変更。
付け根の少し上の腰とか、付け根ギリギリとかのラインを攻めつつ。
もう片方の手で耳も同時。こちらの耳の中はダメとの事なので、軽い触れるか触れないかのタッチでなでくり回す。
そう、
「次の瞬間には敏感な場所を触るかもしれない」
と身構えさせて焦らす作戦である。

あと何人かの部員がトイレへ行った。
青いあおい。

おこん > セクハラじゃのー。 まーセクハラじゃない程度なら
いくらでもさわって良いがのー。 ほれ、いい感じに触って遅れ。
ウムウム、よろしい……。
(優しく耳と尻尾を撫でてもらってご満悦の表情。
 時々弱いところに触れられて、ぶるりと身体を震わせた。)

もしかしておぬしはアレか?すけべか?  すけべなんじゃなー。
(自分を撫でる手の心地よさと動きは、こういったことに手慣れた人の動きだ。
 のんびりとした調子で声をかけながら目を細めて問いかける。)

どれ、おせちもひとしきり食べたし、ワシはちょいと職員室に戻るでのう。
おぬしは存分に餅を食べていくがよい。 まだたくさんあるでのう。
ワシが食べさせてもらえんかったばかりに余ったもちがのう!
(なあ!って部員たちに声をかけながら立ち上がる。
 食べ物の怨みはコワイのだ。とくに狐のそれは。)

烏丸秀 > 「あ、よく言われるいわれる。
そんなにすけべかなー、素直なだけだけどなー」

のほほんと言いつつ、もう行くといわれれば素直に手を引っ込める。
深追いは厳禁なのだ。

「はいはい、ありがたく……あ、貰って帰ってお雑煮つくろ」

おすましでおいしいのを作ろうなどと考えつつ。
おこん先生に軽い口調でひらひらと手を振る

おこん > すけべじゃよー。
さて、と…それではおぬしら、客人をもてなすのじゃぞ!
なにしろおせちを用意してくれた人じゃからのう!
(部員たちに厳命すると、自分は席を立って職員室に向かうのでした。)

ご案内:「季節Free(正月)」からおこんさんが去りました。
ご案内:「季節Free(正月)」から烏丸秀さんが去りました。