2017/05/21 のログ
ご案内:「街の路地」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 「どこだい!トラ吉!出ておいで!」

手になにか紙を持って路地を叫びながら走り回る男。
白く異様に長いタオルを靡かせながら走る男だ。

「なかなか見つからないな…。
 どこに行ったんだろうな?このトラ吉君は!」

そう言って手に持った紙を見る。

『迷い猫探してます。名前はトラ吉です。鈴の付いた首輪をしています。一年X組○○○○。』

それとこの主人の連絡先と名前に加えて猫の写真が載っている。
少し前の写真なのでこれより成長しています。なんて注釈もついている。
男はどうやら、この猫を探していたらしい。

「飼い主の子も凄く心配してたし、早く見つけてあげないとな!」

ご案内:「街の路地」に織原 仄香さんが現れました。
ご案内:「街の路地」に織原 仄香さんが現れました。
ご案内:「街の路地」に織原 仄香さんが現れました。
織原 仄香 > ちょうど寮に帰る途中、
飴玉を口の中で頬張りながらゆったりと歩く街の路地。

私が向かう先の方でなんだか慌ただしい声がして段々と近づいていて、走りながら叫んでる人がようやく見えた。

(んー?なんだろ?)

私は帰り道を辿ってる途中だし、
そのまま彼の方へと歩いて行く、
近づくにつれて紙を一枚見てるのに気がついて、
彼の独り言?が聞こえてしまった。

テクテクと彼の方に近づいて、
ピタリと正面にとまり彼の方をじっと見つめると。

「おにーさん、何か探してるの?」

飴玉を口の中で転がし、
首をわずかに傾げて聞いて見た。

真乃 真 > 「トラ吉ー!」

ゴミ箱の中を開けても中にはいない。
いや、そもそも猫は返事しないのでは?

「…どうやらこの辺りにはいないようだな!!」

結構長い時間探したし違う場所を探してみるとしよう!
とそんな時に声を掛けられた。

「うん?うん!この猫を探しているんだよ!
 この猫!もう何日も帰ってないらしいんだよ!」

そう言いながら持っていた紙を見せる。
猫の写真。トラのような模様が特徴の少し大きい猫である。

「この猫さ!どこかで見かけなかったかい?」

織原 仄香 > 元気一杯な彼は私にその一枚の紙を見せてきた。
それを私は目で追い読み、

(なるほど、猫さん探してたんだ。)

「トラキチ?ううん、見てないなぁー…、
ずっと探してるの?」

口元に右手人差し指を添えて聞いてみる。
手当たり次第探してる気もするし、
いつからかちょっぴり気になったりして。

「んー、きょーはお仕事ないし…、
一緒に探してあげよーか?一人じゃ大変でしょ、おにーさん?」

彼の方が背が高いから少し上目づかいで、
にこり、と柔らかな笑顔を向けた。

真乃 真 > 「そうか…見てないのか…どこに行ったんだろう…。」
 いや、ずっとじゃあないよ!今日の昼前くらいからかな?」

午前中からこのテンションで探し続けていたらしいが
そこまで疲れているようには見えないだろう。

「本当かい!?ありがとう助かるよ!!
 僕の名前は真乃真!4年生だ!」

自己紹介をしながら無駄にカッコいいポーズをとって
笑顔に対して笑顔で返す!

「多分、この辺りにいると思ったんだけどね!
 呼んでも全然出てこないんだよ!」

真の勘は意外と当たる!伊達に四年間こんな事ばっかりしていたわけではないのだ!
特に探し物落としものにはめっぽう強い!
…なら、もしかするとその呼ぶ声が五月蠅すぎるのが原因なのかもしれない。