2018/06/02 のログ
ご案内:「幻想生物研究室」に暁 名無さんが現れました。
■暁 名無 > 「はぁ……至福。」
連勤明けで研究室のマイソファに寝転んでいる事の素晴らしさよ。
しかも明日は休み。明後日も休み。積んでる仕事も何にも無い。素晴らしいことこの上ない。
お陰で今日と明日はゆーっくりだらだらしつつ趣味の研究に没頭したりしなかったりして良いのだ。控えめに言って最の高。
「ま、欠点があるとしたらその間誰とも顔を合わせないということだけどなー……」
新設されたばかりの研究室ゆえに。
ここがどの棟の校舎で、どの辺りにあるのかという事は広く知られてはいない。
……俺が担当する授業に出てる生徒ならあるいは、ってくらい。
■暁 名無 > 「……さて。
まあさっきはああ言ったけど?
明日明後日フリーとはいえ?段取りくらいは考えておかないと?
……一日寝倒してぜってえ後悔するパティーン入るよな。うん。」
後悔先に立たず、しかし予測する事は容易ッ。
というわけでのろのろとベッドから起き上がった俺は、パソコンが立ち上がるの待つ間コーヒーを淹れに向かった。
ソファもコーヒーメーカーもこの部屋が割り当てられたその日の内に通販で買ったものだ。
保健室の物とほぼ同型を買ったから、使用感も抜群である。あーベッドも欲しい。
「え、と、とりあえずは分布図のマッピングか。
データは散々集めたから、あとは入力してくだけ、と」
コーヒーカップ片手にパソコンのモニタを眺めるのは、仕事中と何ら変わらないのだけど。
それでも、仕事よりは幾分か気楽に臨めるのが良いことだと思う。
■暁 名無 > そうしてモニタを睨む事数分。
「……くぁー、やっぱダメだ!
仕事明けだからか目がしょぼしょぼする。」
こんな状態でデータ入力なんてしようものなら、どんなミスやらかすか分かったもんじゃない。
青垣山に芥子を群生させてもおかしくない。流石に明日に回そう。
「ひとまず仮眠だな、こりゃ。」
そう呟くと同時に出た生欠伸を、特に隠すでもなく盛大にかまして。
パソコンデスクの背に掛けていたブランケットを手に取ると、俺は再びソファに寝転がった。
■暁 名無 > 目覚ましをセットするのは今から1時間後。
あくまでこれは仮眠であり、俺は起きなければならないんだと自分に言い聞かせる。
そうしてブランケットを引っ被り、目を瞑れば。
あっという間に意識は遠退いていって──
──俺が目を覚ましたのは、目覚ましが鳴ってから5時間ほど経過した後の事だった。
ご案内:「幻想生物研究室」から暁 名無さんが去りました。