2015/09/11 のログ
ご案内:「風紀拘置所」にリース・シュヴァイアンさんが現れました。
リース・シュヴァイアン > 「はぁ…つまらんのう」


力なくそう呟くのは違反学生が留置される中でもひときわ目立った少女のものである
言うまでもなく昨日の禁書庫爆破事件を引き起こした張本人である


気絶してから目覚める頃には結構時間が経っており長い間気絶していたものとされる
そして現在力なく呟いたのは魔法でまた爆破して逃亡しようにもこの場所は何故か魔法が発動できない
おまけに自慢の剣もどこかに隠されているのか手元にない


何もできないまま結構な時間が経っており
退屈が嫌いなお姫様にとって見れば拷問のようなもので

リース・シュヴァイアン > 「目的どころか命すらも怪しくなってきたのう…」


いつまでも何もないような空間にいれば考え方も悲観的になる
この世界は自分の世界ほど荒っぽくはなく比較的寛大なものであるのは分かる

しかしそうは分かっても自分の国では反逆者の末路など例外なく悲惨なものでありそうした固定概念のせいでどんどん悪い方に考えてしまう

この状況をどうにかしなければ
なんらかの理由でこの堀の外にでる時がある。その時にかけるしかないかもしれない

できなければ…おそらく死であろうか…?

そう考えれば考えるほど最悪な結末しか見えずに

リース・シュヴァイアン > 「…その時はその時。今は暇潰す事を考えねば気が持たぬわ」


おそらくすぐに処刑とまではあるまい
ならば様子を見てからでも別に問題はないであろう

後の問題は後の問題でたとえ最悪な展開になってもなんとかする
理由作戦理屈抜きにとにかくなんとかする
よってこのことを考えるのはもうなしにする


次に考えることは魔術である
昨日の戦いで魔術が通じなかったことについて考え始める

リース・シュヴァイアン > 「あやつ、何者だったのか…」


自分の一番の武器である魔術
それを全くもって使えずに完全に封印させた人物のことを思い出す

剣術を習って言えど体格の違いで純粋な接近戦はこちらが不利である

魔術を使えなくなるということは接近戦での不利を魔術によって自分の距離またはそういった不利を補う為に必要不可欠であった


魔術が使えねばただ剣がそこそこに使えるだけの少女にすぎない

その自分の一番の武器を封じられたときどうすれば良いか
物思いにふける

リース・シュヴァイアン > 「こうして物思いにふけるのも久々であるか」


寝転がりながらそんなことを言う

リース・シュヴァイアンは一言で言うならば魔術だけに関しては天才である
ただの思いつきで魔術をアレンジするほどであるのだから


こうしてゆっくり考え込むのも結構久しぶりである
そしてゆっくりと考えた末にはほとんどが常人にはできない新しい魔術などが思いつき、それを実現させれる


そしてそれは今回も例外ではなく現にもう少しでなにか思いつきそうなのであるから