2016/09/11 のログ
ご案内:「海底遺跡郡・朱夏の遺跡(過去回想)」にクローデットさんが現れました。
クローデット > とある、8月末の曇りの日。
クローデットは、「アシスタント」を引き連れて朱夏の遺跡を訪れていた。
実際のところ、クローデット1人でもさほど苦労はしないと思われるが…「玩具」への餌付けと、所持する能力の確認のためである。

クローデット自身は、遺跡のような環境でも「戦闘服」仕様で問題は無いが…「アシスタント」の方は、どうであろうか。

ご案内:「海底遺跡郡・朱夏の遺跡(過去回想)」にマリアさんが現れました。
マリア > 「アシスタント」の方はといえば,まるで普段と変わらぬ服装である。
その服には特別な魔力を込めてある様子も無い。
無防備と取るか,自信の表れと取るか……実際には戦闘用の服を用意する資金が無い,なんて理由かもしれないが。

「……ここ,ですか?」

貴女の後をずっとついてきたマリアは,静かに口を開いた。

クローデット > 普段と変わらぬ服装の「アシスタント」の方を見て、どこか挑戦的に目を細める。
「少女」の境遇からすれば、装備を用意する資金に乏しいことは想像に難くないが…それでも、何が起こるかは見物だ。

「ええ…海流の関係で、夏にしか立ち入ることの出来ない遺跡だそうです。
まだまだ分かっていないことも多いそうです…好奇心がくすぐられますわね?」

口を開いた「アシスタント」に対して、楽しげで…どこか不敵な笑みを口元に浮かべながら答える。
言葉遣いこそ淑やかな女性のそれだが、その瞳は好奇心に輝いて不敵とすら見えるだろう。

マリア > 貴女が優れた魔術師であることは知っていたし,冷静な判断のできる人物であることも知っている。
だからなのか,それとも“場数”を踏んでいるからなのか,マリアは妙に落ち着いた表情のまま,

「すみません,冒険家の心得はありませんので…
 …私は,命に代えてもルナン様をお守りします。」

そうとだけ言って,独特な形状のナイフを取り出して逆手に構え,貴女に先んじて遺跡へと足を踏み入れる。
魔力に敏感な者なら分かるだろうが……マリアは非常に原始的な魔術で五感を研ぎ澄ましていた。
今なら僅かな物音も聞き逃さず,暗闇でも敵を見失うことはないだろう。

クローデット > 「あら…命に代えても、なんて気負わないで下さいな。
たかだか一日拘束の臨時労働です…いちいち命などかけていたら、身が保ちませんわ」
(…それに、そんなにあっさり散られてしまっては、楽しみようも無いではありませんこと?)

心の中の悪意をおくびにも出さず、優しい声でそうマリアに声をかける。
…もっとも、クローデットもマリアのことを心配してはいなかった。
マリアが、原始的とはいえ知覚強化魔術を使っていることを探査魔術により察していたからだ。

「冒険家…というよりは、純粋な調査ですわね。
後は、魔物の駆除ですか。
不用意に触ると何が起こるか分かりませんので、注意を払いながら足を進める必要がございますわね。
…魔物以外にも、注意するべきものが存在するかもしれませんので」

そう言って、クローデットは探査魔術の範囲を広げる…
[1d15→13=13]修復
クローデット > 修復13.
ここはまだ起動前のゴーレムたちが格納されている部屋らしい。壁一面に眠った状態でたくさん整列している。もし不用意なことをしたら起きだして一斉に襲ってくるかもしれない。
何もせずにさっさと通りすぎてもいいし、起動のための仕組みを解き明かしてもいいだろう。
もし自分たちを味方だと認識してくれたのなら心強い護衛になるはずだ。
(バイト代ボーナス+100円)

マリア > [1d15→9=9]修復
クローデット > 「………」

探査魔術の範囲を広げたところで、クローデットは通路に隣接する部屋に巨大な被造物の気配を捉えた。
壁を慎重に探ってその部屋につながる扉を見つけると…

「この部屋は、この遺跡の守護者と思しき被造物の保管庫のようです…一応、中を確認していきますか?」

扉に手を当てながら、「アシスタント」の方に振り返って問うた。

マリア > 目を瞑って耳を扉に当て,音を聞き分ける。
動いているものの気配はないから,恐らく今は安全なのだろう。
だが,入ってからもそうだとは限らない。

「必要であればそうしましょう…けれど,あえて危険を冒さなくてもいいとは思います。」

行くなら自分が先行するとばかり,扉に手をかけて貴女を見る。

クローデット > 相手が任せてくれるならば、これ幸いとばかりににっこりと笑んで。

「…それでは、念のため被造物の確認と、可能であれば構造の調査などして参りますわね。
シュピリシルド様は、魔物が来ないか入り口で見張っていて頂けますか?」

そう言って、クローデットは扉を開けると部屋の中に入っていってしまった。
中から物音はしないので、トラブルは起きていないのだろうが…それなりに調査に熱中しているのか、出てくる間にしばしの時間があるだろう。

扉の外側にいる間に何が起こるのか…あるいは、何を「起こす」のか。
それは、運とマリア次第である。

マリア > 音は聞こえている。何かあればすぐにわかるだろうし,貴女がそう容易くやられるとは思えなかった。

「お気をつけて…私は少しだけ先を見てきます。」

小さく頷いてから,マリアは先へと進む。
それは好奇心からではなく,少しでもクローデットを危険から遠ざけようとした行動だった。
それが,どんな結果を招くのか……。
[1d15→2=2]駆除
マリア > 駆除2.
この部屋には君たちの人数分と同じだけのルインワームが熱心に古代の書物をむしって食べている。食べるのに夢中なのか君たちにはまだ気づいていない。奇襲を仕掛けるのなら簡単に倒せそうだ。
(バイト代ボーナス+100円)

マリア > ……………いた。
話には聞いていたが,本当に巨大な蟻のような,奇妙な怪物。
ナイフを握り直して……息を吐く。
クローデットに報告しに戻るべきだろうか…いや,今なら相手は気付いていない。
“魔女”であったころの自分が,今この瞬間が好機だと告げていた。

「………ッ!」

瞬間的な跳躍,そして振るわれる刃。
五感だけでなくその肉体をも強化して,マリアは身の丈ほどもある怪物に襲い掛かる。

背後から左の後ろ足を切断して注意を引き付け,敵が振り向くと同時に胴の下から右側へ回って右も同様に切り落とす。
次の瞬間には跳躍して,後頭部からナイフを突き立て,ぐるりと回るように切り裂いて首を落とした。

「……ごめんなさい。」

そう小さく呟いた瞬間に,どさりと首が落ち,怪物は崩れ落ちる。

クローデット > ある程度調査を終えて部屋の外に出ると…マリアがいない。
見張りを頼めば、そう遠くにはいかないと思ったが…

(…あら)

探査術式の範囲を再び拡張して、少し離れた場所で「魔力を行使した」戦闘の気配を察知する。

(魔術…というには、いささか…)

振るわれる力の「意味」を考察しながら、戦闘の気配の方に赴く。
そこには、ナイフを手にしたマリアと、巨大な虫のような怪物の残骸。

「………こちらにおられましたのね、シュピリシルド様。
駆除、お疲れ様です」

「少女」の背後から、そう甘やかな声をかけた。

マリア > 貴女が声をかければ,マリアは小さく息を吐いてから振り返る。
平静を装ってはいるが,魔力による強化はその身体に負担をかけているはずだ。

「……すみません,勝手に行動してしましました。
 この通り,1体が相手であればさほど問題ないようです。複数体にかこまれてしまえば,危険かもしれませんが。」

状況を説明してから,ナイフの刃についた体液を振り払い,鞘に戻す。

クローデット > 平静を装ってはいるが…呼吸の乱れ、そして、「少女」の身体が受けたダメージ。
それらが、「少女」が駆使した力の負担が大きいことを示していた。

「いえ…少々心配は致しましたけれど、無事駆除出来たようですし問題はありませんわ。
………「彼ら」が貪っていた「それ」の復元は、あたくしの技術程度では困難なようですけれど」

そう言って、口元に笑みを浮かべながらもクローデットが視線を落とした先には、彼らがむしっていた古代の書物。
ポシェットから保存用の袋を取り出すと、欠片まで丁寧に集めて収納する。
とりあえず、調査隊に提示するつもりのようだ。

「…少しでも、調査隊の皆様が、何かを読み取って下されば幸いなのですが」

そう言って、どこか残念そうに軽い溜息を落とす。

クローデット > 「…それでは、先へ参りましょう」

保存用の袋に納めた古代の書物を探索用の鞄に入れると、通路の先に向けて探査魔術を拡張する。
…今度は、修復可能な遺物に出会えれば良いのだが。
[1d15→8=8]修復
クローデット > 修復8.
侵入者対策の落とし穴の罠にかかり……そうになった。どうやら機工が古くなっていて一部壊れているようだ。故障箇所にあたりを付けられるならばこれを直しても良い。ただ直した場合、再度この結果を引いてしまった時、確実に落とし穴に落ちる。(振り直し無効)
(バイト代ボーナス+10円)

クローデット > (………あら?)

侵入者対策の罠のようなものを検知したが…どうも様子がおかしい。
つかつかつかと、無遠慮に歩を進め…がこっと、堂々と踏み抜いた。

「………やはり、壊れておりますわね」

クローデットは平然としているが、端で見ているマリアは何を思うやら。