2017/01/03 のログ
ご案内:「実家」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 一月三日の正月最後の日。
実家の炬燵で過ごす一人の男がいる。
異様に白く長いタオルが首に巻かれた男である。

「いやあ、正月だなあ!完璧に正月だなあ!」

こたつの天板の上に頭をのせてテレビから垂れながされる正月番組を眺める!
男は普段を知る人がみれば二度見するくらいには緩みきっていた!
ああ、だがそれもしかたがない!実家である!炬燵である!正月である!
これが、緩まずにいられるだろうか!

真乃 真 > そこに現れた一人の少女。片手には器に入ったみかんが持たれている!

『兄さん緩みすぎじゃない?コートくれたっていう後輩の子がみたら幻滅するよ。』

「まあ、少しくらい幻滅されたくらいがちょうどいいのさ。その分いざっていう時のカッコよさが際立つから!
 あっ僕にも一個取って。」

『兄さんは相変わらずね。そんなんじゃカッコよさなんて見せつける前に見限られるわよ…っと。』

「ナイスコントロールだ!マイシスター!そしてナイスキャッチだ!僕!」

おそらく、真の妹なのだろう少女が投げたみかんをキャッチする。
うん、完璧なコントロールだ。

「まあ、でもここまで学園の後輩が来ることは無いだろう!
 転移魔術が得意な渡部君が作ってくれた転移ゲートに誰かが間違って入ったりしない限りはね!」

『兄さんそれで今朝から五人ぐらい学園の方から人が来てるんだけど…どこにゲート作ったのよ。』

「駅のところさ。」『馬鹿なの!?兄さんが馬鹿なの!?渡部さんが馬鹿なの!?良く五人で済んでるわね!』

「おっと、僕を馬鹿にするのはいいが渡部君を馬鹿にするのは許さないぜ!ちなみに場所を選んだのは渡部君だ!!」

何と人通りが多いところに転移魔術のゲートが開いている為誤ってここに島の方から来てしまう人がいるのというのだ!
何故そんなものをそんなところに作ったのか!止めなかった真もまあ同罪である。