2017/11/27 のログ
セシル > 「………ハガネが、むやみやたらに他人を傷つけることはないと信じてはいるが…」

「ケンカ出来りゃそれでいい」というハガネの言葉に、困ったような笑いを零す。
逆説の接続助詞で締めるあたり、本心では抑制なり、他のことにも目を向けるなりの苦言を呈したいのだろう。

「私の方はせっかくの非番だからな。友と楽しめるならそれ以上に幸いなことは無いよ」

セシルの方は、端正な笑みでしれっと馴れ馴れしい言葉を吐いた。

「…ちょっと、近くでプログラムなり案内が無いか聞いてみよう。
当てずっぽうで回るよりは面白いものが見つかると思うし」

そんな風に言って、演習施設の出入り口の、案内係に声をかけに行く。

龍宮 鋼 >  
――どうだろうな。

(眼を細めて。
 遠くを見るような目。)

ッハ。
恥ずかしいセリフ真顔で吐いてんじゃねぇよ。

(が、続く言葉には笑顔を返す。
 軽く右手で彼女の肩へ拳をぶつけて。)

別にテキトーにまわりゃいいと思うんだが。
――真面目なこった。

(立ち止まり、彼女を目で追う。
 ポケットに手を突っ込んだままそこで待っていよう。)

セシル > 最初こそ突っかかられたものの、何だかんだで今は平和な関係を築けている。
「信じている」という言葉に嘘は無いし、だからこそセシルは鋼を「友」とストレートに呼んでいた。

「…?せっかく一緒に楽しむんだから、ハガネにとっての「外れ」は極力避けたいだろう?」

実習区の催しのパンフレットを得て、セシルが戻ってくる。
そんな風に言いながら、きょとんとしてみせるのであった。天然か。

実習区は常世大ホールを擁しているため、実は芸術系の催しの開催も多い。
ただ、訓練施設や演習施設では「魔術・異能・異世界との融和」を実践で見せるための「体格差が著しくても共にプレイ出来るスポーツのデモンストレーション」やら、「異世界流護身術講座」やら、平和な範囲で活動的なイベントも多く開催されていた。

龍宮 鋼 >  
――ッハ。
オマエと一緒ならどこでも楽しいっつったんだよ。

(首をかしげる相手に思わず笑いが漏れた。
 そしてそんな相手に合わせて歯の浮くようなセリフを言ってみた。)

んならここ行くぞ。
一緒に楽しむんだろ。

(パンフレットの「体格差が著しくても共にプレイできるスポーツ」のところを示す。
 そうしてその場所を目指して歩き出そう。)

セシル > 「………。」

いつも自分の言葉のまっすぐさを諌める側の友人が、まっすぐに返してくれば驚きに目を丸くした後…

「………そうか」

素の優しい声でそうぽつりと零して、はにかみがちの笑みを浮かべた。

「デモンストレーション…ああ、説明の最後の模擬試合、運が良ければ参加出来るかもしれないんだな」

「楽しみだ」と言ってにっと笑う。
そうして、2人はそのイベントが行われる場所に向かったのだった。

ご案内:「演習施設」から龍宮 鋼さんが去りました。
ご案内:「演習施設」からセシルさんが去りました。