設定自由部屋です。常世島内であるならご自由に設定を考えてロールして戴いてかまいません。
また、ここでは回想的なロールも可能です。ですので常世島の外でも構いません。しかし、あくまでメインは常世島の内部でお願いできればと思います。
その他常世島内の特殊な場所や、シチュエーションなどにご利用ください。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:15:24 更新
ご案内:「落第街の一角」からステーシーさんが去りました。
ご案内:「落第街の一角」からパンデミック(修羅)さんが去りました。
■ステーシー >
「あなたが斬った数を数えるように」
「私は守れなかった命を忘れない……さようなら、風牙」
負傷がオーバーフローし、プログレス状態が強制解除される。
全身に傷を負ったまま、それでも倒れられない。
周りには修羅の血飛沫がある。
倒れれば自分もどうなるかわからない。
「風鳴る神の加護を得た、修羅……風牙よ」
刀を鞘に納め、血まみれのまま去っていく。
「あなたのことも、私は決して忘れないでしょう」
鈴の音が、響いた。
■パンデミック(修羅) > 「馬鹿な…ッ!?」
「風神の!風神の力だぞッ!?」
「何故だ!!何故立っていられる!!」
「何故貴殿は風の刃を受け止める?!!何故喰らって立って居られる!」
修羅は驚愕し、叫ぶ。
あれは紛れもない、神の力。
竜巻を、台風を巻き起こし全てを吹き飛ばす偉大な神の力。
―――それは、絶空ノ一太刀よりも威力が高く、
千空刃よりも手数が多い。
「―――そうか。」
「そうだったか」
「………貴殿を立たせるのは…我が殺戮した者なのか…」
そして、理解する。無力に囁く。
鬼を裁く、断罪者。
修羅にはステーシー・バントラインがその様に見えた。
「―――我が…この…修羅、風牙が…!」
「全てを以ってして、敵わぬとは―――!」
エンドブレイカー。
それは修羅が刈り取った千に近い命を背負い、包み込む。
白の光は修羅の赤色を全て飲み込んで―――
文字通り、影も形もなく、この世界から消え去らせた。
■ステーシー >
着地と同時に呼吸を整える。
意識ははっきりとしている。黒刀に自我を乗っ取られることもない。
やれる。
「今までも本気だったわ、これは私以外の力を束ねたものよ」
「風牙ッ! あなたが切り裂いた者の無念がッ!!」
「あなたが壊した夢の数々が!!」
「私をここに立たせているッ!!」
旋空を真上に掲げた。
「私の名はステーシー! ステーシー・バントライン!! 私が! 私こそが!!」
肺の中に空気を送り込み、吼える。
「凶星を断つ剣なりッ!!」
風の刃は不可視にして凄まじい速度を誇る。
しかし見えないものを見て、感じ取れないものを感じて。
一つ一つ切り払い、あるいは一つ一つを受け、血に染まりながらも黒刀から放たれる雷気で散らし。
修羅の前に立つ。
「今すぐ立ち去れ、この世界から!!」
純然たる白と、血の赤。
切っ先に白の光が収束していく。
「終焉を退けし者の聖剣(エンドブレイカー)!!!」
束ねた人の想い。それは風牙に向けて、放たれた。
斬られた者の無念が、生きたかったという願いが。
至純の力となって修羅に向けられる。
■パンデミック(修羅) > 「―――ぬああぁぁぁぁァァァァ!!?!?」
鬼神が、戦く。
突然の反撃。そして―――満ちる神気!
異界の神の力が、鬼の神の力を凌ぎ、
一閃が絶空ノ一太刀を放った修羅の身体を衝撃波が吹き飛ばした。
「―――貴殿は、まだ…本気を出していなかった、だと…っ…?!」
あの一撃で倒したと油断したのもあったのかもしれない。
しかし、それを抜きにしたってその衝撃波は修羅に対してあまりにも絶大な効果をもたらした。
胴体が切れ、腕が3本千切れて落ちた。
―――残るは上半身と、利き腕の右手、ただ一本。
引き裂かれた修羅の下半身が無惨に赤黒い肉片となり、散らばった。
「その神性!その剣技!その速度!」
「認めようッ!確かに貴殿こそ我が最後の相手に相応しい!!」
「―――しかし!!」
「我が全てを賭してでも、貴殿を殺戮し、同胞へと導いてみせよう!!」
「貴殿もまた、最後に戦う相手に風牙の名を刻んでくれる!」
「行くぞ!修羅・風牙の最終奥義―――風神演舞ッッッ!!!」
パンデミックは、殺しをやめない。
例え自分が死にそうになったとしても、
より多くの生命体を1人でも多く殺そうとする。
それは、修羅もまた例外ではない。死に際、修羅が持つ最強最後の切り札が斬られる。
彼女が異界の神の力を借りるなら。
修羅も神の力を借りる。
それは風を司る鬼神、風神の力。
肉体と、持つ太刀―――風神ノ剣を捧げ…万全となったステーシー・バントラインに、
―――あらゆる方面からの風の刃が襲いかかり、全てを斬り裂こうとする!
■ステーシー >
絶空ノ一太刀が来る。
あるいは、今一度白刃一掃で相殺できるのではないか。
しかし、この負傷で全身の関節の連結可動などできるだろうか。
一瞬の判断の遅れ、目の前に剛剣が迫る。
逃げ。遅れ。弾く。不可。無理。死……
死ねない。
この理不尽を踏破するために、今一度……夢の神の力を借りる必要があった。
旋空には夢を司る神、アルテミドロスが宿っている。
人の持つ夢に反応し、それに力を授けてくれる。
例えそれが悪夢だろうと。
「うわあああああああああぁぁぁぁぁ!!!」
剣気発勝、同時に全身から白の極光が溢れ、そして。
相手の必殺剣を受けた。
右手の旋空で。姿は白装束へと変わり、髪の色も白く染まっている。
傷は全て塞がり、溢れる生命力で衣服まで修復された。
「能力開放(プログレス)……!!」
追い詰められた壁を蹴って跳躍し、上空から一太刀、一閃を衝撃波として飛ばした。
リボルバースイープ。
プログレス形態の時に使う基本技。
■パンデミック(修羅) > 「大きく出たではないか―――!」
「やって見せよ!」
「貴殿が我が最後の相手として相応しいのであればッ!!」
バックステップから新たな獲物を取るステーシー・バントライン。
対する鬼神はフルパワーモードを発揮し、ガンガンと刀をぶつけて、後のない所へと追い詰めていく…!
「―――ステーシー・バントライン!!
我が二本の腕を打ち落とした貴殿の名、覚えておこうぞッ!!!」
ステーシー・バントラインの防御はもう及ばなくなってきている。
―――トドメの一太刀を放つなら今だと判断したのだろう。
修羅は空へ四本の太刀を投げれば、一本にが統合され、修羅の手へ収まる。
「絶空ノ一太刀―――!!!」
最初と全く同じ。
刀を水平に構え、斬首狙いの一太刀が、トドメの一撃として放たれる―――!
■ステーシー >
「いかにも、あなたが最後に戦う相手の名よ」
顔を顰めながら首の傷をプラーナで塞ぐ。
プラーナは自分がこの世界に存在するための力。
自らを賦活できるが、乱用すれば待っているのは世界からの追放だ。
「!!」
振るわれた雪童は確実に相手を捉える。
しかし、深く刺しすぎた。相手の体から旋空が抜けなくなる。
相手が死を超越した者である以上、それは不自然という名の帰結。
四本腕の連続剣が来る。
その時、相手の体を蹴った。
ダメージなんてあるわけがない。体躯が違いすぎる。
しかし、後ろに跳ぶ、剣を引き抜く、姿勢を整えるの三つの役割を同時にこなす一手。
黒刀を抜いて、二刀流スタイルへ。
「千波万波!!」
二刀にて相手の攻撃を全て受けんと後退しながら連続剣を放つ。
しかし、しかし。
相手のパワー!! リーチ!! 手数!! 膂力!! 無尽のスタミナ!!
容易に人の及ぶものではない。
それが理の心と共に剣腕剣技まで振るうのだ、まるで反撃の糸口が掴めない。
「ぐ、うう!!」
体のあちこちが修羅の太刀を受けきれずに斬られ、血を流していく。
■パンデミック(修羅) > 「―――ほう。」
「貴殿、その名はステーシー・バントラインと言ったな。」
…そのうちあいは…互角。互角?
この修羅は、龍をも切り裂いた。
だが…その一撃必殺の剣を互角で止める。
それが如何に至難の業であろうか。
一歩間違えれば首が飛ぶ。だと言うのに力の差をひっくり返して防いで見せる。
「我が絶空ノ一太刀を受け止めたのは―――貴殿が始めてだッ!!」
「然らば!」
「我が真の力を見せてくれる―――!」
修羅は、修羅の力を解放する。
―――修羅の真の姿を。黒い靄を解き放ち、
そこから左右に2本ずつ―――計4本。最初にあったものを含めれば6本の腕が修羅から伸びる事になる。
「ハァッ!グオァッ!!ぬうううんッッ!!!」
修羅は―――左右二本の腕を犠牲にして、三連突きの2つを受け止める!
ステーシーの速力の乗った刃が、その二本の腕を突き落とした
だが、最後の一撃が間に合わない―――!
その一撃は修羅を捕えた。深く串刺しにした。
だが、修羅は既に人にあらず。
パンデミックは粉々になるまで活動する…!
「クク―――我が身はこれだけでは朽ちぬッ!!」
「喰らえ―――!」
自分に刀が突き刺さる状態のまま、
修羅は残った四本の腕を空へ掲げる。
そうすると、修羅の握る刀が4つに複写されてそれぞれの手に意思を持つように落下していく!
「千空刃(せんくうじん)ッッ!!!」
四本腕が織り成す無数の斬撃―――!
手数であっても負けてなる物か。そう言わんばかりに太い腕が次々と至近距離で刀を振るい襲わんとする!
■ステーシー >
「龍を斬り、滝を断ち、ここに修羅と切り結ぶもいいでしょう」
「しかし……あなたは人を殺しすぎた。あなたの罪は重い」
「風牙ッ! あなたのその太刀にこれ以上、無辜の命を奪わせはしない!!」
指先は旋空を選んだ。
相手の刃に風の流れを見たからだ。
殆ど刹那の判断だけど……やるしかない。
全身27箇所の関節の回転を連結加速させ、一刀にすべてを賭ける。
「白刃一掃ッ!!」
すれ違い様にお互いの刃が交錯する。
旋空が震え、首筋から僅かに血が流れる。
紙一重。
武というものは、全てを捧げる者にしか手を差し出さない。
自分なりに武に身命を捧げ修練を重ねた必殺剣が、互角。
砂利、と音を立てて身を翻しながら相手に返す刃で斬りかかる。
「バントライン一刀流、雪童ッ!!」
三連高速突きを放つ。相手のリーチと膂力、そして恵まれた体躯から放たれる剛剣は圧倒的。
ならば速度で上回るのみ。
■パンデミック(修羅) > 「…クク…獣人か。…然様、我に人の心などとうにない。」
「だが、殺戮に酔いしれる今も心地よい物よ」
「我が名は修羅。修羅の風牙(ふうが)!」
「良かろう…その心意気に敬意を表して―――一太刀で沈めてくれようぞッ!!」
修羅は太刀を構える。
まっすぐ―――地面に向かい、水平に。
まるで待っていたかのように。
「―――絶空ノ一太刀!!」
鬼神が飛び、刀を風の如く振りかざし…ステーシー・バントラインとすれ違い様、首を刎ねようとする…!
莫大な力量と、風を帯びる鬼力の一撃!
それは今まで多量の屍を築き上げた、正に必殺技。
■ステーシー >
落第街に来ていた。
理由は簡単、私が既に解体された組織とはいえ、怪異対策室三課だから。
既に課長、川添孝一が卒業したからって。
彼は無辜の人間の命を守るなとは決して言わないだろう。
巨躯を誇る修羅の前に立ちはだかり、神刀・旋空と
黒刀・雷切の柄頭に軽く手を掛ける。
「あなた、人を捨てているわね」
「人魔を断つも剣客が宿命……」
スカートの裾を翻して禍々しき血の香りを帯びた者の前で構える。
「元・怪異対策室三課。ステーシー・バントラインが相手仕る」
剣気発勝、尻尾が軽く揺れた。
■パンデミック(修羅) > 落第街で噂となった、首なしゾンビ大量発生事件。
その真相は―――。
「998…!」
「999…!!」
―――人の首を刎ねる殺戮者の仕業だった。
落第街にて刎ねた首の数、現時点で999人(匹)。
一般不良も、風紀委員も、獣人、竜人に至るまでを切り伏せる刃を持つモノ。
それが屠った生命体に触れれば―――首なし死体が赤く染まり、彷徨を始める。
「ふん…他愛もない。して……1000人目はどこにおるか?」
それは、鬼神(おにがみ)、修羅。鬼であり、また神である。
2m近い紫色の肌の巨漢。
それが一振りの太刀を握りしめている。
パンデミックに感染しながらなお、その屈強な精神力で気力と知能を保ったバケモノ。
けれど…行動理念は既に
より多くの命を殺し
より多くの仲間を増やす
それに汚染され切っていた―――!
ご案内:「落第街の一角」にステーシーさんが現れました。